トライアルのスマートストア外販2例目、スーパーセンターTAIYO本渡店にスマートショッピングカート導入
2022.04.22
2021.11.04
トライアルホールディングス傘下のRetail AIが、熊本店天草市に本社を構える太陽企業グループの太陽電気工業所が運営するスーパーセンターTAIYO本渡店に11月2日からスマートショッピングカートを納入した。
Retail AIが手掛けるスマートショッピングカートは、キャッシュレス決済機能付きタブレットを搭載した買物カートで、これまで51店で合計約5300台を導入済み。専用のプリペイドカードをカートに登録し、付属するスキャナーでお客⾃らが商品バーコードを読み取りながら買物を進める方式。
通常のレジでの商品登録や会計の手順を省くことができ、専用ゲートを通過するだけでキャッシュレス会計を済ますことができるのが特徴となっている。
レジ待ちの時間を短縮すると共に店舗オペレーションの省力化が実現できる仕組みとして、導入を進めている。
また、売場でスキャンした商品に応じたレコメンドをカート付属のタブレット画面に表示したり、その場で使えるクーポンを配信したりするといった機能も搭載していることから販促の仕掛けなどにも活用できる。
スーパーセンターTAIYO本渡店には約70台導入された。
トライアルグループ以外としては、これまでリテールパートナーズ傘下の丸久運営の2店に導入されている。今回はRetail AIとして2例目の外販となる。
Retail AIの永田洋幸社長は、「小売りのDX(デジタルトランスフォーメーション)は決して1社で成し遂げられることではありません。今後も太陽電気工業所さまをはじめ、多くの企業の皆さまと連携・協働し、われわれのミッションである『テクノロジーによって、新時代の買物体験を生み出し、流通の仕組みを革新する』を推進して参ります」とコメント。
また、太陽電気工業所第二営業部の大﨑浩二部長は、「DXについて一層の推進を図るため、フランチャイズ契約をしているトライアルさまのご協力の下、スマートショッピングカートを導入することとなりました。以前から課題となっておりましたレジでの精算時の待ち時間の短縮化を進めるため、セミセルフレジの導入、電子マネー決済の導入を経て今回のスマートショッピングカートの導入となります」とコメント。
大﨑部長によると、スマートショッピングカートは同社の平均的なレジ精算時間と比較して1分30秒ほど短縮できるという。
非接触という意味では新型コロナウイルス感染予防にも寄与すると思われる上、待ち時間が短縮されること自体が密を避けることにつながるという効果が見込める。
「感染予防に敏感なお客さまにもご支持いただけると確信しております」と大﨑部長。さらに、利用によって限定商品などのクーポンが付与されることに対しても、お客の支持を期待する。
レジには多くの人手がかかっているが、同社としてはスマートショッピングカートの利用率が30%になれば人員2人分のカバーができる他、売上げにおいても買上点数の2、3点の向上、10%の伸長が見込まれるとしている。
スーパーセンターTAIYO本渡店概要
所在地/熊本県天草市丸尾町6-35
営業時間/24時間
店舗面積/1000坪
駐車場/200台