イケアのアプリ決済「IKEA Scan & Pay」とは?使い方やメリットなどを解説
2022.04.22
2022.02.09
イケア・ジャパン株式会社は、IKEAアプリで商品のバーコードをスキャンしながら買い物をし、優先レジで簡単に会計ができる「IKEA Scan & Pay」を、 2022年3月までに全国のイケア店舗にて順次導入する。
本記事では、IKEA Scan & Payの概要とメリットをまとめた上で、初期設定方法や実店舗での使い方を解説していく。

目次
IKEA Scan & Payとは?
イケアは、IKEAアプリを2020年4月にローンチして以降、IKEAアプリを使って、ショッピングリストを作成したり、IKEAオンラインストアで商品を購入することができるようになった。
IKEA Scan & Payとは、IKEAアプリの新機能で、IKEAアプリを使用し、セルフで会計を済ませられるのが特徴。
使い方の流れとしては、店舗内の商品をIKEAアプリでバーコードスキャンし、買い物バッグ・ショッピングカートへ収納する。買い物が終われば、会計エリアへ進み、アプリ上に表示される2次元バーコードを優先レジにかざす。レジにバーコードスキャンした商品が表示されるので、内容を確認してキャッシュレス決済を行い、会計は完了となる。
優先レジでは、現金支払いを行えず、キャッシュレス決済のみ対応している点には注意したい。しかし、クレジットカードをはじめ、PayPay・LINE Pay・楽天ペイ・au Payといったスマホ決済サービスから、nanaco・WAON・iD・QUICPayなどの電子マネー、Suica・PASMOなどの交通系電子マネーにも対応。幅広い決済方法で、キャッシュレス決済が可能だ。
IKEA Scan & Payが利用できる店舗
現状で明らかになっている利用可能店舗は下記の通りだが、2022年3月までに全国のIKEA店舗へ導入予定となっている。
・ 2月10日 IKEA新宿、IKEA原宿
・2月中旬 IKEA港北、IKEA福岡新宮
・2月下旬 IKEA神戸、IKEA新三郷、IKEA鶴浜
・3月上旬 IKEA立川、IKEA Tokyo-Bay、IKEA長久手
※スケジュールは変更になる可能性があり
IKEA Scan & Payのメリットとは?
IKEA Scan & Payを利用することには、普通に買い物を行うよりも多くのメリットが存在する。本アプリの利便性・有用性をチェックしていこう。
買い物中にスキャンした商品・合計金額を確認できる
IKEA Scan & Payでは、バーコードスキャンした商品と、その合計金額をアプリ上から随時チェックできるのが大きな魅力。IKEAは大人気の家具メーカーであるものの、店舗数は決して多くない。時折足を運び、一気に商品を購入する人もいるだろう。
購入予定商品が多いと、買い忘れがないかチェックするのも大変だが、アプリであれば容易に確認可能。また、合計金額も表示されるため、予算を考慮しながらの買い物にも最適と言える。
会計後の袋詰めをせずに済む
小売店の有人レジは、スタッフが買い物カゴから商品を取り出してスキャンし、再び買い物カゴに収納した後、消費者が買い物袋へ詰め込むのが基本的な流れだ。
しかし、商品の袋詰めは時間もかかり、面倒である。コロナ禍においては、アルコール消毒など感染対策を行っているものの、レジスタッフを介して商品が手渡されることに、抵抗がある人もいるだろう。
IKEA Scan & Payでは、アプリでスキャンした未会計商品をそのまま買い物バッグへ詰め込んでも良い。
さらに、アプリ上の2次元バーコードをスキャンし、支払いを済ませるため、再度商品を取り出してスキャンする手間も発生しない。消費者の利便性を、大きく向上させる仕組みと言える。
優先レジの利用で待ち時間を短縮できる
IKEA Scan & Payを利用した買い物では、通常のレジではなく、専用の優先レジを使用する。利用者の少ない優先レジで、レジ待ちの時間を短縮可能となっている。
また、昨今では、セルフレジを導入する店舗も増えてきたが、レジで商品をスキャンするのが基本である。一方、IKEA Scan & Payは事前に商品スキャンを済ませられるため、よりスピーディーに支払いを終えられるだろう。
スタッフと非対面で会計できる
IKEA Scan & Payを使用する会計は、自身でバーコードスキャナーを利用し、決済を済ませる。スタッフと対面する必要がなく、現金のやり取りも発生しないのが特徴。
衛生面に配慮され、新型コロナウイルスの感染予防にも大きく寄与する仕組みだ。
IKEA Scan & Payの初期設定・登録方法とは?
ここでは、IKEA Scan & Payを利用可能な状態にするまでの初期設定・登録方法を解説していく。
IKEAアプリのインストール
まず、IKEAアプリが必要となるため、iOSのApp StoreもしくはAndroidのGoogle Playからインストールする。アプリのインストールは無料で行える。

IKEAアプリを起動すると、場所と言語の選択画面が表示される。場所が『Japan』、言語が『日本語』となっていることを確認し、画面下の『続ける』もしくは矢印ボタンをタップ。

次に、アプリのトラフィック・パフォーマンス状況の共有に関する画面が表示されるが、『OK』としておく。

続く画面では、IKEAアプリの簡単な概要が表示される。横へスワイプして『完了』を押すか、途中で『スキップ』のボタンをタップしよう。

IKEAアプリのホーム画面が表示されれば、アプリのインストールは完了となる。

初期設定方法は以上だ。
任意でお得なIKEA Familyに入会する
IKEA Scan & Payを利用する際、同時に行っておきたいのがIKEA Familyへの入会だ。IKEA Familyに入会すると、割引が適用され、お得に商品を購入できるようになる。
なお、IKEA FamilyにはWeb上からも入会できるが、アプリ上でも入会は可能。アプリから入会する場合は、まず画面下のユーザーボタンをタップする。

ユーザー管理画面に『新規登録』のボタンがあるので、タップする。

アカウント作成画面にて、個人情報の入力を行い、入会を完了させる。

すでにIKEA Familyへ入会している場合は、『ログイン』ボタンからメールアドレスもしくは電話番号と、パスワードを入力してログインする。

IKEA Familyの入会は任意であるが、入会金・年会費は無料となっているため、利用頻度が多い人は有効活用したい。
IKEA Scan & Payの使い方とは?
IKEAアプリの準備が完了すれば、次はIKEA Scan & Payの使い方を見ていく。まず、画面下のユーザーボタンをタップする。

ユーザー管理画面にて、『店舗で商品をスキャンする』をタップする。

タップすると、IKEA Scan & Payを利用可能な店舗一覧が表示される。自身が利用予定の店舗を選択しよう。

店舗を選択すると、元のユーザー管理画面に『セルフスキャン』のボタンが表示されるので、タップする。

スキャン機能が起動したら、実際にIKEA店舗内で商品の読み取りを行っていく。商品のタグや帯などにバーコードがプリントされているので、アプリでスキャンしよう。

スキャンした商品はショッピングカートに入れるか、そのまま買い物バッグへ収納する。

買い物を終えた後は、スマホ上に2次元バーコードを表示し、優先レジでスキャンする。レジモニターに表示される商品内容や金額に問題なければ、キャッシュレス決済を行い、IKEAでの買い物は完了となる。

IKEA Scan & Payの使い方は以上だ。
IKEA Scan & Payのまとめ
IKEA Scan & Payには、買い物中に商品の合計金額を確認できる、レジ待ち時間の短縮に繋げられる、会計後の袋詰めの手間を省けるなど、消費者にとって豊富なメリットが存在する。店舗スタッフと商品・現金のやり取りが発生しない点や、非対面で会計を済ませられるのも、コロナ禍においては魅力と言える。
もちろん、IKEA側も人件費抑制・レジ回転率の上昇など、導入によるメリットは多い。IKEAの新たな買い物体験であるIKEA Scan & Payで、安全かつスマートに商品を購入してみてはいかがだろうか。