セントラルスクエア恵比寿ガーデンプレイス店はライフコーポレーションが創り出す「SUPERMARKET4.0」だ!

2022.04.12

ライフコーポレーションが、旗艦店となる「セントラルスクエア恵比寿ガーデンプレイス店」を4月15日にグランドオープンする。

「新しいスーパーマーケット(SM)をつくろうということで、社内で2年近く検討を進めてきた。いままではSMは『良い店、良い品、良いサービス』といわれていたと思う。『良い立地に良いお店をつくって、良い商品を並べて、良いサービスをしていれば滅びることはない』ということでずっとやってきたが、それがあるのは当たり前で、それだけではもう生き残れなくなっている。プラス、データ活用とテクノロジーがないとこれからのSMは生き残っていけないと考えて進めている。それを具現化したのが、セントラルスクエア恵比寿ガーデンプレイス店となる」(岩崎高治社長)

岩崎高治社長

その上で同店を新しいSMとしての「SUPERMARKET4.0」と位置付ける。最初に日本に登場した第一世代を「1.0」、2000年代に入ってネットスーパーが広がりを見せた状況を「2.0」、10年代のオーガニック商品などの取り扱いの本格化を「3.0」と位置づけた上で、それに続くものとなるが、「これをただ単に1カ所で展開しただけでなく、垣根を越えてシームレスにつながる」(岩崎社長)ことが重要になるという。

セントラルスクエア恵比寿ガーデンプレイス店では、アマゾンと自社のネットスーパーを両方手掛けるだけでなく、「セントラルスクエア」「ビオラル」というリアル店舗とつなげる新しい形のSMを目指す。

その上で、「データ活用とテクノロジーを使って、お客さまがいつでも、どこでも、ご自身が一番買物がしたいパターンでお買物ができる環境を整えたいと思っている」(岩崎社長)。

同店のオープンで同社の店数は首都圏126店、近畿圏160店の合計286店体制となる。

写真はイメージ、以下同

JR恵比寿駅から動く通路「恵比寿スカイウォーク」でつながるなど駅からのアクセスも良い上、商業だけでなく、オフィス、住宅、文化施設が集積する恵比寿を象徴する都心の大型複合施設「恵比寿ガーデンプレイス」への出店。

センタープラザのリニューアルによって地下2階に先行オープンする「フーディーズガーデン」の核店的な存在となる。同施設にはライフコーポレーションの他、明治屋恵比寿ストアー、東京初出店となる長野県小諸市の人気自家製ハム・ソーセージ専門店「デリカテッセンヤマブキ」、カルディコーヒーファームやトミーズなどの食品専門店やドラッグストアのトモズなど9店の他、期間限定で宮城県岩沼市のレトルト食品専門メーカー「にしき食品」の自社ブランドである「NISHIKIYA KITCHEN」が出店する。

セントラルスクエア恵比寿ガーデンプレイス店「日々のお買い物を、便利から楽しいへ。すべてがつながる、新しいスーパーマーケット」をコンセプトにライフコーポレーションとして初の取り組みにチャレンジするという。

こだわりの逸品やここでしか買えない限定商品などを取りそろえ、「毎日のお買い物にも、特別なハレの日にも、すべてのお客様にご満足いただける商品・サービスを提供」する。

「すべてのお客」を対象にする広域商圏の旗艦店といえ、まさに現段階のライフコーポレーションのマーチャンダイジングの集大成といった店になるとみられる。

1km圏内は約9万人のオフィスワーカーが働く。また、店舗から1km圏内は単身世帯比率が58.5%、2人世帯比率が22.5%と全体の8割が少人数世帯という商圏。年齢別人口構成は30代が19.5%と最も高く、次いで40代が18.3%となっている。

首都圏ライフ初の取り組みとして、水産の鮮魚売場に活魚水槽を導入。店舗にて活〆、神経抜きを行い、常に新鮮な海の幸の提供に努める。

畜産では、ブランド肉の取り扱い希少な黒毛和牛「壱岐牛」、しっとり甘い脂身と繊維がきめ細かくやわらかい赤身が特徴の「安納黒豚」、筋繊維が細かくやわらかな肉質で弾力がある「さつま若しゃも」などライフで初めて取り扱うブランド肉を販売。

また、恵比寿ガーデンプレイス店限定商品として、畜産ではオーダー式弁当を導入。高質な黒毛和牛を使用したステーキやハンバーグなどを注文を受けて焼き上げる。

惣菜では弁当の種類について「ライフNo.1!」とする。恵比寿ガーデンプレイス店限定のハレの日などに向けた弁当や既存店で人気の「玉子焼き弁当」の新作などを販売予定。通常店の1.5倍である約50種類の弁当をそろえる。

また、ライフのオリジナルブランド鶏である「岩手県産純和赤鶏」を使用し、店内で焼き上げる焼き鳥を導入し、「専門店にも負けない本格的な焼鳥」を提供。

インストアベーカリー「小麦の郷」では、店内で熟成させた発酵種を配合して焼き上げるホテルブレッドやフランスパンなどを販売。

加工食品では、地元商品の販売として、恵比寿に店舗を構える「36 チャンバーズ オブ スパイス」「猿田彦珈琲」「SHIBUYA CHEESE STAND」「山田屋まんじゅう」などの商品を取りそろえる他、オープンを記念して、「ヱビスオリジナルデザイン缶」を数量限定で先行販売する、

また、農産では通常店の1.4倍である約1000種類の野菜、果実を取りそろえる他、有機農産物コーナーも導入。

さらに農産では店内製造のサラダを展開。素材にとことんこだわった「有機野菜100%使用」のサラダなども展開する。

独自商品としては、大型の「BIO-RAL(ビオラル)コーナーを導入。ナチュラルライフスタイルを取り入れたい人、素材本来の味を楽しみたい人に向けて「オーガニック・ローカル・ヘルシー・サスティナビリティ」のコンセプトに沿った商品を集積。

また、地域との共創の取り組みでは、地産地消の食品リサイクルループとして店舗から排出される食品残さをコンポストなどで堆肥化させ、恵比寿ガーデンプレイス内にある大型プランターに肥料としてまき、農作物などを育て、それを地域へ還元する循環型の取り組みを計画している。

さらにパッケージに傷が付き店舗で販売できない商品や、お客が持ち寄った食べる機会のない食品などをフードバンクや子ども食堂へ寄付するフードバンク、フードドライブ活動の実施を計画している。

なお、4月11日に発表した2022年2月期決算では、連結営業収益7683億円3500万円(前期比1.2%増)、同営業利益229億3200万円(同16.3%減)、同経常利益236億9500万円(同15.8%減)、同親会社株主に帰属する当期純利益152億800万円(同14.7%減)と増収減益となった。

新型コロナウイルスの影響で業績が大幅に上振れた前期の反動がある中、単体の既存店売上高前期比は99.3%とわずかに割ったものの18期連続の増収を確保し、さらに単体の粗利益率を0.3ポイント改善させ31.0%まで高めた。

「売上げが約100億円増え、売上総利益は約50億円増えた一方で経費が約100億円増加した。経費のうち主なものは人件費で約55億円。この内容は採用を強化したことが主な理由。売上高、営業収益は18期連続の増収で過去最高、経常利益は減益だが、過去最高の32店の大型の改装投資をやり切った上での過去2番目の水準なのでまずまずの結果」(岩崎社長)

また、22年2月期のネットスーパーの売上高は100億円の計画をわずかに下回ったが、96億円まで高まった。「取り逃した需要があった。ピッキング、パッキングする人材を増やす、車を増やすなど機動的にキャパシティを増やすことができれば100億円は優に超えることはできたかなと思っている」(岩崎社長)ということで、ポテンシャルはあるとみる。そのため、23年2月期には200億円、30年2月期には1000億円を目指す方向性は変わらない。

ライフコーポレーションは、大きなテーマとして「同質競争からの脱却」を掲げ、独自商品の開発、新店開発への積極投資、ネットスーパー、カード、デジタル技術の活用などを進めていく方針を示す。

今期、11店の大量出店を予定するが、今期1号店となる旗艦店、セントラルスクエア恵比寿ガーデンプレイス店は、まさにその方針を具現化する店になりそうだ。

セントラルスクエア恵比寿ガーデンプレイス店概要

所在地/東京都渋谷区恵比寿4-20-7恵比寿ガーデンプレイスセンタープラザB2

オープン日/2022年4月15日

売場面積/1765㎡

営業時間/9時30分~22時30分

駐車場/463台(施設内一般)

売上目標/42億円

店長/松原雅昭

従業員数/177人(社員30人、パートナー147人)

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