盆商戦

  • 【盆商戦】対策2024 惣菜編 地元の食材を使った精進料理とおもてなし料理、単品を組み合わせるだけで提案の幅は広がる

    8月の旧盆の帰省客や訪問客に郷土料理の精進料理とおもてなし料理を提案したい。精進料理は植物性タンパク質だけの厳格なものでなく、肉料理は使わないものの、エビ天など魚介料理を使う「ペスクタリアン(植物性タンパク質+魚介類のタンパク質)」メニューを提案。おもてなし料理は地元の食材を使った郷土料理を提案する。                         …

    2024.07.09

  • 【盆商戦】対策2024 鮮魚編 相場安の解凍本マグロを生かし、刺身のマンネリを「価値訴求」で脱する

    2023年の盆商戦期間(8月11日~15日)の売上状況は、全国的におおむね好調であった。令和になって11日が「山の日」の祝日となったため、盆商戦の帰省が11日を起点にしてスタートするようになった。さらに昨年の曜日回りは、「山の日」の祝日が金曜日で3連休となったため、予測通り期間前半に売上げが集中する結果となった。 8月11日~13日の3日間の傾向としては、次の表のように売上高、客単価、買上点数共に12日が3日間の中で一番高くなったが、1点単価だけは13日が一番高く、買上点数は3日間の中で一番低かった。13日は刺身盛り合わせ、寿司盛り合わせなど大型商品、高額商品に集中した購買状況がうかがえる。 …

    2024.07.09

  • 【盆商戦】対策2024 グロサリー編 キーワードは、「帰省移動」「土産」「ホームパーティ」「孫需要」「猛暑、夏ばて」と今年は「インバウンド需要」

    盆と正月は日本人にとって1年間の生活の中で大きな節目となる生活習慣として定着している。盆商戦は年末年始商戦と共に2大商戦である。ただ、正月と違う点は盆には7月13日から16日までの新盆と8月13日から16日までの旧盆があること。 東京、金沢市と函館市の一部の地域などは7月の新盆だが、全国各地のほとんどは8月の旧盆である。再度、自店のエリアの生活習慣を確認しておきたい。 かつての盆商戦では手作りの伝統食の煮しめ料理などの食材を販売していたが、「簡単便利に」という傾向を踏まえ、販促アプローチのポイントは次のようになる。 「帰省移動」「土産」「家族や友人とのホームパーティ」「孫需要」「猛暑、夏ばてを…

    2024.07.09

  • 【盆商戦】対策2024 精肉編 輸入の価格上昇の中にあって「安売りは厳禁」、冷静な判断で安定利益を確保

    精肉には過去稀に見る向かい風が吹いている。特に、輸入肉に関しては、為替や相場が極めて良くない方向に動いていて、仕入原価高騰で2023年よりもさらに過酷な状況となる。 過去5年を見ても米ドル/円為替が約50円の円安。分かりやすく表現すれば、精肉では米国産牛肉1100円/kgだった商品が、現地価格は同じでも為替の影響で1600円/kg出さなければ購入できないということである。 全く同じ商品でも、為替が円安に振れているだけで1.5倍のお金を出さなくてはならない。これは、米ドル/円だけでなく、豪ドル/円も同様に円安となっているため、豪州牛でも同様のことが言えるのである。 価格が上がる米国産牛肉、国産は…

    2024.07.08