加工食品

  • 2023.12.25

    寒さ続く中、温かいメニュー、4週には春に向けたメニュー提案に変化|「これは押さえたい」グロサリー編・2024年2月

    フロントオフィス企画代表 近藤 智 2024年は閏年で、昨年よりも販売日が1日多い。23年よりも売上げの前年対比で確実に3%は伸ばしたい。そのために販売計画の精度を高めるための準備をしておく。具体的には、まず、消費環境を再確認する。 物価上昇、特に食料品全体の値上げの環境下、節約志向は定着した感がある。その具体的な対策準備として、「頻度」という切り口で販売促進策を構築する。具体策として、家庭の台所、冷蔵庫に常備している「高頻度使用食品」「高頻度購買食品」を訴求したい。 例えば、調味料類ではマヨネーズ、ドレッシング、ケチャップ、みそ、しょうゆなどの調味料、即食食品類ではカップ麺、インスタント麺、…

  • 2023.11.17

    12月は5つのくくりで販促企画、需要を把握し機会損失をなくしたい|「これは押さえたい」グロサリー編・2023年12月

    フロントオフィス企画代表 近藤 智 12月は販促の流れを平月区分の4つではなく、少なくとも5つの区分で確認しておきたい。その理由として12月20日以降は週間の曜日別買物行動が平月と違い、特に24日までの期間と年末年始準備モードに入る25日から31日までは買物行動が全く違うからである。それに即応して販促アプローチ、商品カテゴリーごとの商品構成とボリューム訴求法に注意したい。 11月27日(月)から12月3日(日)までの第1週。いよいよ年末商戦の第1弾に突入の時季となる。年末商戦は1年間のお客からの評価を受ける機会なので、新規商品投入の「新化」、こだわり度を深める「深化」、予約販売強化など売り方の…

  • 2023.09.29

    七五三、ボジョレヌーボーなど中旬にホームパーティ需要多し|「これは押さえたい」グロサリー編・2023年11月

    フロントオフィス企画代表 近藤 智 毎日の生活行動に影響する新型コロナウイルスが9月中旬ごろから第9波と思われるような兆候が出てきた。さらに、インフルエンザの同時流行も懸念され始めた。 買物行動として、まとめ買い、免疫力アップを基本とした健康志向の食品やメニューへの関心が高まることに注意する。 10月30日(月)~11月5日(日)の変則的な第1週は、新型コロナ第9波やインフルエンザに注意しながら、深秋の紅葉狩りや11月3日(金、祝)の「文化の日」からの3連休を利用した家族旅行を楽しむころとなる。野外でたき火を楽しみながらの野宿の1人キャンピングも定着してきた。キャンプ料理、たき火料理そのものが…

  • 2023.09.01

    ハロウィーンをパーティ軸で品揃え、31日にかけて盛り上げる|「これは押さえたい」グロサリー編・2023年10月

    フロントオフィス企画代表 近藤 智 第1週は10月1日(日)から10月9日(月・祝)と変則で捉える。コロナ対策が緩和され、昨年自粛した秋の行楽を楽しみたい人が増えると予想される。具体的には旅行、屋外でのスポーツ、キャンプなど、活動が活発になると思われる。日常生活では値上げの影響で節約志向が定着したが、旅行など「めりはり需要」が期待される。 第2週も10月10日(火)から10月15日(日)の変則で捉える。秋が深まり、サンマ、戻りカツオ、マグロなどの海の幸、リンゴや柿、ミカンなどの山の幸が出回り、秋の旬の味覚を楽しむ生活モードになる。地域によっては初霜が降りて、冬支度が本格化するころとなる。このこ…

  • 2023.08.08

    防災の日を機に非常食のローリングストック提案|「これは押さえたい」グロサリー編・2023年9月

    フロントオフィス企画代表 近藤 智 9月は台風の発生はじめ、全国的に災害リスクが高まると思われる。また、新型コロナは第9波の兆候が見られるなどリスクbのある9月である。そのことを前提として、重点商品、売場展開の前に「これは押さえたい」9月暮らしのたたずまい、販促の流れを4つの区分で確認しておきたい。 9月1日(金)から9月10日(日)までの変則的な第1週。大規模自然災害の多発が定着した感がある中、防災意識が高まってきた。そこで、昨年同様、9月1日の「防災の日」を機に非常食にもなるローリングストックの入れ替えを家庭で再確認することを提案したい。今年は家庭だけでなく、災害発生時、帰宅できずに職場に…

  • 2023.06.16

    猛暑が予想される中、夏ばて、秋ばて意識し朝食、カレー、黒糖菓子提案|「これは押さえたい」グロサリー編・2023年8月

    フロントオフィス企画代表 近藤 智 今年の8月は昨年の8月と大きく違うと再確認しておきたい。1つはコロナ感染対策が2類から5類へと大きく緩和され、夏休み中は家族旅行やキャンプなど屋外への外出が増えることが予測されること。 もう1つは昨秋から継続的に食料品の値上げとなり、買上点数が伸び悩んでいること。このことを踏まえた上での展開としたい。 7月31日(月)から8月6日(日)までの第1週は夏本番を迎え、家族や親しい友人仲間と暑気払いとしてミニ旅行やホームパーティ形式で飲食されるシーンが増えるころとなる。子どものいる家庭では夏休みも8月に入ると、子どもの生活が乱れがちになるが、定時の朝食で規則正しい…

  • 2023.05.15

    真夏本番、夏休み入り対応商品、本格化する行楽需要への準備も|「これは押さえたい」グロサリー編・2023年7月

    フロントオフィス企画代表 近藤 智 6月26日(月)から7月2日(日)までの第1週は気温上昇に伴い、スパイシーなアジア系エスニック料理や涼味食品のさっぱり系のメニューの人気が急上昇するころとなる。山間部でゲリラ豪雨災害の発生や台風の発生などの可能性もあり、パックご飯などの即食系やペット飲料系の買い置きも提案訴求展開したい。 7月3日(月)から7月9日(日)までの第2週。7月7日(金)は小暑。真夏本番へ突入の時季となる。気温が上昇し日差しがさらに強くなり、食品以外ではUV対応や汗ばみ対策の需要があがる。アイスクリームやみつ豆、炭酸系飲料など、クールデザート、涼味食品、夏の味覚を勢ぞろいさせて訴求…

  • 2023.02.20

    節約モードが浸透、後半はGWにかけて初夏モードへ|「これは押さえたい」グロサリー編・2023年4月

    フロントオフィス企画代表 近藤 智 新型コロナウイルス感染対策の生活モードに入って丸3年が経過した。ここに至って、マスク着用は個人の判断に任せるなど、生活シーンによっては緊張感が和らいできた。 国は5月8日をもって、感染防止策を緩和する。4月は春で心理的にも生活行動範囲が広がり、買物を含む外出の頻度が増えると予測される。 そこで、売場づくりは視覚的にはピンク色を基調として、また聴覚的には明るく体が小躍りするような軽快なBGMでの演出がポイントとなる。 また、昨秋から続いた値上げ、特に電気料金高騰などで、節約、倹約モードが浸透していることを再認識したい。具体的には、台所、冷蔵庫の中に常備している…