ベルクとセーフィーが共同でエッジAIカメラ「Safie One」を活用した実証実験を実施

2022.08.05

クラウド録画サービスシェアNo.1(*1)のセーフィー株式会社は、株式会社ベルクと共同で、新たに提供を開始するエッジAIカメラ「Safie One(セーフィー ワン)」による店舗業務の実証実験を行った。

実証実験の背景と概要

本実証実験は、最先端となる「Safie One」のAIカメラの映像を通じて、小売業における業務の改善と向上を目的としている

これまでベルクでは、既存の設置カメラにおいて、売り場での陳列・売れ行きの確認やバックヤードでのオペレーション確認に映像を活用し、売り上げ拡大や業務改善に取り組んできたという。

一方、店舗スタッフ(店長、部門管理者)は、店舗ごとの業務対応から、映像を見る時間を割けないという課題が存在。今回「Safie One」によるクラウド録画サービスの映像とAIが連携し分析を行うことで、従来の業務における課題の改善と新たなスタイルを創出するため、実証実験に至ったという。

【概要】
・対象店舗:ベルクフォルテ我孫子店(千葉県我孫子市つくし野4-1-2)
・開始:2022年4月
・Safie対応導入機器:「Safie One」(計4台)
・内容:店舗における業務向上を目的とした以下の施策

実証実験の内容

【1】立ち入りカウント(エリアカウント)による検知

お弁当(惣菜)エリアの俯瞰できる場所に「Safie One」を設置。映像とAIによる立ち入りカウント検知を連携したデータ分析を行い、適切なお弁当の陳列と補充を管理するものとなる。

今回はエリアを4分割したゾーン計測により、お客の立ち寄りが一番高いエリアを明らかにし、人気商品などを適切に配置する場所を検討し陳列へつなげ、今後は、販売実績のデータと掛け合わせることで、値引き分析、PI値分析による管理にもつなげるという

・目的:お弁当エリアの滞留率検知による販売精度の向上
・対象エリア:お弁当エリアを4つに分割して計測
・取り組み:立ち入りカウントの検知から、滞留数、通過人数、滞留率を数値化。4つのエリアの滞留率(通過人数÷滞留人数)をカウント。曜日、時間帯などを軸に、各エリアの要因についても検証。

■立ち入りカウントで得られた知見
・各エリアにおけるお客様の回遊(流れ)の把握
・消費者の購買行動にあわせた商品配置の変更(※写真①~②)
・曜日や商品キャンペーンにより、旬の商品や売り切り商品の配置の決定

【2】通過人数カウント(ラインカウント)による検知

・目的:入店時のライン検知により取得できる滞在者数から、曜日、時間帯の傾向を把握することでレジ開放やシフト最適化につなげる
・対象:店舗入口2ヵ所に「Safie One」のカメラを設置
・取り組み: 「Safie One」で記録した映像をもとにライン検知を実施

【3】通過人数カウント、立ち入りカウントの検知データと販売データを連携し、店舗の統合的な数値の可視化

・目的:店舗の検知データと販売データを連携し、店舗の統合的な数値の可視化
・対象:通過人数カウント、立ち入りカウントとPOSデータ
・取り組み:「Safie One」の映像検知から、4つの数値(店前交通量、入店者数、滞留者数、購入者数)とPOSデータを組み合わせファネルにより可視化

実証実験から得られた知見

今回の実証実験から、映像とAIによる立ち入りカウントを活用することで、商品販売に関する新たな知見が得られたという。

また映像とAI連携により、惣菜・お弁当コーナーにおけるフードロスへの貢献も期待できるとしている。今後は通過人数カウントによる時間帯別の滞在者数の分析を進めることで、最適なレジ開放数やシフト配置による混雑エリアへの改善をはじめ、立ち入りカウントとPOSデータを連携した店舗の統合的な数値の可視化を目指していく。

・販売強化:映像とAIによるカウント数値を活用した新たな販売強化
・販売戦略:検知データ(通過人数カウント、立ち入りカウント)とPOSデータを連携した店舗の統合的な数値の可視化
・フードロスへの貢献:映像とAIカウントによる惣菜・お弁当コーナーにおける効率的な配置から、商品の売れ残りの抑止に貢献

セーフィーとベルクでは、今後「ベルクデジタルラボ」において実証実験を行うことで、新たな業務スタイルの創出を支援し、現場DXを推進していく予定だ。

(*1)テクノ・システム・リサーチ社調べ「ネットワークカメラのクラウド録画サービス市場調査」より、エンジン別カメラ登録台数ベースのシェア(47.5%)

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