ライフ大井町トラックス店が3月28日オープン、駅直結の複合施設に「ビオラル」と区画を分けた形で出店、ベーカリー、惣菜に大きな手応え
2026.05.07
ライフコーポレーションは3月28日、JR大井町駅直結の大型複合施設「OIMACHI TRACKS」の2階部分に、ライフ大井町トラックス店をグランドオープンした。HOTEL & RESIDENCE TOWERの2階に位置し、ライフ部分については9時30分から24時まで営業する(「ビオラル」は20時まで)。

今回は、ライフ部分とオーガニックを含むナチュラル志向フォーマットである「ビオラル」部分で区画を分けた形での出店となる、売場面積はライフが約360坪、ビオラル約40坪で合計約400坪での出店となった。

OIMACHI TRACKSは、JR線、東急線、りんかい線の大井町駅に直結する複合施設で、店舗の他、シネマコンプレックス、ホテル、オフィス、住宅が一体化した施設となる。ライフ店内にはイートインスペースがないが、施設に隣接して約1400坪の広場である「TRACKS PARK」他、随所にベンチなどが併設されていることから外部からのお客に関しても昼食などの需要も見込める。また、上層階にはホテル、住宅があることから宿泊客や新規入居者の利用も見込める。
競合店としては、約50mの至近にイトーヨーカドー大井町店がある他、約200mの距離で西友大井町店、約100mの距離で肉のハナマサPLUS大井町店、さらに駅中施設内に成城石井アトレ大井町店、駅前施設内に阪急大井食品館があるなど、人口が多い駅周辺だけに至近に競合店が集中している。
1km圏の世帯数は約4万世帯、人口は約7万200人と多く、また、年齢別人口構成では30代が17.5%と最も高く、次いで40代の17.3%となっていて、東京都平均よりも40代までの若年層が多い地域となる。同商圏の単身世帯比率は58.6%と高く、2人世帯比率は20.1%で、商圏の約8割を少人数世帯が占めることも特徴。

既存店では周辺2km程度だけでも大崎ニューシティ店、品川御殿山店、西五反田店、五反田店、東馬込店があるなど、ドミナント化が進むエリアで、知名度も高そうだ。
マーチャンダイジング面では立地や商圏特性からやはり惣菜を主力に据え、レイアウトでは入口を入った場所に農産とインストアベーカリー、惣菜を並列で配置した上で、特に惣菜についてはワンハンドで食べられる即食商品や弁当群を充実させた。

特に強化されている弁当売場には、「コスパコーナー」を設け、自社工場製のアウトパックの390円の商品の商品を基準ラインとしつつ、ボリューム訴求の598円、698円のラインの商品を加える形で集積。単に低価格の商品をそろえるだけでなく、「コスパ(コストパフォーマンス)」の名のとおり、あくまで価格に対する価値の高さをアピールする。このコーナーには、「弁当が値頃に買える」というイメージを醸成する意図がある。

一方で「お弁当・お惣菜大賞2026」入選の「贅沢海苔弁」シリーズも展開するなど、商品構成として高単価帯にもラインを広げる他、通常のおにぎりよりも具だくさんで、かつワンハンドで弁当より気軽に食べることができる「”おにぎり“以上”弁当“未満」シリーズを新発売するなど、ランチ需要を含めた即食需要の取り込みを図る。



惣菜では他に「WORLD FOOD(ワールドフード)」コーナーを設け、世界各国の料理を再現した鉄板商品を含む惣菜、弁当を集積。各国の料理を知る層に訴求する他、円安で海外旅行のハードルが上がる中で「海外旅行気分を味わう」需要なども見込む。鉄板焼きコーナーでは台湾の人気料理を再現した「台湾焼きそば」、台湾の定番朝食「ダンピン」などを新発売した。

また、加工食品ではアジアン系食品ゾーンを設け、家庭でも気軽にアジアン料理が再現できるように調味料や加工食品などを集積。

惣菜では他に、「ボウルセレクション」コーナーを設け、アサイーヨーグルトボウル、糀とヨーグルトを合わせた商品、色彩豊かなサラダボウルなど、見た目で訴求する商品もラインアップしている。
また、即食軸でデザート商品の強化も図られている。インストアベーカリーの「小麦の郷」では、ホイップクリームとイチゴを挟んだ「ワッフルサンド」を展開する他、惣菜では、大福をどら焼きの皮で挟んだ和スイーツの「大福どら焼き」を新たに登場させた。農産部門の「カットフルーツコーナー」は間食、あるいは食後のデザート需要が見込める重要な商材だ。


インストアベーカリーは時間帯に合わせて焼き立てパンを展開する他、具だくさんサンド、カツサンド、ホテルブレッドなど選ぶ楽しさを訴求。オープン後はベーカリーが非常に好調で、商業施設の性質や商圏の状況にマッチしているようだ。現状では、ライフコーポレーション全店でもナンバーワンの売上げが視野に入る状況だという。弁当を含む惣菜も好調で、同社の中でも売上上位に食い込むことが期待される。


生鮮については、400坪以下の売場規模ではあるが、農産、水産、畜産の各部門、しっかり売場を構築している。水産は対面販売コーナーを設置し、要望に合わせた調理対応も実施。曜日限定で当日朝に水揚げされた鮮魚を直送する「新幹線鮮魚」も展開するなど鮮度も含めた形で訴求する。また、水産部門の寿司である「うを鮨」、魚惣菜の「さか菜亭」も展開する。


畜産コーナーには、ローストビーフなどのオードブルを集めたゾーンの他、水産と同様、肉惣菜の「肉屋さんの手づくりおかず」を展開。晩酌のおつまみ需要を取り込む構成とした。



農産でも店内製造のサラダではこだわりトマト、有機野菜を使用した商品を品揃え。また、「ドライフルーツ&ナッツバイキング」では好みのドライフルーツやナッツを専用カップに詰められる方式で提供。






また、昨今は新店のほとんどでコーナー展開される「ビオラル」については冒頭で触れたように別の区画として分けていることが今回の大きな特徴といえる。展開商品数は2446で、「オーガニック・ローカル・ヘルシー・サステナブル」という同フォーマットが掲げる4つのコンセプトに沿った食品、生活用品をラインアップする。



ビオラルでもライフ同様、ランチ需要に向けて、「素材にこだわったサラダ&おかず」と銘打ってオーガニック原料や食品添加物に配慮した惣菜、弁当も展開する。

オペレーション面では今回、初めてレジを全てセルフレジにしたことが挙げられる。ライフ部分にはフルセルフレジ12台、キャッシュレスセルフレジ17台を配置し、ビオラル部分にはフルセルフレジ2台を設置した。立地として客単価が低くなることが想定されたこともある他、高齢者を含めて利用への抵抗が以前と比べて減ってきているとみられることもあって踏み切った格好だ。
フルセルフレジでは従業員は常時お客の状況を見ていることから、仮に使用に抵抗がある、もしくは使用ができないなど困っているお客がいたら、セルフレジでのチェックアウトを従業員が手伝うことを徹底するオペレーションとすることで、セルフレジ使用に関する問題は解決が可能と判断した。


ライフ大井町トラックス店概要
所在地/東京都品川区広町2-1-3OIMACHI TRACKS HOTEL&RESIDENCE TOWER2階
オープン日/2026年3月28日
営業時間/ライフ9時30分〜24時/ビオラル9時30分〜20時
売場面積/ライフ1186㎡、ビオラル125㎡、合計1311㎡
駐車場/270台(地下2階〜1階、施設共有)
店長/浅見和義
従業員数/86人(社員20人、パートナー66人)
レジ/ライフ:フルセルフレジ12台・キャッシュレスセルフレジ17台、ビオラル:フルセルフレジ2台
取扱商品数(おおよその数)
ライフ農産/575(野菜400、果実150、花25)
ライフ水産/200(鮮魚130、塩干70)
ライフ畜産/500(精肉320、加工肉180)
ライフ惣菜/435(弁当140、フライド95、要冷150)
ライフベーカリー/90
ライフ加工食品/5340(加食3060/菓子1030/酒1250)
ライフ日配食品/2972(和日配732、洋日配876、冷食700、アイス170、卵34、パン和洋菓子460)
ライフ生活関連/1000(日用雑貨712/家庭用品275、文化用品4、ホームファニシング9)
ライフ計/1万1112(フーズ1万112、ノンフーズ1000)
ビオラル惣菜/37(弁当22、要冷15)
ビオラル加工食品/1932(加食442、米16、加食1260、酒214)
ビオラル日配/477(和日配57、洋日配259、冷食59、アイス28、パン58、フレッシュデザート16)
ビオラル計/2446
総合計/1万3558









