イトーヨーカ堂、イオンリテールがネットスーパーの非接触、非対面での受け渡しが大幅増加と発表
2022.04.22
2022.02.09
新型コロナウイルスの影響もあって2020年から急激に需要が増加しているネットスーパーで「非接触」の受け渡しが拡大している。
イトーヨーカ堂は、自社の「イトーヨーカドーネットースーパー」で導入している「非接触お届けサービス」の利用件数が前年に比べ約4割増えていると発表した。
同サービスは、コロナ禍による非接触サービスに対する関心の高まりを受けて20年4月8日から開始。22年1月末現在、ネットスーパーを実施している全107店で対応している。
配送時には、まず配送員がインターフォンを鳴らし、お客に玄関前に商品を置くことを伝えた上で玄関前にビニール袋を敷き、レジ袋に入った商品を置く。その後、再度インターフォンを鳴らし、作業が完了したことを伝え、配達員はその場を離れ、お客が玄関前に置かれた商品を受け取るという流れだ。

同社のネットスーパーの利用件数は前年比約1割増という状況にあるというが、その中で「非接触サービス」が約4割増になっているという。
また、イオンリテールは、20年に開始した「非対面でのお渡しサービス」の需要が22年1月、前年比約6倍まで増加していると発表した。

同社では08年にネットスーパー事業を開始し、現在約230店まで配送拠点を拡大。20年には感染症拡大下で増加する需要に応えるためネットスーパー本部を設立し、サービス強化を進めてきた。
22年1月のネットスーパー売上げが前年比2割増になる中、非対面での商品渡しは約6倍に増加しているという。
また、同社では店舗受け取りのサービスの「ピックアップ!」も20年から本格的に拡大。約230の配送拠点全店でドライブスルー形式もしくはカウンター、ロッカーでの受け取りが選択できるようになっている。

店内を回遊せずに買物が完了できること、あるいは仕事帰りに受け取れるといった利便性などから、こちらも22年1月、前年比7割増の受注になっているという。