ヤオコーがブルーゾーンHDを設立、持ち株会社体制に移行、文化堂とデライトHDの子会社化も発表

2025.10.01

ヤオコーは10月1日、持ち株会社となる親会社のブルーゾーンホールディングス(HD)を設立し、持ち株会社体制に移行。併せて東京都、神奈川県地盤の文化堂と愛知県豊橋市地盤のデライトHDを子会社化することも発表した。文化堂は完全子会社化、デライトHDは連結子会社となる。

すでにエイビイやせんどうなど複数の企業がグループ入りしている首都圏の有力リージョナルチェーンによる今回の子会社化はローカルスーパーマーケット(SM)再編の時代を象徴している。

両社の株式譲渡契約はヤオコーの取締役会で9月8日に決議、今回、ヤオコーの地位を承継したブルーゾーンHDが文化堂の発行済株式の全て、デライトHDの発行済株式の70%を取得し、両社を子会社化することを決議した形だ。株式譲渡は公正取引委員会の審査完了を前提とし、実行日は文化堂が10月16日、デライトHDが10月31日の予定。

文化堂は1953年に東京都荏原中延に創業した菓子店から、SMに業態変更した企業で、現在、東京都に14店、神奈川県に5店を展開。「100年企業」を目指し、安定した経営を続け、経営スローガンである「笑顔と感動のあるお店」を目指して独立独歩の地域密着型経営を志向している。創業者の経営理念や社歴がヤオコーと通ずるところが多く、地域のお客や従業員を大切に思う気持ちや家族的な雰囲気など、社風も非常に良く似ていることもあるとしている。

経営資源を相互活用して切磋琢磨し、独自の「強み」をさらに磨きながら自律的な成長発展を目指すという経営の方向性が合致したことから、完全子会社化を決定したとしている。

文化堂は2025年5月期、売上高278億8200万円(前期比109%)、営業利益8億8400万円(同127.2%)、経常利益10億8700万円(同104%)、当期純利益7億6200万円(同104%)で、増収増益を達成している。

一方、デライトHDは、東三河から浜松エリアを中心に12店を展開。生鮮とデリカで高い支持を得ている「クックマート」を展開するクックマートの親会社である持ち株会社。クックマートは、「DELIGHT!(楽しむ、楽しませる!)」の経営理念の下、「リアル×ローカル×ヒューマン=地域の活気が集まる場所」をコンセプトに、20年連続増収を達成するなど、独自の組織文化づくりをベースとしたリアル店舗の磨き上げを強みとする。

今回、お互いの良さを磨き上げ、さらなる成長を目指すと共に全国に仲間を増やし、個性あるローカルスーパーを残し発展させ、ブルーゾーンを実現するという方向性が合致したことから、連結子会社化を決定したという。

デライトHDは2025年3月期、売上高354億1100万円(前期比106.3%)、営業利益8億4100万円(同87.3%)、経常利益8億6300万円(同91.4%)、当期純利益4億4000万円(同78.4%)。増収ながら減益となっている。

文化堂概要

所在地/東京都品川区二葉4-2-14

代表者/代表取締役社長 山本 敏介

資本金/3000万円

設立年月/1969年9月

デライトホールディングス概要

所在地/愛知県豊橋市東田町151-1

代表者/代表取締役社長 白井健太郎

資本金/1億円

設立年月/2022年6月

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