食品

  • 2022.11.15

    癒やしを求める現代の生活者の気持ちにぴたりとマッチ。心身ともに健やかさを保つ“ととのう食”とは!?

    ひめこカンパニー 山下智子 サウナ愛好家から広まった、“ととのう”という言葉。食業界でも、心身を良好に保ちたいというニーズが強まり、“食べてととのう”ことをテーマにした商品や提案が増えている。 乳酸菌配合の“ととのう”温スープ 日清食品は、“ビタミンと乳酸菌が摂れる温かいポタージュスープ”がコンセプトのカップスープ「ととのうポタージュ」を販売している。乳酸菌を配合した商品に注目が集まる中、ほとんどの商品は乳飲料のような冷たいものばかり。そこで、温かさにほっこり癒やされ、気持ちも身体もととのう同品を開発した。 1杯でビタミン11種と同社独自の“リフレクト乳酸菌 (T-21株)”100億個を摂取で…

  • 2022.05.18

    第3回 こんなに違う! 世界と日本の「パッケージデザイン」

    日本と欧米の食品パッケージは、なぜこんなに雰囲気が違うのだろうか? どちらが良い、悪いではないと思うが、欧米のデザインは、なんだかオシャレでかっこいい。先日展示会でブースを構え、私が世界中で買い集めたパッケージを展示した。来場者から、やはり同じような感想が多く聞かれた。 欧米のデザインの方が優れているということなのだろうか…? でも、日本の製品をいろいろ見た後に、欧米のパッケージに目を移すと、なぜか物足りない気持ちでいっぱいになる。日本のデザインは脳裏にズドーンと飛び込んでくる。欧米のデザインには、アートのような大人の雰囲気が醸し出されている。 さまざまな文献を調べてみたところ、日本では「シズ…

  • 2022.04.18

    第2回 「Indulgence」が訳せない

    いまの仕事を始めてからずっと悩んでいることがある。 「Indulgence」がうまく訳せないのだ。 私の仕事は世界の食品トレンドを日本の企業にお伝えし、商品開発やマーケティングに活用してもらうことである。世界の情報というのは基本的に英語だ。フレッシュな最新トレンドになればなるほど、情報源の大半は英語じゃないと手に入らない。 講演資料や展示会で掲示するパネルについては、できる限り日本語に訳すようにしている。しかし、ちょっと気取ったクールな英語表現を、翻訳ツールで直訳してしまうと、結局「なんのこっちゃ」になってしまうことが多い。これは翻訳のあるあるだろう。 だから私は前段階で、キートレンドや、製品…