Pontaポイントとは?使い道や、使える・貯められる店舗、利用メリットなどを解説
2022.06.08

加盟店数が多く、全国的に利用されているPontaポイント。効率良くPontaポイントを活用し、日々の出費を減らしたい人も多いのではないだろうか。
本記事では、Pontaポイントの基本情報をまとめた後、おすすめの使い道やポイントを貯められる店舗などを紹介していく。これからPontaカードの発行を考えている人だけでなく、すでにPontaカードを所有している人もぜひ参考にして欲しい。
Pontaポイントとは?
Pontaポイントとは、Tポイント・楽天ポイント・nanacoポイントなどと並び使用される共通ポイントの1つ。三菱商事の関連会社に当たる、株式会社ロイヤリティマーケティングが運用するポイントプログラムである。
提携店での買い物、ネットサービスの利用、キャンペーン・ゲームへの参加などで、Pontaポイントは貯めることが可能。そして、貯めたポイントは店舗やネットサービス利用時の支払い代金に充てたり、商品と交換して利用するなどさまざまな使い道がある。
Pontaポイントの還元率
Pontaポイントの還元率は店舗にもよるが、0.5~1.0%で設定されているのが基本。還元率0.5%であれば200円で1ポイント、1.0%であれば100円で1ポイントのPontaポイントが貯まる仕組みだ。
なお、他の共通ポイントに関しても還元率は概ね同じだが、さまざまなポイントに手を出しすぎた結果、ポイントが失効するという事態も少なくない。利用する共通ポイントは適切に管理し、効率良く活用していきたい。
Pontaポイントを貯めるにはPontaカードが必要
Pontaポイントを貯める・使う際に必要なのがPontaカード。Pontaカードの種類としては、下記3つのタイプが存在する。
- ポイント機能のみ利用できるPontaカード
- クレジット機能付きPontaカード
- デジタルPontaカード
ポイント機能のみ利用できるPontaカード

ポイント機能のみ持つPontaカードであれば、ローソン・シェル・ゲオ・セカンドストリートといった一部の提携店舗、もしくはWebからの申し込みで発行可能。店舗の場合は、当日の支払いからポイントを受け取れる。
また、下記のように豊富なデザインからカードを選べるのも、ポイント機能のみ搭載したPontaカードの魅力だ。
Pontaカードを発行できる店舗は、公式サイトをチェックしてみて欲しい。
クレジット機能付きPontaカード

クレジット機能付きPontaカードでは、カードの提示による還元と、クレジット決済による還元の2種類を受けられる。ポイントを二重取りでき、よりお得にPontaポイントを貯めることが可能だ。
さらに、「ローソン Ponta プラス」では、特定の条件を満たすことで最大6%の還元率となる。効率良くポイ活したいなら、クレジット機能付きのPontaカードがおすすめと言えるだろう。
デジタルPontaカード
デジタルPontaカードとは、スマホの専用アプリ上で利用できるPontaカードのことを言う。プラスチックの物理カードと同様、会計時にアプリ上のデジタルPontaカードを提示すれば、ポイントを貯める・使用することができる。Pontaカードを持ち運ぶ必要がなくなり、財布をスッキリ整理可能だ。
また、ポイント残高の確認やお得なクーポン情報が配信される機能も魅力的。スマホ1台でスマートにPontaポイントを運用したい人は、デジタルPontaカードを検討してみて欲しい。
Pontaカードの入会金・年会費
ポイント機能のみ搭載したPontaカードであれば、入会金・年会費無料で発行できる。後に紹介するPontaポイントを貯められる店舗の利用頻度が高い人は、積極的に発行しておきたい。
クレジット機能付きPontaカードの場合は、発行事業者によって年会費が発生する。なお、「ローソンPontaカード Visa」など年会費がかからないカードも存在するので、発行する際は各カードの特徴を細かく比較しよう。
Pontaポイントの有効期限
Pontaポイントの有効期限は最後にポイントを貯めた日、もしくは使用した日から1年後の同日までで設定される。例えば、2022年4月1日にPontaポイントを加算または使用した場合、有効期限は2023年4月1日となる。
継続的にPontaサービスを利用しておけば、ポイントは失効されない仕組みだ。
Pontaポイントの使い道
提携店舗でPontaカードを提示し、ポイントを貯めているものの、うまく使いこなせていない人も多いのではないだろうか。貯めたポイントを効率良く活用するために、ここではPontaポイントの使い道を解説していく。
ショップでの支払いに利用する
スタンダードな使い道として挙げられるのが、ショップでの支払いにポイントを充当する方法だ。「1ポイント=1円」を基本にPontaポイントは利用でき、生活費の節約に繋げられる。
日々の買い物に利用できるのはもちろん、Pontaポイントに対応する飲食店も多い。外食・テイクアウトの頻度が高い人にも、Pontaポイントは有効と言えるだろう。
実店舗だけでなく、ネットサービスで利用できるのも大きな特徴。例えば、下記のようなサービスでPontaポイントは利用可能となっている。
- じゃらんnet
- ホットペッパービューティー
- ゲオ宅配レンタル
- HMV&BOOKS online
- ローソンチケット
- オイシックス
旅行・美容・宅配・本など、さまざまな業界でPontaポイントは導入されているとわかる。なお、リクルートIDでのログインが条件であるサービスも多いため、注意して欲しい。
商品と交換する
PontaポイントはWeb上で、さまざまな商品と交換することができる。各商品ごとに決められたポイントと引き換えに、商品を受け取れる仕組みだ。
例えば、2022年6月時点では下記が人気商品として、多くのユーザーに選ばれている。
- シュパット エコバッグ:1,600ポイント
- ユナイテッド・シネマ 映画鑑賞券大人2枚:4,440ポイント
- コシヒカリ2合×3:1,830ポイント
- ブルーノ マルチスティックブレンダー:6,600ポイント
- 今治フェイスタオル:720ポイント
- 冷感マスク:960ポイント
- レゴ(R)クラシック 黄色のアイデアボックス:5,170ポイント
幅広いカテゴリの商品とPontaポイントは交換可能。さらに、地球環境保全・東日本大震災復興支援など、Pontaポイントを社会貢献に充てることもできる。
特に、失効期限の近いポイントがある場合は、商品との交換も検討しよう。
別のポイントと交換する
貯めたPontaポイントは前述の商品だけでなく、下記と交換する使い道もある。
- JALマイル
- カテエネポイント
JALマイルは、航空券・ツアー料金・宿泊代などに充てられるマイレージサービスであり、旅行好きには嬉しいサービスと言えるだろう。なお、ポイント交換レートは「1Pontaポイント=0.5マイル」となっている。
また、カテエネポイントと交換すれば、CDエナジーダイレクト・中部電力ミライズの電気料金の支払いに利用できる。ポイント交換レートは「1Pontaポイント=1カテエネポイント」であるが、使い道は限定されているため注意が必要。
ローソンのお試し引換券に利用する
近くにローソンの店舗がある人におすすめしたいのが、お試し引換券にPontaポイントを利用する使い道だ。ローソンのお試し引換券とは、Ponta会員・dポイントカード会員限定で、ポイントと引き換えに商品を先着で購入できるサービス。
最大の特徴は、商品を定価よりお得に購入できる点だ。毎週水曜日に商品が登場するシステムで、例えば2022年5月には、下記のような引換券を先着20万個限定で発行できた。
商品 | 定価(税込) | 引き換えポイント |
金しゃりおにぎり | 214円 | 100ポイント |
からあげクン | 216円 | 110ポイント |
オリジナル菓子 | 108円 | 40ポイント |
マチカフェコーヒーM | 150円 | 70ポイント |
お試し引換券を利用すれば、定価の約半額のポイントでローソンの人気商品を購入可能。毎月ローソンの公式サイトでお試し引換券の商品が発表されるので、ぜひ利用してみて欲しい。
海外でPontaポイントを利用する
デジタルPontaカードを利用すれば、海外でPontaポイントを貯める・使うことができる。2022年6月時点で、デジタルPontaカードを利用可能なのはインドネシアのみ。
なお、以前はマレーシアでも使用できたが、現在はサービスを終了している。国は限定されているが、当該国へ出国する際はチェックしておきたいサービスだ。
Pontaポイントのメリット
ここでは、日常生活でPontaポイントを利用するメリットを解説していく。
提携店数が多い
Pontaポイントの提携店数は非常に多く、さまざまなショップで利用できるのが大きなメリットだ。2020年10月末時点におけるPontaポイントの提携店数は24万店舗となっており、全国のお店で利用可能。
身近なポイントプログラムで、比較的貯めやすいサービスと言えるだろう。
ポイントを貯める方法が豊富
Pontaポイントは貯める方法が豊富であるのも、多くの消費者から選ばれる理由だ。買い物時にカードを提示し、会計金額に応じてポイント還元される方法が一般的だが、他にも下記のような貯め方が存在する。
- キャンペーンを利用する
- ゲームに参加する
- 別のポイントと交換する
- au Payで決済する
まずチェックしておきたいのが、Pontaポイントが貯まるキャンペーン。例えば、ホットペッパービューティーに口コミを投稿すればポイントが付与されるなど、定期的にお得なキャンペーンが実施されている。最新のキャンペーン情報は、公式サイトをチェックして欲しい。
また、スマホ決済サービスのau Payで料金を支払うと、200円(税込)ごとに1ポイントの還元を受けられる。Pontaカードもあわせて提示すれば、ポイントの二重取りも可能だ。
その他、ゲームに参加して楽しくポイントを貯めたり、別の不要なポイントをPontaポイントに変換することもできる。
Pontaポイントの使える・貯められる店
Pontaポイントを使える・貯められるお店としては、業界別に分けると下記のような店舗が挙げられる。
業界 | 店舗例 |
小売店 | 高島屋・ローソン・ライフ・成城石井 |
レジャー・旅行 | ルートインホテルズ・京阪グループホテル・GiGO |
グルメ | ココス・すき家・ジョリーパスタ・はま寿司 |
ファッション | AOKI・セカンドストリート |
ガソリンスタンド | 出光・シェル |
音楽・本・ゲーム | HMV・ゲオ・三洋堂書店 |
スポーツ | 札幌リージェントゴルフ倶楽部・ヒマラヤ |
家電・コンピュータ・通信 | コジマ・ジョーシン・ソフマップ・ビックカメラ |
全国チェーン店から地方の店舗まで、さまざまな業界でPontaポイントは利用可能。
ただし、気を付けたいのがPontaポイントを貯めることはできるものの、使えない店舗がある点だ。例えば、アート引越センター・サカイ引越センター・アパマンショップなどでは、Pontaポイントを使えないが貯めることはできる。
Pontaポイントの提携店舗や、使える・貯めるのどちらに対応しているかは、公式サイトに掲載されているのでチェックして欲しい。
Pontaポイントのまとめ
Pontaポイントは提携店舗でポイントを貯め、支払い料金に充当する以外に、多彩な使い道・貯め方が存在する。提携店数は非常に多く、加えてポイントも貯めやすいサービスであることはユーザーから高評価。
実際、2020年10月末時点における会員数は9,790万人となっており、高い人気を誇っていることがわかる。賢くPontaポイントを利用し、家計の負担を少しでも減らしてみてはいかがだろうか。