ビオセボンが有機小麦使用ショートパスタを直輸入で新規調達、全店舗・オンラインストアで販売
2023.08.22
ビオセボン・ジャポンは、イタリア中部、トスカーナ州シエナ県より「Mulino Val d’ Orcia(ムリーノヴァルドルチャ)」を直輸入で新規調達し、9月29日(金)より全店舗・オンラインストアで販売を開始する。

Val d’Orcia(ヴァル・ドルチャ、または「オルチャ渓谷」と訳される)があるこの一帯はローマ帝国時代から変わらない田園風景が広がり、ユネスコ世界遺産に登録されている。(※1)
ムリーノヴァルドルチャはその絵画のような美しい景観維持の一助を担う小麦栽培をこの地で続けてきた。全工程を45℃以下の低温で保ち、栽培から製造までを10km圏内という短い距離で行うことで最大限の風味と味わいを活かすこだわりの製法。

現地の食通たちをうならせるこの有機全粒粉パスタを日本のお客に食べてもらいたいという思いで、今回4種類のショートパスタを直輸入する。従来流通している同種は食べきれずに余らせてしまうという声をうけ、ビオセボンオリジナルの使い切りサイズ(160g/約2人前)で提供する。
※1:2004年登録。ピエンツァ、モンタルチーノ、カスティリオーネ・ドルチャ、サン・クイリコ・ドルチャ、ラディコファーニの5つの街とその全域は「ヴァル・ドルチャ美術・自然・文化公園」に指定されている。
オルチャ川が中央を横切り、絶妙に配置された糸杉がなだらかな丘の街道沿いに続いている。その牧歌的な景観がその謂れ。ローマ帝国時代にローマと北部を結ぶ重要な貿易ルートを意味するヴィア・フランチジェナとして多くの修道院が周辺に設立、利用されると共に盛んな交易で同社のあるスペダレット村(=小さな病院の意)も発展してきた。
目次
使いきりサイズでお気軽に!有機栽培の全粒粉パスタ
古代小麦の在来種であるセナトーレカッペリ種を使った有機デュラム小麦100%の全粒粉パスタ。食感と形の違う4種類を用意しており、料理の幅を広げることができる。
形を楽しむ!4種類のバリエーション

オーガニックペンネ(セナトーレカッペリ種)
イタリア南西部カンパニア州やシチリア州で人気のあるショートパスタで、両端を斜めにカットした筒状。ソースが筒の中に入りやすいのでしっかりした味を楽しめる。定番のアラビアータはもちろん、グラタンにも人気。
・茹で時間:約8分
オーガニックフジッリ(セナトーレカッペリ種)
日本で定番人気のらせん状のショートパスタ。ドレッシングと絡めたサラダや、スープに入れるなど幅広く利用されている。
・茹で時間:約6分
オーガニックリガトーニ(セナトーレカッペリ種)
イタリア南西部カラブリア州が発祥のショートパスタで、麺の表面に溝がある筒状のペンネよりも太い形状。溝と筒の両方でソースを受け止めるため絡みが非常に良く、食べ応えあり。ミートソースなど濃厚なソースとの相性が抜群。
・茹で時間:約11分
オーガニックコンキリエ(セナトーレカッペリ種)
貝殻に似た形が特徴のショートパスタ。麺の表面に溝があるためソースとよく絡む。コンキリエの中に小さな具が入るような料理に仕上げるとよりソースがしっかり絡む。パスタの他にも、煮込み料理やサラダにもおすすめ。
・茹で時間:約12分
■発売予定日:2023年9月29日(金)
■販売店舗:ビオセボン全店舗・オンラインストア
※情勢により貨物便の状況が変わる可能性あり。詳細はSNS上で告知
■内容量:各160g
■価格:各398円(税込430円)


併せたい、おすすめの自然派ワイン
トスカーナ地方の家庭ではショートパスタを使ったシンプルなトマトソースで作られた一皿「スパゲッティ アル ポモドーロ(トマトソースのパスタ)」が一般的。同社併設のレストランでも真っ赤な赤ワインと共にサーブされていた。同じ地域で作られたものなら相性抜群。
ピアンデッレクエルチ ロッソディモンタルチーノ
5000mlのスロヴェキア産の大樽で6か月熟成した柔らかい味わい。シナモンやクローブなどのスパイスのニュアンスとジューシーなベリー感、ほどよい熟成感とのバランスが特徴。トマトソースのパスタのペアリングにおすすめのワイン。

■内容量:750ml
■価格:本体3,800円(税込4,180円)
ブランドの特長

世界遺産であるオルチャ渓谷周辺に150haの広大な自社農園を保有し、美しい田園風景維持に一役買っているブランド。
成長すると背丈と根が160cmにもなる力強い有機古代小麦を、職人が自社工場内の石臼で挽くなど昔ながらの製法で食文化を守っている。
風味と食味を最大限感じられるように栽培から製造までを10km圏内、全工程は低温(45℃以下)で保たれている。
修道院跡である併設のホテル兼レストランでも提供され、現地の食通たちをうならせてきた。自社で使用する電力はソーラーパネルデッキで50~60%をカバーするなどクリーンエネルギーを採用している。古代穀物品種を守る地域の農業ネット ワークに参加するなど、サステナブルへの取り組みを積極的に行っている。