ファミマが荷物の発送と受取が可能な自社ロッカーを導入、コンビニエンスストア初
2023.09.26
ファミリーマートは、お客の都合の良いタイミングでレジを介さず荷物の発送・受取ができる自社運用のスマートロッカー(名称:ファミロッカー)を2023年10月より東京、神奈川、埼玉、千葉の1都3県650店舗(※)に順次設置し、お客の利便性向上および店舗の省力化における実証実験を開始する。
※2023年10月~12月に順次設置予定

ファミロッカー設置背景
昨今社会的にも関心が高い物流2024年問題が目前に迫るなか、荷物の発送や受取が可能なロッカーのニーズは年々高まっている。
また、デジタル化によるEC市場の拡大やフリマサイトなどによる個人間取引の増加、コロナ禍における生活様式の変化により、小口荷物の取扱い量は年々増加傾向にある。それにともない、ファミリーマート店舗で取扱う荷物も5年前に比べ約1.3倍に増加しており、店舗従業員の作業負荷や荷物の保管場所について課題が顕在化してきた。
さらに将来的な人口減少による働き手の不足が見込まれ、店舗運営における店舗従業員の業務負荷軽減や省力化対応は課題であることから、レジを介さず荷物の発送と受取ができるファミロッカーの実証実験を開始することとなった。
ファミロッカー設置効果
ファミロッカーの設置によりお客は、マルチコピー機やレジに並ぶことなく、ファミロッカーでいつでも荷物の発送と受取が可能となる。
また、ヤマト運輸のフリマサイト連携サービスや「宅急便をスマホで送る」、Amazon・楽天市場等のECサイトで購入された商品の受取に加え、新たにメルカリ・ヤフオク!・PayPayフリマ・楽天ラクマといったフリマサイトで取引された商品を発送できる日本郵便のe発送サービスおよび不在再配達となった書留の受取など、さまざまなサービス、商品の取り扱いが順次可能になるため、お客の利便性向上に繋がると考えておる。
ストアスタッフにおいても、今まで1件あたり数十秒要していたレジでの荷物の取扱い業務が不要となるほか、お客から預かった荷物を事務所やバックヤードで保管する必要がなくなり、保管場所の問題解決にも繋がることが期待される。
今後ファミロッカーによりあらゆる荷物を集約することで、配送の効率化に繋げるとともに、店舗業務の削減効果、お客の利用実績、事業性を精査の上、本格展開の検討を進めていく。