「ダイソー」がデジクルをDXパートナーとして販促キャンペーンをデジタル化
2022.04.22
2022.03.14
「ダイソー」は、3月14日から「デジクル for LINEミニアプリ」のサービスを開始、デジタルを活用した店頭販促活動を強化する。小売業、飲食業のデジタルトランスフォーメーション(DX)支援事業を展開するデジクルが同社の公式LINEミニアプリを開発した。

第一弾として、3月14日から開始する「だんぜん!ダイソーdeシールキャンペーン」をLINEミニアプリ上で展開する。第一弾の対象は、南関東エリアの560店舗。順次全国へ拡大していくことを目指す。
シールキャンペーンはこれまで、紙や対面接客を用いた形でのアナログ運用を中心に行ってきた。これをLINEミニアプリ上でも展開することによって、レジでのシール手渡し作業が不要となり、セルフレジでのキャンペーン参加も可能になる。
コロナ禍で非接触や非対面が好まれる中、デジタルシールでの配布が可能になる他、集計業務の圧縮などデジタル化による従業員の業務負担軽減、またキャンペーン参加者とのデジタル接点構築やキャンペーン参加状況のデータ化に基づく分析、施策実行体制の構築などさまざまな効果が見込め、お客の利便性向上、キャンペーン参加者の増加、レジでの混雑解消なども期待できる。
また、紙からデジタル移行していくことで印刷量の抑制が図られ、サステナブルにも配慮した形での販促施策への移行が進むことになる。
ダイソーでは、これまでもエコグッズの販売強化や買物かごのプラスチック再利用など、積極的なSDGs(持続可能な開発目標)への取り組みを行ってきたが、今回もそれに資する取り組みと言えそうだ。
シールキャンペーンの参加方法は、まず店頭POP、または指定のURLから、LINEミニアプリを起動する。その後、ダイソーのPOSと連携し、会計時にバーコードを読み取ることでデジタルシールが獲得できる。

必要なシール枚数を貯めると、LINEミニアプリ上で景品が選択できるようになり、レジで購入できる。
ダイソーとしては今回、まずは南関東エリア(東京、千葉、神奈川)の店舗から導入を開始し、随時導入店舗を広げていく予定だという。