イオンタウン旭が4月23日開業、病院を拠点とし、官民連携でまちづくり目指す「みらいあさひ」の商業を担う

2022.04.12

2022.03.29

千葉県旭市とイオンタウンは、4月23日、イオンタウンを代表事業者とする事業者グループ(大和ハウス工業千葉中央支社、阿部建設、楽天堂)が千葉県旭市と官民連携で推進する新しいまち「生涯活躍のまち・みらいあさひ」を街開きすると共に商業機能を担うショッピングセンター(SC)のイオンタウン旭をオープンする。旭市と事業者グループが新しいまちづくりのパートナーとして2020年7月、「生涯活躍のまち・あさひ形成事業基本協定」を締結し、開発してきた。

「みらいあさひ」では、イオンタウン旭をまちづくりの核の1つとし、診療圏人口100万人の地方独立行政法人総合病院国保旭中央病院を医療連携拠点、道の駅「季楽里あさひ」を農業、交流連携拠点とし、多世代が交流、活躍するウエルネスのコミュニティ拠点の実現を目指す。

旭中央病院とは4月19日に「未来に向けた持続可能なまちづくりに関する連携協定書」を締結予定。旭中央病院、旭市、イオンがそれぞれの資源を有効に活用した協働による活動を推進し、健康増進、食育に関すること、高齢者及び障害者の支援に関すること、子育て支援・青少年の健全育成に関することなど、12項目において緊密に連携しながら、地域の一層の活性化、市民サービスの向上を目的とする協定となる。

2023年にはSC隣接地に特別養護老人ホームを開設する他、以降も高齢者住宅や移住者住宅などの開発も計画しており、継続的にまちづくりを進めていく。

また、SCの2階には子育てを通してまちの人々がつながり、支え合い、共に育む公共施設として旭市多世代交流施設の「おひさまテラス」を開業。旭市が設置、イオンタウンが指定管理者となり管理運営を担い、子どもと子育て世代、高齢者を中心とする地域の人々の居場所、活躍の場、交流・つながる場、また、若者やビジネスマンの起業・創業の場を目指す。

画像はすべてイメージ、以下同

「おひさまテラス」は屋内公園、コワーキングスペース、キッチンスタジオ、工具から3Dプリンターなどの機械までさまざまな設備の整ったものづくりスペースのクラフトルームなどのレンタル・オープンスペースや、地元旭市の食材を取り入れたこだわりのカフェレストランからなる複合施設で、一部エリアを除いて9時~21時まで営業する。

地元食材を取り入れたこだわりのカフェレストラン、キッチンや防音設備の整ったミュージックスタジオ、約6000冊のライブラリー、大型の会議室などさまざまなスペースがある。

イオンタウンは小商圏型のイオンスタイル核の近隣型SC

商業機能を担うイオンタウン旭は、「地域とともに『楽しく健康になる』ための持続可能な多世代拠点づくりウエルネスタウンASAHI」をコンセプトとする。

食品と日用雑貨、化粧品、医薬品などの生活必需品を短時間で購入できるような小商圏型の総合スーパー(GMS)といえるイオンスタイル旭中央を核店とし、全19の専門店が出店する近隣型のネイバーフッド型SCといえる規模。官民連携で商業施設、介護施設、居住施設を複合した、多世代が交流する賑わい拠点を目指すとしている。

専門店では、千葉県内最大で市内初出店となる「無印良品」、地元生産者組合が経営する創業50年の産地直売店「旭食肉協同組合直売所」の他、菓子店の「なごみの米屋」など地元に関連する店舗が多数出店する他、ヘルス&ウエルネス関連でスポーツクラブの「カーブス」「メンズカーブス」、歯科医院、整骨院・はりきゅう院、日常の買物に対応する物販として「ダイソー」「JINS」、飲食店の「サイゼリヤ」、サービスでは美容室、「イオンのほけん相談」などが出店する。なお、なごみの米屋は2022年6月上旬、カーブスは2022年7月中旬、メンズカーブスは2022年12月中旬オープン予定となっている。

イオンタウン旭としては平日5000人、休日6000人、年間200万人の来店客数を見込んでいる。

無印良品は衣料品、食品、文具や家具まで暮らしのまわりのすべてがそろう品揃え。千葉・東総エリアを中心に生産、加工されたローカル商品の紹介や店内のコミュニティスペースを活用した野菜の販売、地元の生産者が出店する「つながる市」をはじめとしたイベントの開催、他企業との連携などを通じて、地域の魅力を発信し、地元に根差したプラットフォームとして、地域のお客の役に立つ店舗を目指す
旭食肉協同組合直売所は生産者の顔が見える精肉を原料に使用した惣菜、ハム・ソーセージなどの加工品を製造販売。ミシュラン5年連続掲載「目白 旬香亭」齋藤元志郎オーナーシェフ監修の「最高のとんかつ」も取り扱う

核店のイオンスタイル旭中央は「ヘルス&ウエルネス特化型店舗」としてGMS「イオン」最大級の調剤薬局を展開。DX(デジタルトランスフォーメーション)の強化を図り、待ち時間の短縮や患者への相談時間の拡充に向けて調剤ロボットを導入し調剤作業を効率化、地域の「かかりつけ薬局」を目指すべく、服薬指導などの充実を図る。

調剤ロボットについては「錠剤」や「粉薬」「シロップ剤」の計3台設置し、調剤業務を自動化。また、患者が自身で処方せんの写真をスマートフォンから送ることにより、薬の出来上がりを連絡する「ポケットファーマシー」のサービスも導入。調剤を待つ間に買物や食事をするなど、時間の有効活用に貢献する。

「調剤ロボット」は3台導入し、最大で1000種の医薬品を自動で調剤する

将来的な調剤薬局の需要拡大を見据えていることもあって待合スペースや調剤室はイオンリテール最大級の面積での展開となる。

イオンリテールでは健康への関心のより一層の高まりや衣食住の買物を1カ所で済ますことができる「ワンストップショッピング」の利便性を追求する一環として医薬品分野においては調剤薬局の展開を積極化している。現在、医薬品展開店舗における調剤薬局併設店舗は8割を超えている。

DXでは他に、旭・銚子エリアで初めて「おうちでイオンイオンネットスーパー」を5月20日開始予定で展開。配送区域は旭市内と銚子市の全エリアをカバー。指定時間内であれば店頭で受け取れる「ピックアップ!」サービスも導入し、車に乗ったまま受け取ることができる「ドライブピックアップ!」、店内の専用カウンターで受け取りができる「カウンターピックアップ!」を展開する。

また、お客自身がスマホで商品のバーコードをスキャンしながら買物することでレジに並ばずに専用レジで支払いができる「レジゴー」を展開。店舗の貸出用スマホの他、お客自身のスマホに「レジゴー」のアプリをダウンロードしてお買物することで、ショートタイムショッピングを実現する。

さらに、売場ではデジタルサイネージで商品や買い得情報を展開、新たな発見と楽しい買物体験を提供。地場の野菜や鮮魚などを紹介する他、ドライブピックアップや移動販売、調剤ロボットなどを紹介する動画を配信する。

また、「食」では「減塩・低糖質・オーガニック」商品や地場の野菜、鮮魚などで健康提案を強化。地域医療の中核を担う旭中央病院に隣接していることから広域からの利用者や病院に勤務している人、施設内の多世代交流施設を利用する人などさまざまな層の利用が見込まれる。

また、23年以降には高齢者や移住者に向けた住宅が隣接地に整備される予定もあり、「ヘルス&ウエルネス特化型」店舗として前述の調剤薬局の導入に加えて、「健康」にかかわる「食」を強化。

健康志向に対応して調味料やカップ麺などの「低糖質・減塩」コーナーを展開する他、旭市の農産物や「いも豚」で知られる畜産物、千葉県産のオーガニック野菜や地場野菜なども展開。

オープンに合わせて栄養豊富な「黒米」を使用した弁当を開発。黒米は、白米と比較して鉄分や食物繊維を多く含んでおり、栄養豊富な食材として注目されていることから黒米を使用した弁当を当店のオープンを機に開発。4種類の野菜とチキンを特製の黒酢仕立ての蜂蜜ソースであえた「ごろっと野菜とはちみつチキン弁当」や「トマトソースハンバーグ&唐揚黒米弁当」を販売
健康志向や環境保全に配慮し、植物置き換え食品を展開。主に肉や乳製品、白米、小麦などを植物性の素材に置き換えた商品を展開する。肉の代わりに大豆を使用した「トップバリュ大豆からつくったハンバーグ」や 「トップバリュ大豆からつくったミンチ」などを品揃えする他、牛乳の代わりに豆乳を乳酸菌で発酵させた大豆イソフラボンを含む無糖タイプのヨーグルトや小麦の代わりにひよこ豆と玄米を使ってつくったスパゲッティなどを取りそろえる
「トップバリュグリーンアイナチュラル純輝鶏」を展開。ヘルス&ウエルネス志向が高まる中、抗生物質・合成抗菌剤不使用の飼料で育てた純輝鶏を提供。あらかじめ薄切りなどにカットした「手間要らず・包丁まな板要らず」へ対応した商品の品揃えやバイオマス配合フィルム包材を使用した環境への配慮、家庭ごみ削減にもつながる「ノントレー真空包装商品」を品揃え

また、地域で慣れ親しんだ味や地域の素材を使用した商品の他、旭市内で人気店のパンやスイーツを提供。店内で作る弁当は千葉県香取郡多古町で生産されたコシヒカリ「多古米」を使用するなど、地域にこだわった品揃えを強化。

惣菜コーナーでは千葉県の野菜を使用した天ぷらを提供する他、いも豚を使用した豚重やメンチカツを展開。

千葉県産栗かぼちゃの天ぷら
豚重(いも豚使用)
いも豚使用メンチカツ
鉄板焼きコーナーで展開する「店内手づくり豆乳入りだし巻き玉子」は、地域の味に合わせて甘い卵焼きを提供。また、弁当に使用する米は多古米を使用し、「豆乳入り玉子焼き弁当(鶏そぼろ)」など約10品目展開
旭市で創業45年のもつ鍋、焼き鳥、ホルモン焼きの店「又兵衛」のもつ煮込み弁当をイオンでは初の常設販売。「又兵衛」のもつ煮込みを使用して店内で作った「もつ煮込み弁当」も展開

また、直営の花の専門店「ルポゼフルール」ではお見舞い用やギフト向けの花束、アレンジメントに対応する他、品揃えでは旭市産のコチョウランや安房のヒマワリをはじめ、千葉県産の植物や旬の花を季節に合わせて展開する。

生活シーンごとに分けた売場でショートタイムショッピング追求

売場づくりでは、食品に加え日用品や化粧品、医薬品など短時間で手軽に買物ができる売場づくりを目指し、購買頻度、利用頻度の高い商品を厳選し、「食事」「整理収納」「育児」など生活シーンごとに分けて展開、ショートタイムショッピングを追求する。

たとえば、「食事」のシーンでは調理器具や食器類など料理を作るシーンに必要な商品を展開するコーナーに、洗剤やたわし、保存容器など片づけるシーンに合わせた商品を品揃え。

「整理収納」のシーンでは衣料用洗剤や柔軟剤など洗濯用洗剤のコーナーにハンガーを品揃えするなど、それぞれの生活シーンごとに商品をまとめて展開、ワンストップやショートタイムショッピングの実現に努める。

さらに、高齢者を主とした買物支援の一環として旭市飯岡エリアなどで、5月20日開始予定で移動販売を展開。高齢者を中心に日々の買物が不便と感じている人が多いエリアを中心に販売場所を決定し、巡回販売する。

現在、イオンリテールの南関東カンパニー(千葉県、東京都、神奈川県、山梨県の「イオン」を運営)では千葉県4店舗、神奈川県2店舗で移動販売を実施している。野菜、肉、魚などの生鮮食品、惣菜、菓子、飲料、日用品など約600品目を軽トラックに積載して販売し、販売時に積載していない商品は、次回の移動販売時に提供できるように注文を受けている。さらにお客の要望に応じて、肌着や靴下、フライパンなどの店舗に品揃えされている商品を届ける「御用聞き」も実施している。

今回のイオンスタイル旭中央は、千葉東総エリアで展開するイオンリテールの店舗としては3店目。既存2店として地域唯一の「総合業態」となる「イオン旭店」、地域で唯一、かつ約90の専門店からなる最大級のモール型SCの「イオン銚子店」があることから、今回のイオンスタイル旭中央はすみ分けを意識し、生活必需品をワンストップで提供する近隣型に近いSCとした上で、病院隣接ならではの、ある程度広域の需要にも対応する戦略を採る。

イオンタウン旭概要

所在地/千葉県旭市イ4337-1

開業日/2022年4月23日

営業時間/10時~20時(専門店)、9時~21時(おひさまテラス、定休日月曜日)

駐車台数/472台

敷地面積/約2万4897㎡

延べ床面積/約1万4533㎡

総賃貸面積/約1万1739㎡

構造/鉄骨造2階建て

店舗数/19店舗(核店舗、ATM含む)

責任者/イオンタウン旭モールマネジャー山崎泰史

従業員数/約300人(うちイオンスタイル旭中央約180人)

基本商圏/車15分圏、約2万1000世帯、人口約5万4000人

イオンスタイル旭中央概要

グランドオープン日/2022年4月23日

営業時間/8時~22時(食品、日用品、化粧品、医薬品売場)、9時~19時(イオン薬局〈調剤薬局〉)

売場面積/3056㎡

店長/小杉公二

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