寺田倉庫が初の複合商業施設「HAZAAR」を開業、相鉄線「羽沢横浜国大駅」に隣接
2023.12.15
寺田倉庫は、相鉄線「羽沢横浜国大駅」に隣接する商業施設「HAZAAR(ハザール)」を2024年秋に開業する。HAZAARは、住みやすい街を目指し新たに開発している「HAZAWA VALLEY(ハザワバレー)」の複合商業施設として、スーパーマーケットや医療機関、認可保育園、産学民連携施設(農業支援、横浜国立大学連携施設)など、約25店舗の入居を予定している。寺田倉庫としては初めての、複合商業施設の開業となる。
■HAZAAR開発の経緯
寺田倉庫は1960年代に、横浜の物流拠点の1つであった羽沢エリアに倉庫を構えた。創業の地である東京・天王洲エリアとともに、主要拠点の一つとして羽沢エリアでも事業を育み、自社保有倉庫だけでなく、地元の方々が所有している倉庫の管理・運営も行ってきた。
農地と倉庫が中心であった羽沢エリアは、2019年11月に相鉄線「羽沢横浜国大駅」が開業、2023年3月に相鉄・東急新横浜線が開通したことにより、東海道新幹線「新横浜」駅までの所要時間が4分に短縮し、また渋谷・永田町・大手町など都心方面へのアクセスも向上した。これを機に、ポテンシャルが高い駅前周辺の新しいまちづくりが計画され、寺田倉庫が倉庫拠点を構えていた一帯は駅用地となり、新たに人流や交流を創出する街「HAZAWA VALLEY」として生まれ変わろうとしている。
【HAZAARに込める思い】
今回、寺田倉庫が開発を進めている「HAZAAR」は、HAZAWA VALLEY内に位置し、駅前広場につながるプロムナードやマンションと一体になった複合商業施設だ。羽沢と同じく、かつて倉庫街であった天王洲エリアのまちづくりに関わってきた当社のノウハウを活かし、羽沢の個性あるまちづくりの一環として、HAZAARの開発・運営をさせていただく運びとなった。
外観デザインは、この地が持つ歴史になぞらえ倉庫を想起させるブリックをモチーフに取り入れることで、羽沢ならではの景観を作り出す。4フロアから構成される商業施設内には、スーパーマーケットや医療機関、認可保育園など、周辺の地域住民のニーズに応える用途に加え、羽沢エリアの魅力の1つでもある農業をサポートする施設の入居も予定している。
寺田倉庫は今後も羽沢エリアに長年暮らす方々や新たに住まう方々とも協力しながら、地域交流の場やシビックプライドを醸成する機会を生み出すことで街の賑わいを創出し、HAZAARが地域に愛される施設となるよう邁進していく。
■HAZAARの施設概要
施設名称:HAZAAR (ハザール)
所在地:〒221-0866 神奈川県横浜市神奈川区羽沢南2-44-7
売場面積:約5,000㎡
開業時期:2024年秋
■HAZAWA VALLEYについて
HAZAWA VALLEYは横浜駅の北西約3.5kmに位置し、相鉄線の「羽沢横浜国大駅」前に誕生した新たな街だ。
約16,000m²の広大な敷地には、駅、住宅、商業施設、医療機関、認可保育園など生活利便性に優れた多様な機能が集積する。働き方や暮らし方が大きく変わるニューノーマル時代に、本当に住みたい街をゼロから考え、時代の流れを敏感にキャッチする「都会性」と、自然と共生する羽沢エリアならではのゆったりとした「暮らしの環境」の共存を目指し再開発している。