新スタイル店舗
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2020.12.03
平和堂が滋賀県大津市で建て替えオープンした平和堂石山の「コンパクトな総合業態」の店づくり
平和堂は滋賀県大津市の平和堂石山店を2018年8月に閉店し、建て替えを進めていたが、11月12日に「平和堂石山」の新たな店名で新規オープンした。これで同社店舗は大津市内18店、滋賀県内75店、全社では155店となった。 1970年9月に開店した旧石山店は平和堂の4号店で、建物の5階に当時人気を集めていたボウリング場を併設。「ショッピング&レジャー」をうたった注目の商業施設として、全国から視察者が多数訪れた。 同店のオープン以前、平和堂では店舗ごとに商品仕入れを行っていた。商品部を新設してセントラルバイイングに踏み出したのは、オープン前年の69年のこと。ビル管理の子会社もその後すぐに設立した。す…
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2020.09.29
カインズがプロ特化フォーマット「C’z PRO」を開発。3SBUに基づく3つのフォーマットが出そろう
カインズは2018年から商品部を3つのSBU(ストラテジックビジネスユニット、戦略的事業単位)制とし、「ライフスタイル」「日用雑貨」「プロ」の3SBUをそれぞれ1つの経営体として事業を推進してきた。 従来のホームセンター(HC)を担当する日用雑貨SBUに加え、ライフスタイルSBUは「スタイルファクトリー」という新フォーマットをオープンさせている。そして、今回、いよいよプロSBUが新フォーマットをオープン、3つのSBUのフォーマットが出そろうこととなった。 8月29日、神奈川県横浜市瀬谷区に会員制の建築プロ専門ショップの1号店としてC’z PRO(シーズプロ)東名横浜店をオープンし、建築プロ向け…
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2020.08.30
米国アマゾンが「ゼロベースから作り上げたリアルの食品店」を開業
「店内で買おうが、オンラインで買おうが関係なく、シームレスな買物体験を提供する」。米国アマゾンが、「アマゾンフレッシュグロサリーストア」と名付けられたリアル店舗をオープンした。以前からその存在が伝えられていたが、今回いよいよカリフォルニア州ロサンゼルスのウッドランドヒルズにオープンすることとなった。アマゾン・フレッシュ・ストアーズのジェフ・ヘルブリング・バイス・プレジデントが同社のブログで発表した。 8月28日にウッドランドヒルズの一部お客に招待状の形でメールを送信し、今後数週間のうちに広く全てのお客に対してオープンしていく見込み。アマゾンとしては、お客のフィードバックを収集し、学習するために…
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2020.08.25
百貨店へ新規出店、「ヤオコー」まるひろ南浦和店が狙うものは?
ヤオコーが、百貨店の1階部分に出店した。7月28日、埼玉県地盤の丸広百貨店の南浦和店の1階食品館跡にヤオコーまるひろ南浦和店を開業。旧浦和市の浦和地区6店目としてドミナントを強化する他、居抜きのため制約のある狭いバックヤードの中での店舗運営に挑戦することで、都心店舗モデルのノウハウ蓄積を図る狙いもある。この出店で店数は169店となった。埼玉県内では92店目となる。 JR京浜東北線、武蔵野線などが乗り入れる南浦和駅から約200m、徒歩約2分の駅前に立地する。周辺には高層マンションや多層階アパートが多く、出店1km圏内の人口密度は1万5000人以上と高い。 年齢構成は30~59歳がボリュームゾーン…
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2020.08.07
ライフスタイル提案に踏み込むカインズの新フォーマット店舗「スタイルファクトリー」
カインズは「ライフスタイルDIY(Do It Yourself)ショップ」とのコンセプトを持つ新フォーマットの「Style Factory(スタイルファクトリー)」を関東に初出店した。従来のような大型のホームセンター(HC)ではなく、売場面積100~300坪、アイテム数はHCで7~12万のところ、3000~4000程度に絞り込んだ小型店。ショッピングセンター(SC)などのテナント出店がメインになるとみられる。 高家正行社長は、「自分らしい暮らし、自分だけの空間を作っていくとか、家事が楽しくなる、そういった自分らしさ、楽しさを自分で作って行こうというのが、『ライフスタイルDIY』というコンセプト…
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2020.08.07
元祖グローサラントが約3年ぶりの新規出店「イータリー HARAJUKU」
飲食と物販を融合させたフォーマットを40店展開し、世界各国の出店地域で存在感を放つイータリー。日本では2008年に1号店をオープンしたものの、その後、事業縮小。15年にイータリー・アジア・パシフィックとして再出発し、17年8月に約450㎡(約136坪)のグランスタ丸の内店をオープンした。 ちょうどそのころ、スーパーマーケット(SM)の競争激化によって「食の機会」の争奪戦が発生したことなどが重なって、SMが外食の分野への侵攻を本格化していた。「グロサリーストア(SM)」と「レストラン」を合わせた造語である「グローサラント」といった言葉も定着し、イータリーはその大本命ともいえる存在だった。 ただし…
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2020.08.07
大規模複合開発「有明ガーデン」内に「都市型イオンスタイル」有明ガーデンがオープン
イオンリテールは5月15日、イオンスタイル有明ガーデンをオープンした。同店が出店する「住友不動産 ショッピングシティ 有明ガーデン」は、住友不動産の開発による店舗数200店超のリージョナルショッピングセンター(RSC)に位置づけられる大型商業施設であるが、もともと4月24日にグランドオープンする予定だったが、新型コロナウイルスの影響で延期。6月17日に施設開業、8月1日に全体のグランドオープンを迎えた。 イオンスタイル有明ガーデンとクリーニングとベーカリーといった生活必需品の店舗のみ、5月15日に先行オープンしていた。施設1階に2285㎡(約691坪)の食品主体の売場面積で出店。 都心へのアク…
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2020.08.07
近畿圏を深掘り!ライフコーポレーション2層型500坪タイプ西宮北口店レポート
ライフコーポレーションは前期全8店を出店したが、うち近畿圏5店、今期は全6店出店計画のうち近畿圏4店と、近畿圏への出店比率が多くなっている。前期は新フォーマットで売場約76坪の小型店であるMiniel西本町店(大阪市西区)も含め、首都圏も近畿圏も小型店が中心だったが、今期は大型店も含む出店の計画となっている。 上期の新店は全て近畿圏で、1号店のライフ西宮北口店が5月27日にオープンした。売場は2層の約518坪で、年間売上目標は21億円と比較的の大型の店だ。西宮北口店のオープンで首都圏121店、近畿圏155店の全276店体制となった。 阪急神戸本線、阪急今津線「西宮北口」駅から南西へ約520m、…
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2020.08.07
カフェ&ベーカリー併設という「新スタイル」で物販との相乗効果目指す北野エース
北野エースを展開するエースが、従来のグロサリーストアの枠組みを超え、カフェ&ベーカリーの展開に踏み込んだ。 6月17日、住友不動産が開業した大型商業施設の住友不動産ショッピングシティ有明ガーデン内にKITANO ACE有明ガーデン店をオープン。 売場面積は73坪で、24席を擁する「CAFE & BAKERY(カフェ&ベーカリー)」を初めて物販と併設して展開。レジはカフェ&ベーカリーのカウンターと物販で分けている。ベーカリーとドリンクの提供があるため、カウンターには常に2人ほど付けている。 店内焼成なし、仕入れのみで構成するベーカリー 今回、同社が手掛けるカフェ&…
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2020.08.07
セブン-イレブンがセミセルフレジを全国の店舗に導入。接客時間を短縮を狙う
9 月以降、順次全国のセブン-イレブンの店舗に導入 セブン-イレブン・ジャパンは、レジでの接客時間を短縮する取り組みの一環として、商品のスキャン以外の精算部分の操作をお客自身が行うセミセルフタイプの「お会計セルフレジ」を、9 月以降、順次全国のセブン-イレブンの店舗に導入していく。 その後、2021年8月までに、全エリアへの導入を完了する見込み(一部導入しない店舗がある見込み)。2019年4月に策定した「行動計画」に基づく取り組みで、お客にとってのより快適な買物環境、および店舗従業員にとって働きやすい店舗の実現に向けた取り組みの一環だという。 今回、お客がレジに並ぶ時間の短縮および従業員のレジ…
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2020.08.07
「都市型標準」になるか?500坪型ヨークフーズ新宿富久店徹底解剖
セブン&アイグループが成長戦略の要と位置付ける「首都圏食品戦略」の一環として、6月1日、ヨークマート、イトーヨーカドー食品館、ザ・プライス、コンフォートマーケットが統合し、「ヨーク」となった。 先立つ5月13日には千葉県市原市に統合を象徴する新フォーマットのちはら台店がオープン。その後、5月31日に食品館の14店、ザ・プライス5店の計20店を一時閉店し、6月5日に19店をヨークフーズ、ヨークプライスとしてリニューアルオープンしている。 そして17日には残りの1店、イトーヨーカドー食品館新宿富久店を改装したヨークフーズ新宿富久店を「都市型標準フォーマットのフラッグシップ店」としてリニュー…