MD

  • 2023.03.30

    新技術&MD 23年春、スーパーマーケット関連展示会トレンドレポート第57回スーパーマーケット・トレードショー2023①

    春に実施された展示会から、特に最新の技術回り、商品について注目トレンドをシリーズとして紹介する。新型コロナウイルスから3年、スーパーマーケット(SM)および小売業界は大きく動き出している。 一般社団法人全国スーパーマーケット協会は2023年2月15日~17日、千葉市・幕張メッセ全館において、スーパーマーケットを中心とする食品流通業界に最新情報を発信する商談展示会「第57回スーパーマーケット・トレードショー2023(SMTS2023)」を開催した。 出展者数は2046社・団体、3271小間の規模で、全国各地から1400社以上の地域産品メーカーが出展し、海外からも16カ国、95社・団体、104小間…

  • 2023.02.27

    新しい生活に向けた商品化、Z世代に向けては「コスパ」と「タイパ」で売り込む|「これは押さえたい」精肉編・2023年4月

    月城流通研究所代表 月城聡之 新学期や新年度、新しい生活が始まり新規一転する春は、精肉売場も、気分一新でレイアウト変更をすると良い。 一般的に春夏、秋冬で焼肉売場や鍋売場などを設置することや、模様替えすることが多いが、期の変わり目にも変化が見られると消費者としても、新たな気分で買物をすることができる。 特に、4月は新たに弁当や朝食、夕食を自分で作るなど、意識の変化が大きく変わるタイミングのため、そこに合わせた商品提供、販促なども行うと良い。 また、春先から花見など少しずつ外出する機会も増え、4月の月末からゴールデンウィークに向けたアウトドア提案も、少しずつ行っていくことが重要である。 アウトド…

  • 2023.02.16

    注目の肉惣菜、部門としても調理工程の追加など考え方の一新を|「これは押さえたい」精肉編・2023年3月

    月城流通研究所代表 月城聡之 卒業、年度末など日本では年度が変わる最後の月となる。 地域の幼稚園、保育園、学校などの行事を知ることで、ハレの日メニューの売り逃しのないように、事前準備が大切な月となる。 幼稚園、保育園の卒園式には、子どもの好きな唐揚げやハンバーグなど、小中高になると、ステーキなど少し高いハレの日メニューを提案する。 3月後半は新年度に備えて、引っ越しや新たな職場での準備などばたばたすることも多いため、簡便メニューや肉惣菜メニューを充実させることで、売上げを確保していくことができるようになる。 精肉の商品化は、鶏肉では袋から開けてトレーパックに商品化したり、豚肉や牛肉をトリミング…

  • 2023.02.15

    春の商品強化と弁当、おにぎりなど米飯を強化、イベント対応も|「これは押さえたい」惣菜編・2023年3月

    日本フードサービス専門学院学院長 林 廣美城取フードサービス研究所 城取博幸 3月の行事、イベントは、ひなまつり(3日)、春休み、春一番、十三祭り(13日~5月13日)、ホワイトデー(14日)、春祭り(中旬)、彼岸(20日ごろ)、卒業式(下旬)、春の甲子園(下旬)、イースター(下旬)、お花見(下旬) 3月はひな祭り、春休み、卒業、彼岸、春の行楽、花見と「人が動く」月。人が動けば商品も動く。惣菜は各行事、イベントに合わせた商品提供を行い売り逃しがないようにする。 22年の家計消費で3月に需要が伸び、前年を上回った「ゴールデンカテゴリー」は調理食品104.92%、弁当104.8%、おにぎり107.…

  • 2020.11.04

    業務効率化だけじゃない「DXの意義」とは? 第3回

    第3回 「店はお客のためにある」を実践し続けられる店舗へ ナレッジ・マーチャントワークス代表取締役 染谷剛史 私が尊敬している『商業界』を作られた倉本長治さんが残した言葉を綴った本『あきないの心』に登場する言葉に「店は客のためにあり、店員と共に栄える」とあります。まさに商業の本質を表現していると思います。 またそれこそが私が思う理想の店舗でもあります。つまり、お客さまが来店したときに欲しい商品が売場にあってそれが常に維持されていることであり、チラシでいくら特売の告知をしても売場が欠品状態になってしまっては、お客さまのためのお店にはなりません。 それでは販売機会を大きく損失してしまい、お客さまの…

  • 2020.10.02

    新型コロナの影響も受け、モザイク化し様変わりする「シニアマーケット」をどう取り込むべきか?

    ラディック代表 西川立一 2020年9月現在、65歳以上の高齢者は前年より30万人増えて3617万人となり、過去最多を更新、総人口に占める割合も28.7%と過去最高で、世界で最も高い。(総務省人口統計)。 19年に高齢者の就業者も892万人と16年連続で増加し、働く人に占める高齢者の割合も13.3%となり過去最高となった。 こうした「シニア世代」は新型コロナウイルスによって、行動を大きく制限され、生活様式も大きく変化をしているのは明白だ。 シニア世代はゆとりがなく、格差も大きい 総人口が減少する中で高齢者が増えることで「超高齢社会」を迎え、シニア市場に注目が集まるが、シニアにアプローチするには…

  • 2020.09.23

    第1回「マーチャンダイジング(MD)」

    小売企業で働くビジネスマンはメーカーで働くビジネスマンより言葉を曖昧に使う人が多い気がします。 そんな中、「マーチャンダイジング」という言葉を小売企業ではよく聞くのですが、得体の知れない言葉です。使う人によって意味が違う言葉の代表格だと思います。今回はこのマーチャンダイジング(MD)について定義し、考察していこうと思います。 マーチャンダイジングの定義をしてコミュニケーションを円滑に 小売企業の人とコミュニケーションしていると、「わが社のMD(マーチャンダイジング)は…」という表現が出てきます。そのときの意味はほとんどの場合、「品揃え」の意味です。 その他に「商品部の仕事」「商品計画」「仕入計…

  • 2020.09.20

    シルバーウィーク期間、イオンリテールの首都圏店舗が38都道府県の商品を販売する「小売業の社会的機能」的な意義

    イオンリテールは9月18日(金曜日)から22日までの5日間、主にシルバーウィークの期間をターゲットに、北は北海道から南は沖縄県まで、38都道府県の約200品目の産品を南関東カンパニーの管轄する東京都、神奈川県、千葉県、山梨県の総合スーパー(GMS)「イオン」「イオンスタイル」77店で展開する。「おうちで旅気分」との統一POPを用いて各店でコーナー展開、合計販売点数は28万点に及ぶ見通し。 通常、シルバーウィークをはじめ連休の前は、帰省などの手土産として銘菓などの需要が高まるため、特に首都圏の店舗では、東京都や神奈川県産などの商品を中心に品揃えしている。 また、例年であれば、「シルバーウィークは…

  • 2020.09.11

    三越伊勢丹が伊勢丹新宿店に店内「ガイドマップ」のショップ「イセタンシード」を開発

    三越伊勢丹は9月2日、伊勢丹新宿店本館1階に「毎日が広がる、 デイリーライフライブラリー」をコンセプトにした「ISETAN Seed -Daily index-」をオープンした。 「百貨店は広すぎてどこに何があるのか分からない」「何か欲しいけれど、欲しいものが見つからない」「長時間の滞在を避けたい」などといったお客の声を受け、「繋がるための、 ガイドマップ」 をエリアコンセプトに、伊勢丹新宿店の各フロアから売れ筋を中心に約100ブランド、約1300アイテムを選定し、1つの売場として編成した。お客と商品が出会う場と位置付ける。 「あたらしい時代に、 あたらしいショッピングスタイルを。」 同売場を…

  • 2020.09.09

    2020年10月酒税法改正「新ジャンル増税」の傾向と対策とは?

    10月1日に「酒税法改正」が行われる。注目はビールの税率が引き下げられる一方で新ジャンル(第3のビール)は引き上げられ、価格差が縮まる点だ。また、成長著しいレディトゥドリンク(RTD、缶入り酎ハイなど)の税額は据え置かれるため、新ジャンルとRTDの価格差は広がる。この改正でビール類の消費はどう変わるのか、小売店は変化にどう対応すべきなのかを整理しておこう。 350㎖缶でビールは7円下がり、新ジャンルは10円上がる 最初に今回の酒税法改正の内容を確認しよう。対象となる酒類はビール類と清酒・ワインで、図表に示したように今後6年かけて、これらの酒類の税率格差をなくす改正の第一歩である。 中でも注目さ…

  • 2020.08.25

    百貨店へ新規出店、「ヤオコー」まるひろ南浦和店が狙うものは?

    ヤオコーが、百貨店の1階部分に出店した。7月28日、埼玉県地盤の丸広百貨店の南浦和店の1階食品館跡にヤオコーまるひろ南浦和店を開業。旧浦和市の浦和地区6店目としてドミナントを強化する他、居抜きのため制約のある狭いバックヤードの中での店舗運営に挑戦することで、都心店舗モデルのノウハウ蓄積を図る狙いもある。この出店で店数は169店となった。埼玉県内では92店目となる。 JR京浜東北線、武蔵野線などが乗り入れる南浦和駅から約200m、徒歩約2分の駅前に立地する。周辺には高層マンションや多層階アパートが多く、出店1km圏内の人口密度は1万5000人以上と高い。 年齢構成は30~59歳がボリュームゾーン…

  • 2020.08.07

    ザ・トップマネジメント「ヨーク 大竹正人社長」: コロナ時代の先進経営を語る

    統合で低価格商品の開発も可能に、新MDと合わせ二極化消費に対応―直近の状況は。大竹 良い。ずっと(既存店売上高前年比)2桁増ぐらいで来ていて、6月もほぼ2桁増。7月もおそらく2桁増で行きそうだ。

  • 2020.08.07

    ウェグマンのミールソリューションは何がすごいのか?

    ウェグマンは、ニューヨーク州に47、ペンシルベニア州に18、ニュージャージー州に9、バージニア州に12、メリーランド州に8、マサチューセッツ州に6、ノースカロライナ州に1という101店の店舗網を持つ米国東海岸を地盤とするリージョナルチェーンだ。 2019年の年間売上高は97億ドルと日本円で1兆円を超える規模に達する。店舗数101で割ると約100億円。つまり、同社の店はそれぞれ非常に大きな売上げを上げていることになる。しかも、商品の多くを食品が占める。 素材、半加工、惣菜、出来たての各段階で買える ウェグマンの注目点は、何といってもそのミールソリューションの手法にある。「市場」のような雰囲気を演…

  • 2020.08.07

    新MD強化&電子棚札導入・省人化で生産性向上も目指すヨークの新戦略

    セブン&アイグループの首都圏におけるスーパーマーケット(SM)の新戦略が本格的に動き出した。6月1日、ヨークマートの商号をヨークに変更し、イトーヨーカ堂の食品館とディスカウントフォーマットのザ・プライスを移管した他、グループの新たなSMとして18年4月に新たに設立されたフォーキャストを吸収合併。先立つ4月30日には都市型SMのザ・ガーデン自由が丘を展開するグループのシェルガーデンもそごう・西武傘下からセブン&アイ・ホールディングス傘下に移行し、シナジーを追求していく態勢とするなど、統合と再編に踏み込んだ。  5月13日には、千葉県市原市に新たなフォーマットの1号店としてヨークフ…

  • 2020.08.07

    都心部を小型店で攻める「オーケー」の競争力、コロナ禍でも前年比120%超え

    低価格に強みを持ち、業績も一際好調なオーケー。首都圏を地盤とする中、大型の店から100坪台の小型の店まで高い競争力で手掛けることができるのが強みで、曳舟店(東京・墨田)の131.37坪、湘南台店(神奈川県藤沢市)の140.41坪など、150坪クラスの小型店も立地に応じて展開している。 今年も400~600坪クラスの中規模店をオープンする一方で、例えば3月18日オープンの吉祥寺店(東京都武蔵野市)は208.67坪、5月27日オープンの三鷹北口店は286.08坪といった形で、小型店の出店を続けている。 二宮涼太郎社長は「都心は攻めたいので、(売場面積が)小さくても出店していく」と都心部への出店意欲…

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