スタバのモバイルオーダーのやり方やメリットとは?ドライブスルーのやり方と併せて解説

2022.06.03

出所:スターバックス

全国に店舗を構えるコーヒーチェーン店のスターバックス。豊富なメニューは消費者から非常に好評で、店舗の前にできた行列を見る日も少なくない。

しかし、行列ができていると待ち時間が長く、ストレスが溜まる人も多いはず。そこでおすすめしたいのが、スタバが提供するモバイルオーダーのサービスだ。

本記事では、モバイルオーダーを活用するメリットから、実際の利用方法まで解説していく。

スタバのモバイルオーダーのメリット

スタバのモバイルオーダーは、正式名称が「Mobile Order & Pay」となっており、アプリやWebからさまざまな便利サービスを利用できる。ここでは、モバイルオーダーのメリットを解説していく。

レジに並ばず商品を受け取れる

スタバモバイルオーダーの最大のメリットは、アプリやWebから事前に商品をオーダーできる点だ。レジに並ばず、直接受け取りカウンターへ行けば、商品を受け取れる仕組み。

支払いに関しても店舗で行うのではなく、事前にアプリなどで決済を済ませられるため、対面でお金のやり取りが発生することもない。限定商品が発売されている期間や、休日は比較的混雑しやすいスタバだが、モバイルオーダーを利用することで、行列に並ばずに済む。

事前の決済方法としては、Webに登録したスターバックスカード、もしくはeTicketのみ。eTicketとは、スタバのポイント(star)を貯めることで付与されるチケット。基本的にはスターバックスカードを使用し、モバイルオーダーを利用することになるだろう。

なお、スターバックスカードは、店舗で物理的なプラスチックカードを発行できるが、Web上でデジタルカードを発行し、モバイルオーダーで利用することも可能。便利な事前決済サービスである一方で、クレジットカード決済やキャリア決済には非対応である点に注意して欲しい。

商品の出来上がりをプッシュ通知で知らせてくれる

モバイルオーダーで注文した商品は、出来上がればスマホのプッシュ通知でお知らせが届く。混雑の多い人気店舗の場合、商品の仕上がり時間は読みにくいが、注文後はプッシュ通知が来るのを待つだけ。

時間を有効活用できる、便利なサービスと言えるだろう。ただし、時間指定には対応していない点に注意が必要だ。

商品のカスタマイズも行える

スタバは商品を好みに合わせ、細かくカスタマイズできるのも人気の理由。例えば、ミルクを無脂肪乳へ変更したり、エスプレッソショットを追加したりと、豊富なカスタマイズが用意されている。

このカスタマイズは、モバイルオーダーであっても利用可能。店舗の場合、メニュー表にカスタマイズ項目が記載されているが、後ろに列ができていてゆっくり選べなかった経験を持つ人もいるはず。その点、モバイルオーダーを活用すれば、じっくりカスタマイズ内容を吟味できる。

初めてのカスタマイズで、ゆっくり考えたい人にも、非常に便利なサービスとなっている。

ワンモアコーヒーの注文も可能

スタバでは、当日発行されたレシートを提示することで、ドリップコーヒーをもう1杯安く購入できるワンモアコーヒーのサービスが提供されている。このワンモアコーヒーのサービスは、モバイルオーダーでも注文可能。

本来、スタバのモバイルオーダーでは、レシートの発行を行っていない。しかし、モバイルオーダーでドリップコーヒーを注文すると「One More Coffee eTicket」が発行され、たとえ1杯目の注文と異なる店舗でも、当日中であればワンモアコーヒー券を利用できる。

ドリップコーヒーを108円 / 110円(持ち帰り価格 / 店内価格)で注文可能なので、2杯目を飲む際はぜひ活用して欲しい。

ドライブスルーで商品を受け取れる

スタバのモバイルオーダーで注文した商品は、店舗へ入店せずとも、ドライブスルーで受け取ることもできる。手軽に商品を受け取れるだけでなく、混雑しやすいスタバ内で人と接触せずに済むため、新型コロナウイルスの感染予防にも繋がる。

ただし、ドライブスルーの対応店舗でのみ利用可能。また、商品は到着を確認してから作られるため、店内飲食・店内テイクアウトより時間がかかる点に注意したい。

LINE上からモバイルオーダーの注文も可能

スタバは2021年10月より、LINE上でもモバイルオーダーを利用できる「LINE Starbucks Order & Pay」のサービスを開始した。サービス内容は、スタバアプリを利用したときと概ね同様。

スマホで注文・決済を行い、完了通知が届いたら店舗でレジに並ばず、商品を受け取れる。もちろん、ワンモアコーヒーの注文やドライブスルーでの受け取りも可能だ。

さらに、LINE上のスターバックスカードには、LINE Payで入金を行えるのも魅力。LINE Payを使いたい人や、スマホのアプリ数を増やしたくないという人は、LINE版のモバイルオーダーも検討してみて欲しい。

スタバのモバイルオーダーのやり方

魅力的なサービスが提供されているスタバのモバイルオーダーだが、会員登録など事前の準備が必要になる。ここでは、スマホのアプリを利用したモバイルオーダーのやり方を解説していく。

アプリをインストールする

最初に、iOSのApp StoreもしくはAndroidのGoogle Playから、スターバックスのアプリをインストールする。

インストールしたアプリを起動すると、アプリに関する概要が表示される。モバイルオーダー以外にも、Reward eTicketの発行・店舗検索・eGiftのプレゼントなど、便利な機能が搭載されているので、チェックしておこう。

続く画面では、スタバアプリの利用規約が表示される。内容を確認した後、『同意する』をタップ。

ホーム画面が表示されれば、アプリのインストールは完了だ。

My Starbucksへ会員登録・ログイン

スタバのモバイルオーダーを利用するには、My Starbucksの会員登録が必要になる。会員登録は無料で、アプリホーム画面にある『新規会員登録』から実施可能。

すでにMy Starbucksの会員であれば、『ログイン』をタップしよう。ここでは、新規会員登録の方法から解説していく。

ボタンをタップすると、iPhoneだけ利用できる『かんたん登録』と、『通常登録』の2種類が表示される。かんたん登録とは、Apple Payに登録されている情報を利用し、会員登録を行えるサービスだ。iPhoneでApple Payを利用していない人は、画面下の『通常登録』をタップしよう。

通常登録』をタップすると、本人確認画面が表示される。メールアドレスの入力、利用規約の確認を行った後、『送信する』をタップ。

入力したメールアドレスに確認メールが届くので、本文に記載のURLをタップする。

次に、ログイン時のパスワードや個人情報などの入力を行う。

続く画面では、スターバックスカードの登録を行う。スターバックスカードを所有していない人は、『持っていない』を選択することで、デジタルスターバックスカードを発行できる。

出所:スターバックス

すでにカードを所有している人は、『持っている』を選択し、カードに記載されているカード番号とPIN番号を入力して『登録する』をタップ。

同時にチャージも行えるので、デジタルカードを発行した人や残高が足りない人は、チャージを行っておこう。

最後に、My Starbucksへの会員登録完了画面が表示される。

My Starbucksへの会員登録方法は以上だ。

モバイルオーダーで商品を注文

My Starbucksへログインすれば、モバイルオーダーを利用できるようになるので、「Mobile Order & Pay」のメニューから『オーダーする』をタップ。

オーダー画面では、まず商品を受け取る店舗選択から行う。画面上部の『お店を選択してください』をタップする。

マップが表示されるので、利用したい店舗を選択する。

次に、お持ち帰り・店内飲食のどちらを利用するか選択。

続く画面では、注文する商品の選択を行っていく。コーヒー・エスプレッソ・フラペチーノをはじめ、季節限定商品もモバイルオーダーで注文できる。

商品を選択後、ホット・アイスやサイズなど、カスタマイズを行っていく。

CUSTOMIZE』のメニューにある『変更』をタップすると、ホイップクリームの追加やシロップの変更など、より細かいカスタマイズも行える。

最後に注文内容を確認し、『利用規約に同意の上、決済する』をタップすると、モバイルオーダーは完了となる。

店頭で商品の受け取り

オーダーした商品の用意が整うと、スマホのプッシュ通知でお知らせが届く。プッシュ通知を確認後、注文した店舗へ向かおう。なお、Web版を利用した場合は、メールでお知らせが届く。

出所:スターバックス

注文した商品は、店舗の受け取りカウンターに用意されている。店員に受取番号、もしくはオーダー時に入力できるニックネームを伝え、商品を受け取ろう。

アプリを利用したモバイルオーダーのやり方は以上だ。

スタバのドライブスルーのやり方

ドライブスルーでモバイルオーダーを利用する方法としては、店舗内で受け取るときと同様に、アプリでMy Starbucksへログイン・オーダー画面まで遷移する。その後、マップの店舗選択画面で、ドライブスルー対応店を選ぶ。

ドライブスルーの対応店舗である場合、お持ち帰り・店内飲食以外に『ドライブスルー』の項目が追加されるので、選択する。

ドライブスルーを選択すると、車両ナンバーの入力画面が表示されるので、数字を打ち込む。

後は店舗内で受け取るときと同様に、商品の選択・カスタマイズ・決済まで画面を進める。

店舗に到着したらドライブスルーレーンに進み、受取番号もしくはニックネームを伝え、窓口で商品を受け取ろう。ドライブスルーを利用したモバイルオーダーのやり方は以上だ。

スタバのモバイルオーダーまとめ

モバイルオーダーはスタバだけでなく、マクドナルド、すき家、ドミノ・ピザなどさまざまな飲食店で導入されており、消費者の間でも浸透してきた。特に、待ち時間を削減できるのは、忙しい現代人にとって大きなメリットと言える。

また、スタバのモバイルオーダーでは、商品の細かいカスタマイズやワンモアコーヒーの注文も可能。混雑しやすいスタバであっても、店内と同じように注文し、なおかつスムーズに商品を受け取りたい人はモバイルオーダーを利用してみよう。

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