アウトレットの意味とは?商品や種類、日本のアウトレットモールについても紹介

2022.07.29

日本での「アウトレット」は、元々の英語「Outlet」が出口や電気の差込口を指すのとは異なり、余剰在庫や訳あり品を安く販売することを意味する。1970年代にアメリカの衣料品工場の一角で始まり、現在では日本各地にアウトレットモールがある。この記事ではアウトレットの意味と、アウトレットモールについてを詳しく解説する。

そもそも「アウトレット」の意味とは?


「アウトレット」の元々の語源は英語の「Outlet」で、出口や電気の差込口・コンセントを指す言葉である。だが今私たちが耳にする「アウトレット」はそれとは異なり、余剰在庫や訳あり品を安く販売することを意味する。

「アウトレットモール」は1980年代のアメリカで誕生し、世界中で発展した。近年はインターネットでも、アウトレット品を購入できる。

(1)ファクトリーアウトレット

ファクトリーアウトレットは、新作の試作品や売れ残りの商品を、メーカーが自ら低価格で販売する小売店舗のことをさす。

1970年代、アメリカの衣料品工場の敷地内で始まったのが「ファクトリーアウトレット」。従業員が自社製品を安く買えるようにと、店舗を設けたのがきっかけであった。その後一般の客にも利用されるようになり、やがて全米に広がってアウトレットモールに発展していく。

1980年代には、ヨーロッパの大都市郊外にも有名ブランドのファクトリーアウトレットができ始める。その後はアウトレットが世界中に広まっていった。

ちなみに、近年アウトレットで販売するために作られるアウトレット専用商品も「ファクトリーアウトレット」と呼ばれるが、上で説明したものとは異なる。

(2)リテールアウトレット

「リテールアウトレット」とは、メーカーではなく、小売業者が主体となって運営されるアウトレットの小売店舗。

サンプル品や返品された商品、「B品」と呼ばれる使用には影響がない程度のキズもの、シーズン中に販売しきれずに残った商品などを通常価格よりも安く販売することをいう。商品や種類により幅があるものの、市価の3〜9割ほどで購入できる。

(3)アウトレットモール

「アウトレットモール」とは、ショッピングモール形式のリテールアウトレットをいう。アウトレットモールは1980年代のアメリカで誕生し、1990年代以降から世界中に拡大、成長を続けている。

アウトレットモールの広大な敷地にはさまざまなメーカーやブランドのショップが軒を連ねており、アウトレット品をまとめてショッピング可能だ。同一敷地内にはレストランやフードコートなどの飲食店やスーパー、映画館やアミューズメント施設なども併設されており、カップルやファミリーが一日中滞在できる人気スポットになっている。

アウトレットになる商品の例

アウトレットになる商品は多種多様、幅広いジャンルから選んで購入できる。それぞれのジャンルによりアウトレットになる理由は多少異なるので、知っておくとよいだろう。

(1)ファッション

アウトレットでは洋服を中心にファッション小物なども豊富で、全身コーディネートが可能なほどだ。シーズン中に売り切れなかったキャリー品やサンプル品、B品などに加え、最近はアウトレットモールで販売するために生産されるアウトレット専用商品もある。

アウトレット専用商品は正規品と同じ型でもロゴマークなし、素材などを変えるなどで差別化し、コストパフォーマンスを上げているのが特徴だ。キャリー品とは異なり、今流行のデザインを安く販売できる利点がある。

(2)ブランド品

高価なブランド品や人気のセレクトショップの商品のアウトレットも、アウトレットモールやインターネットで購入可能だ。多少のキズがある商品やラベルやパッケージに難のあるもの、包装の箱が潰れているものなどがアウトレットとして販売されている。

これらの訳あり商品の品質は正規品と何ら遜色なく、ユーザーにとってはお得といえる。だがブランド正規店でのアウトレット品の販売はブランドイメージが悪化するため、郊外のアウトレットモールやインターネットの別店舗で販売する方法をとっている。

(3)家電やIT製品

家電品のアウトレットは最新モデル発売後の型落ち品や、生産・販売を終了した廃盤品、店頭で見本になっていたサンプル品などを指す。これらはキズのない新品であり、サンプル品は整備されているので安心して購入できる。

家電品は半年から1年ほどで新商品でなくなり、型落ち品として扱われる。新商品にこだわらない人にとっては、アウトレットで買い替えるのが賢い選択といえる。

(4)家具やインテリア用品

家具のアウトレット品の多くは、店頭で展示されていたサンプル品である。来店者に触れられへこみやキズがあるものが多いため、購入前にはきちんと確認するのが望ましい。一点物の商品が多く、割引率が大きいのが特徴だ。

家具のアウトレット品を探すなら引越しが増えニーズの高まる春以外の時期がおすすめで、多くの選択肢から選べる。ベッドやソファなどの大型家具以外にも寝具やタオル、食器などもアウトレットで購入可能だ。

日本にある主なアウトレットモール

日本では、全国各地で大手商社によるアウトレットモールが展開されている。大都市近郊型や地域密着型、観光地にあるリゾート型など、タイプはさまざまだ。

近年のアウトレットモールはショッピングとグルメだけではなく、映画館や遊戯施設、グランピングなどのアミューズメントが充実している。

そのため、アウトレットモールへ行くこと自体が観光の目的である人が増えている。海外ブランドのショップが集まるアウトレットモールは西欧の街並みを模した外観であることも多く、散歩しているだけでも観光気分が味わえる。

三井アウトレットパーク木更津(千葉)

「三井アウトレットパーク 木更津」は、国内最大の店舗数を誇るアウトレットモールだ。日本初出店や旗艦店の店舗も多く、現在は308店舗に拡大している。東京湾アクアラインの木更津金田ICと木更津金田バスターミナルが近く、羽田空港からは30分ほどで行ける。房総半島に訪れた観光客と外国人観光客に利用される「リゾートアウトレット」として人気だ。

地域ならではの食と文化の発信などショッピングだけではないアミューズメントを提供、観光地としての役割を担えるようにも努めている。

りんくうプレミアム・アウトレット(大阪府)

「りんくうプレミアム・アウトレット」は、2020年に第5期増設が行われた西日本最大規模のアウトレットモール。関西国際空港の対岸にある「りんくうタウン」内に立地し、アメリカ南部の港町であるチャールストンをイメージした外観が特徴だ。

関西国際空港からはシャトルバスが運行されており、トランジット客向けのツアーもあるため海外からの観光客が多く利用する。2020年8月には人気のグランピング施設もオープンし、多目的に楽しめる「シーサイドアウトレット」としてますます注目を集めている。

軽井沢・プリンスショッピングプラザ(長野)

「軽井沢・プリンスショッピングプラザ」は軽井沢プリンスホテルに隣接、軽井沢駅南口そばにあるアウトレットモール。6エリアに合計217店舗があり、そのうちアウトレットは137店舗が軒を連ねる。

かつてのゴルフコース9ホール分の敷地に造られたことから、コースをそのまま保存した「芝生の広場」が特徴的だ。軽井沢の高原リゾートらしく地元の味や地ビールが楽しめる「軽井沢 味の街」や8つの土産物店が集まる「スーベニアコート」、子供向けの遊具広場などが揃っている。

アウトレットまとめ

日本で耳にする「アウトレット」の意味は、余剰在庫や訳あり品を安く売ることを指す。近年は多くのアウトレット店が集まるアウトレットモールが日本各地に造られ、多くの客で賑わっている。

アウトレットモールでは割安な商品を購入できる楽しみに加え、流行っているフードやご当地グルメを満喫したり、レジャー施設で大いに遊んだりとまるで一つの観光地のようにもなっている。1980年代にアメリカで誕生したアウトレットモールは、この先も世界中で大いに発展していきそうだ。

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