ニトリとNTTドコモが法人向けショールームに「XRを導入」システムキッチンが3Dで現実空間に出現

2021.03.03

更新:2021.03.04

ニトリとNTTドコモは2月23日、XR(VR〈仮想現実〉、AR〈拡張現実〉、MR〈複合現実〉といった先端技術の総称)サービスの検討に関する協業契約を締結した。XRを活用した新たな取り組みの推進によって、ショールーム体験をさらに楽しく、快適にするサービスの創出を目指すとしている。

ニトリは、XRコンテンツ体験イベントの場所の提供および運営を行うとともにXRコンテンツに必要な素材(展示物に関する3Dモデル、解説データを含む)の提供および監修・製作補助を行う。対するNTTドコモはXRコンテンツの開発およびMagic Leap 1の提供などを行う他、コンテンツ提供後は、アンケート結果などを踏まえてコンテンツのニーズ把握、 商用展開に向けた分析などを行う。その上で、新たなXRサービスの創出に向けた両社のさらなる連携を検討していくとしている。

ウェアラブルヘッドセットを用いてXR体験の実証実験

3月10日から8月31日の期間、空間コンピューティングデバイスの「Magic Leap 1」を活用したXR体験の実証実験を実施。Magic Leap 1はMagic Leap社の軽量なウェアラブルヘッドセットで、 リアルとデジタルを融合したインタラクティブな世界を提供することが可能。モニターがなくても、シームレスにデジタルコンテンツを見て、触れることが可能だという(「Magic Leap 1」は、 Magic Leap, Inc.の商標)。

会場となるのは、グランフロント大阪北館3階の「ニトリ 企業様向けショールーム(NITORI BUSINESS&REFORM)」。会場でMagic Leap 1を装着すると、システムキッチンが実際の空間に現れ、その場に存在しないシステムキッチンがあたかもショールームに実在しているかのような体験が可能になるという。

従来のショールームでは、設置スペースのサイズによってお客が実際に体験できるカラーバリエーションやオプションの組み合わせの数には限界があった。MR(複合現実、仮想世界を現実世界に重ね合わせて体験できる技術)を用いることでデジタル上に設置された膨大なバリエーションからお客が自分好みにカスタマイズした3Dモデルを見ることができる。

また、「Magic Leap 1」のコントローラーを操作することによって、単に3Dのキッチンを眺めるだけではなく、引き出しの開閉などの動作を実際に触れているかのように疑似体験することもできる。

これらの体験は複数人で同時に行うことができるため、お客間での感想の共有や、従業員からのスムーズな案内が可能となる。

さらに、こうした体験は直接システムキッチンに触れるのではなく、MRを用いて出現させた3Dのシステムキッチンに対して非接触で操作を行うことができることから、MRの特性を生かしながら今後、コロナ禍への対策となるようなサービス提供も視野に入れて検討を進めていくとしている。

ウェブサイトは、https://xr.docomo.ne.jp/event_case/event13/、コンセプトムービー(YouTube docomo officialチャンネル)は、https://youtu.be/5h4pjEeZQRQ

体験者と従業員がMagic Leap 1(空間コンピューティングデバイス)を装着(イメージ、以下同)
3Dのシステムキッチンを現実空間に配置

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