そごう・西武が新たな切り口で顧客との関係構築をめざす「ファンコミュニティ」サイトをスタート

2022.04.22

2021.07.20

そごう・西武はオンライン上で、趣味や関心事を切り口とした顧客コミュニケーションを目的とした「ファンコミュニティ」サイトを立ち上げる。

サイト名称は「マニア区」で、2021年9月下旬に立ち上げ予定。利用料、年会費は無料とする。

個人の趣味趣向が多様化する中で、従来型の「年齢」「性別」や「過去の購買履歴」からニーズを予測するマーケティング手法の効果が薄れているといわれていることから、「好き」「興味がある」といった関心事に焦点を当てた顧客セグメントによる、新しい顧客関係の構築を目指す。

「ファンコミュニティ」という顧客参加型のサイト運営を通じて、顧客の投稿やリアクションの内容からより顧客のリアルなニーズに近い顧客分析を可能にすることで、きめ細かな小さい単位の商品、サービスの編集とそれぞれの「使い方」に則した売り方の提供につなげたい意向だ。

ファンコミュニティでは、サイト上で「日本酒マニア」や「カスタード好き」など趣味、関心事による「ウェブコミュニティ」を形成。画像や使用感、豆知識などの投稿を募り、参加者の相互コミュニケーションによるファンクラブ化を促進する。ファシリテーターとしてそごう・西武の社員も参加し、お薦め商品やサービスの情報発信も行う。

ウェブコミュニティの例では、例えば「日本酒蔵元めぐり好き」「カスタード好き」「イケセイ(西武池袋本店)好き」「器(うつわ)好き」などを想定。

また、サイトのコンテンツ例としては、例えば「発見」として、「見つけた!」「「これいい!」など画像メインで共有するコンテンツや、「熱弁」として、実際に使ったり、食べたりした結果、特にお気に入りの商品を熱くお薦めするコンテンツ、さらに「知識」として、クイズ形式で偏愛度を測るコンテンツ、また、「そごう・西武からの情報」として、「発見」「熱弁」からの情報を活用した報告記事や生産者、メーカー担当者へのインタビューなどを提供する。

サイト運営をリアル店舗の活性化にもつなげる

このファンコミュニティ運営を通じ、より深く、より実態に即したマーケティングデータの収集が可能となるとみており、ここで得た情報を活用して今まで扱いのなかった品揃えや特集も実施したいとしている。将来的にはファンコミュニティ上で好評だった企画を店舗で開催するなど店頭の活性化にもつなげる。

また、今回のファンコミュニティのサイト運営で得られるマーケティングデータをダイレクトに活用する手法としてOMO(Online Merges with Offline)型のプラットフォームを構築。

そごう・西武では若手従業員が個人的に深く興味を持つジャンルの商品を期間限定で店頭ポップアップショップ「SHOPやろうぜ」として展開しているが、今回のファンコミュニティ運営を通じて得られたマーケティングデータは、この「SHOPやろうぜ」のウェブ版立ち上げにも利用する予定。

隠れたニーズを掘り起こし、EC(電子商取引)展開する上で芽があるジャンルはどこなのかを探る他、ファンコミュニティとの連携で商品の持つバックグラウンドやインサイドストーリーを紹介し、展開商品の魅力を伝えるなど新しいスタイルのOMOビジネスにつなげたいと考えているという。

お役立ち資料データ

  • 顧客を知り尽くした究極の1to1マーケティングとは

    今の時代消費者は”個人”を中心に動いています。 コロナを経て、「ニューノーマル」といわれる現在、日常生活におけるオンライン時間は急激に増えています。多くの製品をインターネットで見つけることができ、購買に至るまでの検討期間が長くなっています。さらに簡単には店舗来店がなく、直接接客も難しくなっています。個人の行動をリアルタイムに把握しなければ、本当に顧客が「欲しい」と願ったタイミングを捉えることは難しいのではないでしょうか。 では、どうすれば企業は顧客が「欲しい」と願ったタイミングを捉え、コミュニケーションを図ることができるのでしょうか? 本資料では、どのようにお客様の行動を理解し、オンラインとオ…

  • 小売業が顧客体験戦略を進化させるための4つのテーマとは?

    新型コロナウイルスの拡大により、ブランドや小売業者が急ぎ導入した短期的なソリューションは、ショッピング体験に大きな影響をあたえています。結果として、消費者はこれまでにないほど多数のチャネルと選択肢を持ち、小売業者に対して高い期待を抱くようになりました。 Salesforceでは、高まる消費者の期待と小売業界の置かれた現状を分析。世界1,600人の消費者と、1,000人以上の小売業界幹部に調査を実施した結果、以下のことが明らかになりました。 ●顧客対応に関する消費者の期待は増々上がっている ●ブランドを差別化するための新たなポイントはロイヤルティ ●ブランドや小売業者は、顧客体験戦略を進化させつ…

  • Googleマップ対策で集客向上!有名企業8社の成功事例集!

    【PR】株式会社カンリー 「PRONTO」「パリミキ」「てもみん」など、飲食・小売・サービス業における有名店舗も実施!Googleマップの店舗情報を一括管理することで、店舗集客の向上や業務効率化に繋がった事例を8社分ご紹介。 「Canly(カンリー)」は2万店舗以上でご利用いただいている、Googleマップ・SNS・HPの一括管理サービスです。複数店舗を運営する企業様に集客向上・業務効率化を目的としてご活用いただいています。本資料では、Canlyを活用し成果の出た企業様の事例をご紹介します。 ▶︎掲載している企業 【飲食業】 ・ニラックス様(すかいらーくグループで70店舗運営) …