ベータ・ジャパンが「売らない店」のビジネスモデルの外販「by b8ta(バイ・べータ)」をスタート
2022.08.08
ベータ・ジャパン(b8ta Japan)は、「売ることを主目的にしない店舗、通称“売らない店”」を商業施設や実店舗が独自に開業、導入、運営できるよう支援する「by b8ta」の販売をスタートすると発表した。同社は現在、国内で4店の同様の体験型の「売らない店」を運営している。

同社は、「リテールを通じて人々に新たな発見をもたらす」に掲げているが、今回、新たなチャレンジとして、Retail as a Service(RaaS)とも呼ばれる「売らない店」のビジネスモデルの販売を開始する。
同様のビジネスモデルを2015年から培ってきた業界のパイオニアとしての開業、導入、運営支援といったノウハウと知見を活用することで、売らない店や自社店舗内での体験型コーナーをゼロから自社でスタートするのではなく、効率よく開始することが可能となるとしている。
「売らない店」は、昨今参入する企業が増え、今後もさらなる需要増が見込まれることから今回、販売を開始した。

by b8taは8つの項目から構成されるサービスで、本日よりソフトローンチとして第1弾となる「売らないトレーニング」の外販をスタート。本ローンチは年末を予定している。本ローンチ時には、「BASIC」「SPECIAL」「ALL」の3つの異なる販売メニューの準備を予定しているという。
by b8taの事業開始に当たって、北川卓司・代表取締役は次のようにコメント。
「シリコンバレーで誕生した“売ることを主目的にしない”b8taのビジネスモデルが、国内でも市民権を得て、新たなカテゴリーとしてご認識いただけるようになり、また大変ありがたいことに、b8ta店舗の出店要望を頂戴する機会が増えてきました。自社のミッションを実現するために、b8ta直営店舗の出店スピードを上げるだけでなく、業界全体を巻き込むことで、一過性のブームに留めずビジネスモデルとして確立し、リテールの新たな価値提供の機会を創出するお手伝いできればと考えています。まだまだ小さいチームですので、スタート時は数社とのみご契約させて頂き、併走させていただきます」
by b8ta – 8つの項目
①ソフトウェア(2022年年末予定)
定量・定性データをダッシュボード上で管理し、店舗内で何が起きているかを可視化します。
②ハードウェア(タブレットなど)(2022年年末予定)
店内の行動分析ツールとして活用します。
③什器のデザイン、制作支援、店舗レイアウト(2022年秋頃予定)
効率的な動線設計を実現するレイアウトや什器制作を支援します。
④店舗デザイン、施工(2022年秋頃予定)
自社ブランド店舗や、売らない店に限らず、店舗デザイン、施工をゼロから支援します。
⑤売らないトレーニング(2022年8月8日より)
b8taの誇る売らない店を運営する鍵となる接客のトレーニングをトレーナーが伝授します。
⑥b8taテスター(b8taの店舗スタッフ)派遣(2023年年末予定)
2023年度後半のスタートを予定しています。
⑦PR・ブランディング支援(2022年秋頃予定)
店舗PRやブランディングを支援します。
⑧店内イベント、集客案などのコンテンツ支援(2022年秋頃予定)
店内のシーズナルイベントや、集客アイデアを一緒に考え実行します。