ヤオコー綾瀬店が3月21日にオープン、自社開発CSCクラスのthe market Place綾瀬の核店650坪型
2025.03.17
ヤオコーは3月21日、神奈川県綾瀬市にショッピングセンター(SC)のthe market Place綾瀬をオープンすると共に、ヤオコー綾瀬店をオープンする。

今回のオープンで同社の店数は神奈川県14店、埼玉県104店、千葉県33店、群馬県17店、東京都14店、茨城県7店、栃木県6店の計195店となる。
県道42号線(綾瀬中央通り)沿いの旧綾瀬市消防本部跡地に開業する。そのため、車での来店がしやすい立地。周辺は主に戸建てと中層集合住宅が建ち並び、小学校、中学校、高等学校などが多く、子どもが同居する世帯が多い地域となっている。

the market Place 綾瀬は、「綾瀬市総合計画2030」による中心市街地再編プロジェクトとして中心市街地の活性化やにぎわいの創出を企図した商業施設となっている。スーパーマーケットのヤオコーの他、サブ核店クラスとしてホームセンターのカインズ、ケーズデンキ、ユニクロが今後順次オープンし、テナント構成的にはネイバーフッドSCよりやや広域商圏のコミュニティSCクラスの開業となる。
核店のヤオコー綾瀬店のストアコンセプトは、『食の楽しさを体感できるお店~地域のお客様に「楽しさ」を伝え、新たなマーケットを開拓する店づくり~』。
「新たなマーケットを開拓」に向けて、ヤオコーとしても力量が試される。売場面積は約650坪で、SC出店ということもあって同社の標準店よりやや大きい。初年度年商計画は22億円。
マーチャンダイジングとしてはまず、生鮮の精肉では、和牛モモ焼肉を豊富に品揃え。部位の特徴を生かしたカットで、「選べる楽しさ」の実現を目指す。また、夕食の即食ニーズに対応できるミートデリカでは、切りたての自社製造ローストビーフをさまざまなメニュー提案に活用。
鮮魚では、近海魚のおいしさを体感してもらうために対面での販売を毎日実施。魚種に合った調理方法を提案する。夕市では、切りたて、造りたての刺身の盛り合わせをニーズに合わせて品揃えする。
青果では、ヤオコーが自信をもっておすすめするおいしいトマトを鮮度にこだわって販売。旬の果実は小量目から大量目の品揃えをすることで、買いやすい売場を実現する。花きは季節に応じた旬の洋花を強化する。
デリカの惣菜では、ヤオコー名物の「手握りおはぎ」を粒あん、きなこ、ずんだの3種類で展開。一番人気の粒あんは実験を経て北海道産アズキに切り替えた。また、16 時からの夕市では、試食販売や出来たて販売を実施する。
寿司では、鮮度の良いたねを使用した「具凄シリーズ」の巻き寿司を、ハーフサイズから盛り合わせなど豊富に品揃えし、ニーズに応える。ランチタイムには、定番の「やみつきポキ丼」をはじめとした「SUSHIBOWL」を打ち出す。
インストアベーカリーでは、ランチに人気のあるバーガー商品を豊富に品揃え。自社製ローストビーフを使用した「ローストビーフバーガー」などを販売。また、午前中にカレーパンの対面販売を実施する他、夕方には焼きたてピザを訴求する。
グロッサリーの日配食品では、生菓子を豊富に品揃え。ヤオコーでしか買えない商品と合わせた提案とする。麺ラインでは好みで選べる個食麺や銘店ラーメンを豊富に展開し、「見て楽しい、選んで楽しい売場」の実現を目指す。
ドライ食品は、焼き肉のたれを活用した時短メニューや生鮮の旬食材と合わせた提案を実施。菓子売場では、話題、新規商品のグミやグミサプリなどを豊富に品揃え。子どもから大人まで楽しめる売場を目指す。酒は、ウィスキー、ジンなどの洋酒やワインを豊富に品揃え。ハレの日から日常普段まで幅広く需要に応える品揃えを目指す。
デリカ商品一例



ヤオコー綾瀬店概要
所在地/神奈川県綾瀬市深谷中1-2-28
オープン日/2025年3月21日
営業時間/9時~21時
駐車台数/197台(駐輪場100台、バイク5台)
延べ床面積/3670㎡(1110坪、ヤオコー床面積)
店舗面積/2143㎡(648坪、ヤオコー売場面積)
店長/藍澤万里
従業員/正社員18人、パートナー・ヘルパー・アルバイト130人(延べ人数)
年間売上げ/初年度22億円(予定)
SCテナント/セブン銀行(ATM)、 ユニクロ(2025年4月中旬予定)、カインズ、ケーズデンキ(27年度予定)
商圏人口 : 1km圏内1万2000人(5000世帯)、2km圏内4万人(1万7000世帯)、3km圏内11万2000人(5万1000世帯)