マルエツクロス大山店が4月24日オープン、通常のSMタイプながら商店街に面した都市型店
2025.04.21
マルエツは4月24日、東京都板橋区にマルエツクロス大山店をオープンする。都市型小型フォーマットのマルエツ プチタイプではなく、スーパーマーケット（SM）タイプとなる。マルエツとしては東京都152店目、全社では308店目となる。
東武東上線大山駅の南口から西側約300m、徒歩約4分の場所に位置している他、全国的な知名度を有する「ハッピーロード大山商店街」に面していることから、多くの人が集まる活気のあるエリアとなっているという。
周辺は、「大山町クロスポイント周辺地区再開発」エリアとして、今後の発展が期待される。店舗直上に分譲マンションが239戸ある他、半径500m圏の人口は1万8021人、世帯数は1万452世帯と商圏の厚みを持つ。さらに2023年対比の24年の世帯伸長率も104.3%と高くなっている。
世帯当たり平均人員は1.72人で、板橋区と比較して単身世帯が60.3%と5.9%ポイント高く、2人世帯が
21.3%、3人世帯が10.2%、4人以上世帯が8.2%で、それぞれ同1.0%ポイント、2.3%ポイント、2.6%ポイント低く、単身世帯が多い商圏となっている。
年齢別人口構成比は板橋区と比較して、20～39歳が31.4%と3.3%ポイント高く、0～19歳が12.2%、40～64歳が32.9%、65歳以上が23.5%で、こちらもそれぞれ2.4%ポイント、0.9%ポイント、0.2%ポイント低い商圏。
それを受け、マーチャンダイジング面では、まず青果では、簡便商品としてカット野菜、カットサラダに加え、電子レンジ調理で食べる「蒸し野菜」を品揃え。また、「農家さんの直売所」コーナーでは、日本全国からの野菜を取りそろえる。
鮮魚では、定番の切り身、生魚などを中心に、季節感のある売場を展開。生食商品として、刺身やサク、生珍味などの品揃えを強化。さらに鮮魚で手がける寿司である「魚悦」や生鮮惣菜「おつなFISH」「お魚屋さんのおつまみ」を導入。
惣菜では、店内で手焼き製造する「出汁がじゅわっと溢れだす玉子焼」や、お米鑑定士厳選のお米を使用した、店内手作りのおにぎりを品揃え。さらに、生地から焼き上げる自社製造のベーカリー商品も取りそろえる。
冷凍食品ではトレー入りの弁当やパスタなどをラインアップする他、イオンのプライベートブランドのトップバリュの「プロのひと品」や「おうちで楽しむCafeごはん」など、簡便商品の品揃えを強化する。
精肉では、味付け肉やローストビーフなど、簡便、即食の商品を多数展開する他、焼肉の食べ比べセットなど、ファミリー層や若年層の需要に応じた品揃えも強化。また、精肉の生鮮惣菜、「おつまMEAT」については惣菜コーナーで展開する。
飲料のコーナーでは、「黒豆茶」や「ごぼう茶」など、健康を意識した商品の品揃え強化に加え、新商品コーナーを設ける。また、菓子のコーナーでは、市場が伸長しているグミの品揃えを強化する。
サービス面では、多様な決済手段と、受け取り手段を重視。スマートフォン決済サービス「Scan&Go」、フルセルフレジの他、デジタル地域通貨「いたばしPAY」をはじめとする各種コード決済や商品券、各種ギフト券に対応。多様な決済手段を提供することで利便性向上を図る。
また、ネットスーパーはオンラインデリバリーとして導入。商品は南方面約1kmにある近隣の大型店、板橋南町店（東京・板橋）から配送し、注文から最短で当日に配送エリア内の指定先まで届ける。
他、「らくらくクマさん宅配便」を5月7日から開始予定。こちらは店内で買った商品を自宅などへ配達するサービスで、妊娠中の人、3歳以下の子どもがいる人、70歳以上の人、障がいを持つ人および要介護認定されている人とその家族、ヘルパーを対象に、通常1回200円（本体価格、以下同）の配送料を100円）で利用できる「生活応援パスポート」も用意する。通常配送料のお客にも利用回数に応じて配送料が無料になるスタンプカードを配布する。
また、地域とのつながりやサステナブルな社会の実現に向けた取り組みなど、ブランドメッセージを体現した店舗づくりとして、「新鮮・おいしい・健康」「人や地域とのつながり」「居心地の良いほっとする場」を感じられるように木目調の内装を取り入れた店内に加え、従業員休憩室の備品などにも快適に過ごせる工夫を施した。
マルエツクロス大山店概要
所在地／東京都板橋区大山町28-8
オープン日／2025年4月24日
営業時間／9時～22時
売場面積／約896㎡（271坪）
建物構造／鉄筋コンクリート造（一部鉄骨造）地上26階地下1階建て（マルエツ店舗は1階、2階）
店長／野川博史
従業員数51人（8時間換算）
年間売上高目標／14.4億円
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