マルエツ千歳船橋店が5月30日にオープン、駅近300坪弱だが鮮魚寿司を展開する他、鮮魚、精肉など各所で簡便商品強化

2025.05.23

マルエツは5月30日、東京都世田谷区に千歳船橋店をオープンする。小田急電鉄小田原線千歳船橋駅から北側約70m、徒歩約1分の距離に位置している。周辺は低層マンションや戸建て住宅が建ち並ぶ住宅地だが、西側には都道311号線(環八通り)が南北に走り、南側には都道3号線(世田谷通り)が東西に走る。

半径500m圏の人口は1万6032人、世帯数は8536世帯。2023年対比24年の世帯伸長率は101.2%と伸長している。

世帯当たり平均人員は1.88人。世田谷区と比較して、単身世帯が52.8%と1.8%ポイント高く、他2人世帯が22.1%、3人世帯が13.9%、4人以上世帯が11.4%とそれぞれ0.9%ポイント、0.3%ポイント、0.5%ポイント低い地域となっている。

年齢別人口構成比は世田谷区と比較して、20~39歳が28.9%と1.3%ポイント高く、他0~19歳が15.4%、40~64歳が36.2%、65歳以上が19.5%と、それぞれ0.1%ポイント、0.4%ポイント、0.8%ポイント低い地域。

マルエツとしては東京都で152店、全社では308店体制となった。青果では、「農家さんの直売所」コーナーで日本全国から集荷した野菜を販売。簡便商品としてはカット野菜、カットサラダの他に、電子レンジ調理で素材本来のおいしさを味わえる「蒸し野菜」を品揃え。また、朝食や健康意識の高まりに応えて、キウイフルーツの品揃えを充実させる。

鮮魚では、定番の切り身、生魚など旬の魚を中心に季節感のある売場を展開。生食商品では「つま」を省いた刺身スライスを取りそろえる。さらに、生鮮デリカとして、「お魚屋さんのおつまみ」や「おつなFISH」の品揃えを強化する。

鮮魚では鮮魚寿司「魚悦」も展開。さばのうま味やまろやかな味わいが特徴の「大名さば」、ランチに最適な少量目の握り寿司を、鮮魚コーナーで展開する。

精肉では、オリジナルブランド「優夢牛」の中でも、肉質の良い雌牛だけを取りそろえた「優夢牛セレクト」を定番化するなど、牛焼肉商品の品揃えを強化。さらに、生鮮惣菜の「おつまMEAT」は、5月の新商品「おつまみぼんじり(にんにく味噌)」などを、こちらに関しては惣菜売場で展開。

惣菜では、店内で焼き上げる鉄板焼商品として、人気の「店内焼き上げ!広島風お好み焼き」などを中心に展開。また、「お米鑑定士」厳選の米を使用した店内手作りのおにぎりを、5月の新商品「手作りおにぎり(紅生姜)」を中心に展開する。

ベーカリーでは、第5次ドーナツブームを捉え、ドーナツをコーナー化し、品揃えを強化。その他にも、5月の新商品である2種類のクリームを使用した「2層のとろけるクリームパン」を中心に展開。

冷凍食品売場では「トップバリュ 2種チーズのハンバーグとえびピラフ」や「ガストハンバーグ&ガーリックライス」などの簡便商品を品揃え強化。チルド売場で「トップバリュ プロのひと品 いわしの梅煮」や「トップバリュ 豚バラ生姜焼き」といった簡便商品を品揃え。

ドライ系の即席ラーメンコーナーでは、ご当地商品や韓国系の商品をバラエティ豊かに取りそろえる他、菓子コーナーでは、国産果実使用の「ニッポンエールグミ」を中心に、グミの品揃えを強化する。

生活用品では、学童が多い商圏に合わせてコンパスや分度器など、文具の品揃えを強化。また、地域の要望を踏まえ、直営のダイソーを導入し、競合店との差別化を図る。

マルエツ千歳船橋店概要

所在地/東京都世田谷区船橋1-9-21

オープン日/2025年5月30日

営業時間/9時~22時

建物構造/鉄骨造3階建て(マルエツは1、2階、3階はテナントのみ)

売場面積/約936㎡(283坪)

店長名/今井広明

従業員数/73人(8時間換算)

年間売上高目標/18.5億円

お役立ち資料データ

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