インタビュー

  • 2021.01.02

    ザ・トップマネジメント「ライフコーポレーション 岩崎高治社長」:2021年新春特別版インタビュー

    「守る」「攻める」「変える」を継続、コロナを「日本の小売業界が変わる」体質改善のきっかけに ——2020年度はどんな年だったか。 岩崎 20年度を振り返ると、新型コロナウイルス感染症の話だけだった。それによって社会が一変した一年だった。 ——新型コロナウイルスに対する方針は。 岩崎 「守る」「攻める」「変える」という3つのキーワードで対処しているが、まずは「守る」が大事だと思っている。 当社は「最優先すべきは、従業員とお客様の安全安心を確保すること。その上でライフラインを支えるという使命の可能な限り営業を継続する」という方針で臨んでいる。従業員とお客さまの安全安心という前段なくして後段はないと…

  • 2020.10.08

    ザ・トップマネジメント「カスミ 山本慎一郎社長」: コロナ時代の先進経営をかたる _後編

    「単に決済の効率化をすることが目的ではない。常にお客さまと『つながる』ことこそが重要」 前編は、https://retailguide.tokubai.co.jp/interviews/2090/ ——「Scan & Go(スキャン&ゴー)」をグループにも導入し始める。 山本 カスミは今期中に全店、マルエツ、マックスバリュ関東は今期の下期からになると思う。同時にセルフレジも広げていて、こちらはマルエツで下期からすでに実験が始まっているし、マックスバリュ関東は来期には始まる。 セルフレジは、大体われわれの店で見ていると、平均して普通のレジの半分の時間で済む。平均値で2対1。ただ、…

  • 2020.10.07

    ザ・トップマネジメント 「カスミ 山本慎一郎社長」:コロナ時代の先進経営を語る_前編

    「新型コロナがDXを加速、新しい形の決済とオンライン事業をグループにも拡大」 ——8月も既存店売上高前年比の数値は108.6%と高水準だった。この間継続的に高い水準で推移した数値をどう見るか。 山本 8月は、今年は特殊事情。お盆で帰省されないお客さまがいらっしゃった。茨城はもともと帰省が関係ないが、われわれのお店を見ても、帰省が少なかった埼玉の店がやはり良かった。なおかつ外食、行楽もなくという中で既存店の数値が高くなった。 この間の数字を見ると3月の数字(既存店売上高前年比104.0%)は、われわれは低い方、その後も、少し売り方を考えたり、販促を変えたりしながらやってきて、とりあえずはそれほど…

  • 2020.08.11

    ザ・トップマネジメント 「ベータ・ジャパン 北川卓司カントリーマネージャー」:新たな小売業を語る

    販売を主目的としない「小売りの新しい形」を日本へ ――米国の事業を日本で展開しようと思ったきっかけ、可能性を感じた部分は。 北川 小売り全体が厳しい中、オンラインで買われる方が多くいらっしゃる。その際、「それでは、店舗はどのような形で進化していく必要があるか」と考えたときに、よく昔から「体験型にシフトしよう」と言われてきたと思う。 ただ、それを「販売しながら体験にフォーカスする」といった形でやる場合、結局、売れたりすると販売の方にどんどんシフト、フォーカスしてしまう流れが多いと思っている。 その点、b8ta(ベータ)は、販売はするが、最初から主目的として販売を置いていないことを明言している。か…

  • 2020.08.08

    ザ・トップマネジメント 「アクシアル リテイリング 原 和彦社長」:コロナ時代の先進経営を語る

    社会貢献の一環で外食とコラボ、「競合」から「相互補完」に関係が変わった ――まとめ買いで客単価が上がる傾向にあった。7 月に入ってからの状況は。 原 客単価の水準は4~6月とあまり変わらず、昨年対比でほぼ2桁の伸び。ただ、客数が数%下がってきているので、売上昨年比で見ると、4~6月に比べるとやや下がってきている。ただ、まだ、もちろん客単価の方が上に出ているので売上昨対で見ると高い伸びではある。 ――買物が変わった。買物の頻度を減らし、まとめ買いをする傾向になったといわれているが。 原 頻度はある程度、減っているが、まとめ買いの傾向はちょっと落ち着いてきているのかなと思っている。必要な量のみ買わ…

  • 2020.08.07

    ザ・トップマネジメント「ヨーク 大竹正人社長」: コロナ時代の先進経営を語る

    統合で低価格商品の開発も可能に、新MDと合わせ二極化消費に対応―直近の状況は。大竹 良い。ずっと(既存店売上高前年比)2桁増ぐらいで来ていて、6月もほぼ2桁増。7月もおそらく2桁増で行きそうだ。

  • 2020.08.07

    ザ・トップマネジメント「マルエツ 古瀬良多社長」:コロナ時代の先進経営を語る

    買物の時間帯、頻度、量が変わる局面に合わせ、提案に磨きをかける ――直近の状況は。 古瀬 7月に入ってから雨が続いているが、やはり客数が伸びず、客単価が伸びているという傾向値は変わっていない。やはり、お客さまの「買物頻度を減らして、1回の買物でしっかりと買いたい」という傾向は変わっていない。 直近(7月17日段階)でも客数は90%台、客単価が110%台のイメージだ。5月は客数が80%台になったが、これはチラシなどを一切やめたため。価格は安くしていたが、競合企業にはネット(の販促)を続けていたところもあり、店によっては競合にさらされたという感はある。客数はそこを底に徐々に上がっているイメージだ。…

  • 2020.08.07

    ザ・トップマネジメント「オーケー 二宮涼太郎社長」: コロナ時代の先進経営を語る

    まとめ買い対応を強めつつ、お客の期待の先を行く商品、価格を実現 ――足元の状況は。 二宮 6月は3月、4月、5月に比べて少し落ち着いた感じがある。5月までは既存店は2割ほど伸びていたが、6月はそこまでは行っていない。それでも新型コロナ前に比べると売上げは高い。 ――スーパーマーケット(SM)では客単価の伸びが大きくなっている。 二宮 お客さまの買物の頻度が減ったのが常態化したのかなと思う。だから、客数の見方としては見づらい部分はある。頻度が下がって、客単価が上がっている売上高ではある。どの企業も同じ傾向ではないか。 お客さまが買物の回数を減らしていることは、客数を見ると明らか。そうなるとよりま…

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