dポイントの貯め方とは?使い道や、使える・貯められる店舗、メリットと併せて解説
2023.12.19
2022.06.24

街のお店での支払い還元など、豊富な貯め方が存在するdポイント。さまざまな業界で導入されており、消費者にとって身近なポイントサービスとなっている。
しかし、店舗で貯める・使う以外にどのような利用方法があるのか、知らない人も多いはず。本記事では、dポイントの概要とメリットをまとめた後、ポイントの貯め方・使い道を解説していく。
dポイントとは?
dポイントとは、ドコモが提供するポイントであり、プログラム自体はdポイントクラブと呼ばれている。Tポイント・楽天ポイント・Pontaポイントと並ぶ共通ポイントとしても、多くの消費者に利用されており、dポイントクラブの会員数は2022年3月時点で8,900万人を突破している。
dポイントは加盟店での買い物やキャンペーンの活用など、さまざまな方法で貯めることが可能。そして、貯めたポイントは買い物・ネットサービス・携帯料金などに充当でき、無駄なく日々の節約にも繋げられる。
また、dポイントはドコモユーザーではない場合でも、貯める・使えるのが特徴。「d」ポイントという名称の通り、当初はドコモユーザー向けにリリースされたポイントプログラムだったが、現在はドコモユーザー以外もdアカウントを発行すれば、ポイントを利用できる。
なお、dポイントクラブの入会金・年会費は無料。誰でも気軽に始められるポイントプログラムである。
dポイントのメリット
数あるポイントサービスの中でも、dポイントを利用することにはどのようなメリットが存在するのか、紹介していく。
dポイントカードの種類が豊富
dポイントを利用するにはdポイントカードが必要となるが、下記の通りカードの種類は豊富に用意されている。
- dポイントカード
- モバイルdポイントカード
- dカード
- dカードゴールド
- dカードプリペイド
自身の生活スタイルに合わせて、dポイントカードの種類を選べるのが大きなメリット。ここでは、各カードの特徴を見ていこう。
dポイントカード
ポイント機能のみ搭載しているのが、dポイントカードだ。dポイントカードの発行に対応している店舗はドコモショップだけでなく、ファミリーマート・ローソン・マクドナルド・エディオン・マツモトキヨシなど、dポイントを使えるお店なら発行可能。
店員にdポイントカードが欲しい旨を伝え、発行してもらおう。
モバイルdポイントカード
dポイントクラブのアプリ上でポイント機能を利用できるのが、モバイルdポイントカードだ。アプリをインストールし、dアカウントの作成・モバイルdポイントカードの発行手続き・登録手続きを行えば、スマホ上でポイント機能が使えるようになる。
なお、すでにdポイントカードを利用している人も、ポイントカード番号を入力すれば、アプリと統合することも可能だ。
使い方は非常に簡単で、画面に表示されるバーコードを店員に提示し、読み取ってもらうのみ。スマホ決済サービスやデジタル会員証を利用している人は、ポイントカードも電子化して利便性を高めて欲しい。
dカード・dカード GOLD
ポイント機能に加え、クレジット機能と電子マネー「iD」の機能を搭載しているのが、dカード・dカード GOLDだ。買い物で利用すると、100円(税込)につきdポイントを1ポイント貯めることができる。
なお、dカードの年会費は永年無料、dカード GOLDは11,000円(税込)となっている。年会費の高いdカード GOLDだが、ドコモのケータイ代・ドコモ光の利用料金1,000円(税抜)ごとに10%の還元を受けられるなど、さまざまな特典も用意。
効率良くdポイントを貯めたい人に、おすすめのカードと言えるだろう。
dカードプリペイド
事前にローソンやセブン銀行ATM、ネットサービスからチャージを行い、決済できるのがdカードプリペイドだ。dカードプリペイドは、ネットショッピングを含むMastercard加盟店、およびiD加盟店で利用できる。
審査はなく、年会費・発行手数料が無料であるのも特徴で、比較的作りやすいカードとなっている。また、dカードには劣るものの、200円(税込)につき1ポイントの還元を受けられるのも魅力だ。
プリペイド式で計画的に買い物しつつ、お得にdポイントを貯めたい人におすすめできるカードと言える。
会員ランクが設けられている
dポイントクラブは2022年6月3日より、ポイントが一層貯まりやすくなる「dポイント倍率アップ特典」を新設した。本特典は3ヶ月間の累計獲得ポイントに応じて、下記の通りポイント進呈倍率が変動する仕組み。
ランク | dポイント獲得数 | ポイント進呈倍率 |
5つ星 | 5,000ポイント | 2.5倍 |
4つ星 | 1,500ポイント | 2.0倍 |
3つ星 | 600ポイント | 2.0倍 |
2つ星 | 100ポイント | 1.5倍 |
1つ星 | ー | 1.0倍 |
dポイントは店舗でポイントカードを提示した場合、0.5~1.0%の還元を受けられる。例えば、ランク5の会員が還元率1.0%の店舗で決済すれば、2.5%のポイント還元を受けることが可能。
なお、ランク判定の対象となるポイントは下記の通り。
- dポイントカード・d払い・dカードを街や通販サイトの買い物で利用
- ドコモのケータイ・ドコモ光・ドコモでんき・ドコモのサービスを利用
- dカード GOLDの10%還元特典
キャンペーンやアンケートなどで貯まるポイントは、ランク判定の対象とならないので注意して欲しい。
有効期限は48ヶ月と長い
dポイントの有効期限は獲得した月から起算し、48ヶ月後の月末までで設定されている。Tポイント・楽天ポイント・Pontaポイントの有効期限は1年間であるため、dポイントは余裕を持って利用できるのがメリットと言える。
ただし、気を付けたいのが通常のポイントとは別に、キャンペーンなどで進呈される期間限定ポイントの存在。有効期限が短いポイントも多いため、早めに使用しなければ失効する可能性もある。
なお、dポイントは有効期限が近いものから順番に消費されるので、利用時に期間限定ポイントを指定するといった手間はない。dポイントの有効期限を確認したい場合は、dポイントクラブにログイン、もしくはdポイントクラブアプリからチェックしよう。
dポイントの貯め方
ここでは、dポイントを効率的に貯める方法を解説していく。
店舗・ネットサービスでの支払いで貯める
dポイントは加盟店での買い物時にdポイントカードを提示することで、支払い金額に応じたポイントが還元される。業界別に見た加盟店例としては、下記が挙げられる。
業界 | 店舗 |
コンビニ | セブン-イレブン・ファミリーマート・ローソン・ローソンストア100・ポプラ・ミニストップ・ニューデイズ |
ドラッグストア | マツモトキヨシ・ココカラファイン・クスリのアオキ・キリン堂・サツドラ・サンドラ・スギ薬局・ツルハドラッグ・富士薬品 |
スーパー・百貨店 | ライフ・高島屋 |
家電量販店 | エディオン・ジョーシン・コジマ・ビックカメラ・ノジマ |
ファッション | AOKI・はるやま・GLOBAL WORK・エースコンタクト |
本・書籍 | ジュンク堂書店・三洋堂書店 |
飲食店 | マクドナルド・KFC・モスバーガー・ファーストキッチン・丸亀製麺・松屋・吉野家・なか卵・サンマルクカフェ・大戸屋・俺のシリーズ・かっぱ寿司・スシロー・デニーズ・ガスト・ジョナサン・バーミヤン・ココス・日高屋・牛角・CoCo壱番屋 |
ガソリンスタンド | ENEOS・コスモ石油 |
2022年3月時点におけるdポイントクラブの加盟店は約480社。全国に展開される大手チェーン店をはじめ、地域密着型の店舗まで幅広くdポイントクラブは導入されている。また、ホットペッパーグルメやじゃらんnetなど、ネットサービス利用時もポイントが付与されるのは嬉しい。
還元率に関しては前述の通り、店舗によって0.5~1.0%で変動する仕組み。例えば、ファミリーマートは200円(税込)につき1ポイント、クスリのアオキは100円(税抜)につき1ポイントの還元を受けられる。税込・税抜であるかも店舗によって異なるので、あらかじめ還元率の詳細を公式サイトからチェックして欲しい。
dマーケットを利用する
dマーケットとは、NTTドコモが提供するdショッピング・dブック・d fashion・dミュージックといったサービス・コンテンツを配信するポータルサイトである。dポイントクラブと同様、以前はドコモユーザー限定で配信されていたサービスだが、現在はdアカウントを取得していれば誰でも利用可能。
充実したサービス・コンテンツを利用できるのもさることながら、dポイントの貯まりやすさも魅力的なポイント。例えば、dショッピングでは毎月10日・20日にキャンペーンを実施。4,400円(税込・送料別)以上の購入で全商品ポイント10倍以上、最大40倍のポイント還元を受けられる。
普段からネット通販サイトやサブスクなどオンラインサービスを利用している人は、一度dマーケットのコンテンツもチェックしてみよう。
d払いを利用する
スマホ決済サービスのd払いを実店舗で利用すれば、dポイントの還元を受けられる。基本還元率は0.5%で設定されており、200円(税込)につき1ポイントを付与する仕組み。
さらに、会計時にdポイントカードを提示すれば、d払いの還元と合わせてポイントの二重取りも可能だ。dポイントを二重取りできる店舗は、d払い・dポイントの2つのマークが目印となっている。
また、通販サイトの決済にd払いを使用すれば、100円(税込)につき1ポイントを還元。1.0%の高還元率でネットショッピングも利用できる。
キャンペーンを利用する
dポイントでは、定期的にポイントが貯まるお得なキャンペーンを実施している。例えば、対象商品の購入でポイント5倍、特定の日にち・曜日に利用すればポイント2倍など、独自のキャンペーンを行っている店舗も多い。
ただし、キャンペーンによっては事前のエントリーが必要なケースも。参加できるキャンペーンが開催されていないか、dポイントの公式サイトを確認してみて欲しい。
他社ポイントをdポイントに交換
他社ポイントをdポイントへ交換し、貯めるのも1つの方法だ。交換可能な他社ポイントの例とレートは下記の通り。
サービス | 交換レート |
WAON POINT | 1WAON POINT → 1dポイント |
JAL | 10,000マイル → 10,000dポイント |
リクルート | 1リクルートポイント → 1dポイント |
交換できるポイントは公式サイトから確認可能。余っている他社ポイントがある人は、dポイントと交換できないかチェックしてみて欲しい。
dポイントの使い道
次に、貯めたdポイントのおすすめの使い道を解説していく。
店舗・ネットサービスの支払いに充当する
dポイントは「1ポイント=1円」として、店舗やネットサービスの支払い料金に充当することできる。使える店舗・ネットサービスとしては、コンビニ・ドラッグストア・スーパー・飲食店・ガソリンスタンドなど多岐に渡る。
概ねdポイントを貯められる店舗・ネットサービスと同じだが、詳細なショップは公式サイトを要チェック。
dポイントを他社ポイントに交換
余ったdポイントは、他社ポイントに交換することもできる。例えば、JALマイルの場合は「5,000dポイント → 2,500マイル」で交換可能。
dポイントを他社ポイントへ交換し、使い道を広げてみて欲しい。
dマーケットに利用する
dマーケットでは、ポイントを貯めるだけでなく使うことも可能。dポイントを使えるサービスとしては、下記の通り。
- dショッピング
- dブック
- d fashion
- dミュージック
- d car share
- dTV
- dアニメ
dマーケットで貯めたポイントを充当すれば、サービス利用料の節約にも繋がる。
ドコモサービス・商品の料金に充てる
dポイントはドコモケータイ・ドコモ光・ドコモでんきなど、一部ドコモサービスの支払い料金に充当できる。ポイントの充当は1円単位で行えるのも嬉しいポイント。
また、ドコモ商品のスマホやアクセサリーなどに対しても、dポイントは充てられる。ドコモユーザーであれば、使い道がなく有効期限が切れることもないだろう。
dポイント投資に利用する
dポイント投資とは、dポイントを運用して投資体験ができるサービスである。100ポイントから始められ、証券口座の開設や本人確認も不要。
また、おまかせ運用の場合はポイントを入れるだけでよく、定期的なチャートのチェックといった作業も発生しない。投資初心者に適したサービスと言えるだろう。
現在dポイント投資の利用者数は100万人を突破し、多くのユーザーがポイント運用に挑戦している。当然、元本割れとなる可能性もあるが、ポイントを増やしたい人は本サービスをぜひチェックしてみて欲しい。
dポイントのまとめ
dポイントは基本還元率こそ他の共通ポイントと遜色ないが、貯め方・使い道が充実したポイントプログラムである。
特に、新設された「dポイント倍率アップ特典」の存在は非常に大きい。最高ランクまで上げるのは簡単ではないものの、dポイントカードやdポイントが貯まるサービスを中心に利用すれば、ポイント進呈倍率が1.5倍になる「ランク2」も目指せるだろう。
効率良くdポイントを貯めていき、家計の負担軽減に繋げてみて欲しい。