ローソンが国産小麦100%使用、もちもち食感を生かした生パスタを発売、他商品でも国産小麦へのシフト進む

2024.09.20

ローソンは、国産小麦100%使用の生パスタを使った「ソースたっぷりカルボナーラ」(税込み599円)、「ソースたっぷり北海道たらこ」(同)、「ソースたっぷりボロネーゼ」(同)の3品を9月23日から全国の1万3991店のローソン店舗(2024年8月末時点、「ローソンストア100」を除く)で発売する。

生パスタは、小麦粉に卵、塩、水などを練り込み、生地に熱を加えずに作られる「乾燥していない」パスタを指す。

国産小麦の生パスタは、「もちもち」とした食感でソースに絡みやすいのが特徴だという。また、お客がパスタに求めることの自社調査などでは、「ソースの量が多い」「ソースが濃厚」であることが常に上位に入ることから今回、ソースと具材を従来品よりも約25%増量した。

ローソンでは昨今の国産小麦への需要が高まり、生産量の増加などの状況を受け、原料の国産小麦へのシフトを進めている。9月17日からは19年の発売開始以来、累計約1億4000万個(2024年9月20日時点)を販売するどらもっちシリーズの人気商品「どらもっち(あんこ&ホイップ)」(税込み200円)に使用する小麦についても国産に変更している。同社としては今後も使用する食材の特徴を生かした商品の開発、販売を行っていくとしている。

商品の特徴

ソースたっぷりカルボナーラ

従来品と比較して約3倍の量の卵黄と北海道産生クリームを合わせたこくのあるソースに、国産小麦を100%使用した「もちもち食感」が特徴の平打ちパスタ「フェットチーネ」を合わせたカルボナーラ。具材には、ベーコンと半熟卵をトッピングしている

ソースたっぷり北海道たらこ

バターのこくと北海道産タラコの味わいが楽しめる、うま味が効いたソースが特徴のパスタ。国産小麦を100%使用した「もちもち」で「ぷりぷり」とした食感が特徴の直径2.2mmの丸型の生パスタを使用。ソースとの相性も良いという

ソースたっぷりボロネーゼ

赤ワインやブイヨンを効かせたこくのあるボロネーゼソースと、国産小麦を100%使用した断面が楕円形の「もちもち食感」のパスタ「リングイネ」を合わせたボロネーゼで。仕上げの粉チーズがソースの味わいを引き立たせる

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