セブン&アイ、「セブン・ザ・プライス」が累計販売金額200億円を突破、セブンプレミアム全体は24年度1.5兆円ペースで推移

2024.12.12

セブン&アイ・ホールディングスはグループ共通のプライベートブランドのうち、低価格ラインの「セブン・ザ・プライス」の累計販売金額が2024年12月時点で発売開始から累計で200億円を突破したと発表した。

セブン&アイとしては、「お客様の生活防衛意識が高まる中、『経済性』と『上質』を求める消費の2極化が高まっている」とする。こうした背景の中で、セブンプレミアムシリーズが幅広い世代のお客から好評を得ることができていると考えており、24年度の年間売上高は、当初計画の1兆5000億円達成に向けて着実に推移しているという。

特に好調を示すのが、21年7月にイトーヨーカドーのオリジナルブランド「ザ・プライス」として誕生し、22年9月からグループ共通のプライベートブランドとして展開している「セブン・ザ・プライス」のラインとなっている。「おいしさ」と「品質」を追求しながら、サプライチェーンの見直しや商品作りをシンプルにすることでコスト低減を図りながら開発している。

24年度の上期売上げは前年比約200%増を記録し、取扱アイテム数も当初の11アイテムから2024年11月末時点で211アイテムにまで拡大している。商品開発が進んでいることもあるが、こうした数値は低価格への支持が高まっていることを示しているようにもみえる。

セブンプレミアムの低価格ラインとして多層階の1つとして位置付けられたセブン・ザ・プライス

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