アマゾンが全国18カ所に配送拠点を新設、新たに10都道府県で「置き配指定サービス」の利用が可能に

2022.07.27

アマゾンジャパンは日本全国18カ所にAmazonの配送拠点である「デリバリーステーション」を開設すると発表した。これらのデリバリーステーションの開設によって全国のお客が数百万点の商品を翌日に受け取ることが可能になるという。

また、新たに青森県、岩手県、秋田県、長野県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県、熊本県、沖縄県で「置き配指定サービス」が利用できるようになる他、Amazon独自の配送による700万点以上の商品の翌日配送が可能となるとしている。

また、今回のデリバリーステーションの設置に伴って5000人以上の雇用の機会を生み出すとしている。職種は拠点の安全衛生、ステーションマネージャー、シフトアシスタント、ラーニングコーディネーター、ドライバーマネージャー、Amazon Flexの配送パートナーなど。

2022年に開設する18拠点の名称(仮称)と開設予定月は以下の通り。

八戸デリバリーステーション/青森/7月

弘前デリバリーステーション/青森/6月

盛岡デリバリーステーション/岩手/3月

秋田デリバリーステーション/秋田/6月

三郷デリバリーステーション/埼玉/3月

上尾デリバリーステーション/埼玉/9月

品川デリバリーステーション/東京/10月

横浜・都築デリバリーステーション/神奈川/7月

横浜・戸塚デリバリーステーション/神奈川/8月

千曲デリバリーステーション/長野/9月

塩尻デリバリーステーション/長野/7月

名古屋・中川デリバリーステーション/愛知/9月

高松デリバリーステーション/香川/8月

松山デリバリーステーション/愛媛/9月

高知デリバリーステーション/高知/6月

徳島デリバリーステーション/徳島/7月

熊本南デリバリーステーション/熊本/9月

豊見城デリバリーステーション/沖縄/8月

デリバリーステーションは、注文のあった商品を全国のフルフィルメントセンターなどから集約し、周辺地域のお客の玄関先まで届ける「Amazonのラスト・マイル・デリバリー」の起点となる場所の位置づけ。今回の18拠点の新設によってアマゾンジャパンとしては日本国内で45拠点以上のデリバリーステーションを展開することになる。

Amazonでは日本国内の対象郵便番号に配送し、置き配指定サービス、Amazonロッカーへの配送、都合の良い日時に配送するなど、「お客の希望に沿った配送」の選択肢を実現している。

中でも、置き配指定サービスは、宅配ボックス、ガスメーターボックス、車庫、自転車かご、玄関先などお客が場所を選択するもので、お客が商品の受け取りに立ち会う必要がないことから非接触のサービスとなる他、配送ルートが効率化できたり、再配達の手間が省けることからAmazonとしてもメリットがある他、CO2排出量の削減につながるなど環境にも配慮した配送サービスとなっている。

また、Amazonでは、長年のプロセス改善とイノベーションによって一部の地域ではお客に数百万点の商品の当日配送が可能になったとしている。お客が正午12時までに注文の場合、同日の22時までに商品を届けるサービスを選択することができる。

また、東京、神奈川、大阪、京都、福岡、宮城、福島、埼玉、千葉、神奈川、愛知などの地域では、「お急ぎ便」「お届け日時指定便」も利用可能。

例えば東京都に住むプライム会員は、当日注文した商品の当日中の受取時間を2つの配送時間帯(16~20時または18~22時)から選択できる他、クリックから玄関先までわずか数時間で100万点以上の商品を購入することができる。

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