セブンが「スープ」マーケットを本格深耕、「スープ惣菜」をリニューアル、野菜たっぷり!食べる「麺なし」スープなど新登場
2024.09.18
セブン-イレブン・ジャパンは、オリジナルフレッシュフードの「スープ惣菜」を、より健康志向に対応した商品としてリニューアルし、9月下旬から順次、全国で発売する。同社としては昨今、健康意識の高まりもあって、「栄養バランスを意識した食事を取りたい」というニーズが増えていると判断。
これに応える形で、野菜やタンパク質、食物繊維などが摂取できる具材たっぷりの「食べるスープ」という新コンセプトの下、新たに「スープ惣菜」を展開する。
品揃えの一例として、1/2日分の野菜(1日に必要な野菜量を350gと推奨する厚生労働省『健康日本21(第2次)』に基づく)が摂れる「野菜タンメンスープ」を新発売。
これは定番商品として人気のカップ麺「野菜タンメン」のスープとたっぷりの「野菜のみ」を楽しめる「麺なし」スープ。オリジナルフレッシュフードの開発で培ったスープの知見と技術を生かしながら、「麺なし」にすることで、野菜が取れる一方で、カロリー控えめの商品に仕上げた。
同商品をはじめとして、タンパク質や食物繊維がしっかり取れるスープ惣菜の品揃えを充実させていく。
各商品のパッケージには、栄養素や野菜の摂取量の情報を表示。お客がニーズに合った商品を選ぶことができるようにしている。
価格面でも、昨今の節約志向の高まりに対応し、下限売価を税抜き278円(税込み300.24円)に設定するなど、手軽に購入しやすい価格帯での提供としている。
「この秋は新たに、もう1つ柱になるような商品ということで、スープに着目する。スープは約4000億円のマーケットボリュームがあり、しかも、年々伸長しているマーケットだ。非常に健康観がある商品ということで、野菜を摂取したい、糖質を意識している、あるいは温活という形で身体を冷やさないといった、さまざまな健康意識の多様化にも対応できる」(青山誠一・セブン-イレブン・ジャパン取締役常務執行役員商品戦略本部長)
また、今回、セブン-イレブン・ジャパンとしては、スープを2種類に分けて考えている。1つ目は、オリジナルフレッシュフードで培ってきた工場、製造ノウハウを生かした「食べるスープ」。
もう1つは大型の製造設備で、人の手を介さず、高い生産性を持って大量に製造する「飲むスープ」。こちらはプライベートブランドのセブンプレミアムとして開発しているもので、大量製造のメリットを生かしたもの。設備が機械化されたいることから「じっくり煮込む」ことができるといった強みもある。こちらについては、11月11日週に「オマール海老のビスク」といった新商品も投入する。
今回のスープ惣菜は1つ目の「食べるスープ」に該当する。
商品例
※画像はイメージ。税込み価格は、軽減税率対象商品は消費税8%で表示。会計の際は、税抜価格の合計に消費税額を計算し、1円未満は切り捨てとなる
野菜タンメンスープ
価格/298円(税込み321.84円)
味噌バターコーンスープ
価格/298円(税込み321.84円)
たんぱく質が摂れる濃厚鶏だし玉子スープ
価格/278円(税込み300.24円)
1食分の野菜黄金生姜スープ
価格/328円(税込み354.24円)
クラムチャウダー
価格/328円(税込み354.24円)