リンガーハットが、動画マニュアル・共有システム導入。人材育成の効率化、高品質化を目指す
2022.04.22
2022.02.17
株式会社リンガーハットは、株式会社スタディストが提供するマニュアル作成・共有システム「Teachme Biz」を導入する。
リンガーハットは、2022年3月までに長崎ちゃんぽん「リンガーハット」をはじめとした各業態のフランチャイズ店舗を含む約700店舗に「Teachme Biz」を導入し、人材育成の効率化、高品質化を目指す。
リンガーハットでの「Teachme Biz」活用の様子
■導入の背景と目的
リンガーハットは、長崎ちゃんぽん「リンガーハット」やとんかつ「濵かつ」をはじめとした4業態で691店舗を展開、従業員数は9,000名を超える。2016年から業務の標準化に取り組むなか、業務基準書の整備を進めているが、基準書の閲覧は紙に印刷したものがほとんどで、古い情報が更新されない、新入社員の育成は各店長のスキルに依存しているなどの課題を抱えていた。最新の情報が全従業員に即座に届き、高品質なサービスを提供できる環境を整えるため「Teachme Biz」を導入。
■主な活用方法
1. 店舗業務のマニュアル
接客や調理など、店舗業務のマニュアルの多くをTeachme Bizで作成、共有。特に、包丁の使い方や盛り付けなど、動きを伴うものについては動画も活用し、誰でも理解しやすいような内容になっている。
2. 本部から店舗への通達
新商品販売のお知らせや、業務手順変更の通知、営業時間の変更など、本部から店舗に通知される連絡事項の提示をTeachme Bizに集約することで、一覧性を高め、理解度も向上。
3. 入社オリエンテーション
1年で約5,000人が入社するリンガーハットではこれまで、入社時のオリエンテーションを店長や時間帯責任者が1時間つきっきりで行っていた。その時間に他の業務をおこなえなくなるだけでなく、担当者によって伝える内容にばらつきが発生。オリエンテーションの内容をTeachme Bizで閲覧できるようにしたことで、効率化と標準化を実施。
■株式会社リンガーハット 執行役員 管理部 経営企画担当 北原憲和氏
「弊社では全員参加経営を目指しており、その一環として業務標準化を推進しております。その中で店舗においてはリングラム(店舗マニュアル)、本社間接部門には業務基準書の整備を行なってまいりました。Teachme Bizを導入する事でいつ誰が見ても最新の情報を確認でき、正しい作業を行なうことを目論んでいます。また、閲覧数を確認する事で本当に必要な業務かを見定めることが可能になるため、より整備されたものとして会社全体の業務改善を進めていきたいと考えています。」