P2Cとは?D2Cとの違い、メリット、デメリットと併せて紹介

2024.08.26

「P2C(Person to Consumer)」とは、企業ではなく個人が商品やサービスを企画して、消費者に直接販売する取引形態のことを指す。特にインフルエンサーやコンテンツクリエイターが、自分自身の権威や影響力を活用して直接消費者に商品やサービスを提供するケースが多い。

Youtube、Instagram、X(旧Twitter)などデジタルプラットフォームの発展に伴い、個人が自身のファンを増やして強い発信力、影響力を持つことができるようになったことが、P2C発展の背景にある。

P2CとD2Cの違い

「P2C(Person to Consumer)」に近い概念として「D2C(Direct to Consumer)」という言葉ある。「D2C」は、企業が中間業者や小売業者を介さずに、自社製品を直接消費者に販売するモデルだ。

どちらも中間業者を介さずに消費者に直接商品やサービスを提供するビジネスモデルであるが、「P2C」は販売や企画を行う主体が主に個人であり、「D2C」は販売の主体が主に企業を指すという点で違いがある。

P2Cは個人の影響力と信頼関係を活用し、D2Cは企業のブランド力とマーケティング資本を活用してビジネスを展開する。

P2Cのメリット・デメリット

P2Cのメリット

影響力のあるインフルエンサーやコンテンツクリエイターがP2Cのモデルでビジネスを展開する際、以下のようなメリットが考えられる。

・商品やサービスへの信頼獲得
インフルエンサーの場合、フォロワーから既に一定の信頼を得た状態でビジネスを始められる点は大きな利点といえるだろう。企業ではなく個人として信頼を得ている点はより影響が大きい。この信頼関係を活用して商品やサービスを展開することで、消費者獲得がより容易になると考えられる。

・マーケティングコストの削減
巨大なマーケティングチームや広告キャンペーンを展開する必要がなく、インフルエンサー自身のプラットフォームを活用することでコスト効率の向上も考えられる。低コストで効果的にマーケティングを行うことができるため、収益性の向上が期待できるだろう。

・消費者ニーズの把握と対応の速さ
プラットフォームを介して消費者からの直接のフィードバックを迅速に収集しやすい点もメリットだろう。そのため、市場のニーズやトレンドに素早く対応することができ、製品やサービスの改善がスムーズに行える。インフルエンサーはリアルタイムで消費者の反応をキャッチし、戦略を柔軟に変更することができる。

P2Cのデメリット

インフルエンサーやコンテンツクリエイターがP2Cモデルでビジネスを展開する場合、以下のようなリスク、デメリットが考えられる。

・信頼性のリスク
インフルエンサーの信用がそのままブランドに直結するため、インフルエンサーが不適切な行動や発言をすると、その信頼性が急激に失われ、商品の売上げやブランドイメージに大きなダメージを与えるリスクがある。信頼を築くのは時間がかかるが、失うのは一瞬になる。インフルエンサーはより一層自身の発信内容に気を遣う必要性が生じるだろう。

・持続可能性の課題
インフルエンサーが展開する商品やサービスは、良くも悪くもインフルエンサーの人気に影響を受けやすい。しかしプラットフォームのアルゴリズム変更や新しいインフルエンサーの登場など、外部要因などによって人気に陰りが出ることも珍しくない。人気商売は移り変わりが激しいのが特徴だ。確かな商品力もなく一時の人気によるブランディングだけでビジネスを展開するのはリスクがあるといえる。

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