ウォルマート

  • 2021.01.27

    ウォルマートが店舗内に注文処理および配送拠点「ローカルフルフィルメントセンター」を設ける店舗を拡大

    ウォルマートは、自社の店舗を強みの1つと捉え、集荷、注文の処理、配送の拠点として活用する「ローカルフルフィルメントセンター(LFC)」として、複数の目的に役立つように変化させてきたが、お客の評価も高いことから該当店舗を拡大すると発表した。すでに数十カ所を計画する他、今後さらに拡大を図る意向だ。 LFCは、店舗に小型の倉庫機能が組み込まれた、もしくは追加されたもので、生鮮食品や冷凍食品も含め、消耗品から電子機器までお客の支持が高い数千アイテムを補完する。 さらにLFCでは、従業員が店内を歩いて棚から商品を集める代わりに、自動化されたロボットがLFC内のアイテムを集める。その後、それらのアイテムは…

  • 2020.11.17

    ウォルマートが西友株式の大部分を売却、KKRが過半数、楽天は新たに設立する子会社を通じて少数株式を取得へ

    投資会社のKKR & Co. Inc.(KKR) と楽天は、ウォルマートが保有する西友株式について、KKRが過半数となる65%、楽天が小売業のDX(デジタルトランスフォーメーション)推進を目的に新たに設立する子会社が20%を取得することでウォルマートと合意し、契約を締結した。取引における事業価値は約1725億円と見積もられている。 一方のウォルマートは西友株式を15%継続保有する。本取引によって新たな株主が加わり、日本で意思決定ができるようになる他、新たな株主が持つ専門性を活用しながらイノベーションを進めDXを一段と加速できるようになるとしている。 西友は昨年6月に中期事業計画「スパー…

  • 2020.10.31

    米国ウォルマートが「小売新時代」に向けた新たなオペレーションの店を実験

    ウォルマートは、リアル店舗を店内のお客だけでなく、オンラインのお客にニーズにも応えられるような柔軟性を獲得するために迅速に動いている。そのための実験店として、リアル店舗を売場として活用すると共に、物流センターとしても活用する方法を模索する店舗を設けることとした。 全国4店をテストセンターとして選定、従業員がよりよく、より簡単にお客に対応することを目的に新しいテクノロジーやデジタルツール、物理的な強化などを試していく。現在2店で始まっていて、今後2店が追加される見込み。 プロダクトとテクノロジーのチームは店に張り付きながら、ソリューションをプロタイプ化し、テストを繰り返すことをリアルタイムで実践…

  • 2020.10.03

    英国アズダの一部株式をコンビニグループ経営者と投資ファンドがウォルマートから買収

    ウォルマートは10月2日、現状100%所有する英国子会社アズダの株式の一部を、イッサ兄弟およびプライベートエクイティファームのTDRキャピタルが運営する投資ファンドが買収することで合意に至ったと発表した。 イッサ兄弟は英国のブラックバーンに本部を置き、コンビニ、ガソリンスタンドなどを運営するEGグループの創業者兼共同CEO。 今回、イッサ兄弟とTDRキャピタルは、ウォルマートが100%所有している英国事業を「事業価値ベース」で68億ポンド(約9500億円、1ポンド=約140円換算、以下同)とみなして買収することをウォルマートおよびアズダと合意、発表した。両社はアズダ株式の過半を取得する一方で、…