ネクストミーツが主⼒の代替⾁商品を約30%値下げ、輸入牛肉の価格高騰下で代替肉の全国的な普及を⽬指す
2022.04.22
2022.03.17
ネクストミーツは、主力商品の「NEXTカルビ1.1」「NEXTハラミ1.1」「NEXT⽜丼1.2」「NEXTカルビ2.0」の4商品の卸売価格を引き下げると発表した。公式オンラインショップでは3⽉17⽇から、他は4⽉1⽇から適⽤する。

NEXTカルビ1.1、NEXTハラミ1.1、NEXTカルビ2.0のNEXT焼⾁シリーズは約28%の引き下げ、NEXT⽜丼1.2は約30%の引き下げとなる。
輸⼊⽜⾁の価格⾼騰、⽜丼チェーンやステーキ店、スーパーマーケットなどでの値上がりを受け、気候変動問題や⾷糧問題への危機意識、健康意識の⾼まりから需要が急速に拡⼤している代替肉について購入障壁となっている「価格」面の取り組みを図ることで、普及を目指す。
引き下げに成功した要因は⽣産量の増⼤と生産の効率化にあるという。生産量については、今年度(2021年5⽉〜)の売上げが初年度(20年度)と⽐べて20倍以上になったことで⽣産量が⼤幅に増⼤。原料コストや資材コストを⼤きく抑えることができたとしている。
⽣産の効率化については、加⼯⼯程でのオペレーションを⾒直し、⽣産コストのカットにつながったとしている。さらに、代替⾁の製造⼯程はまだ確⽴されていない状況のため、今後も⾒直しによる効率化が図れると考えているという。
同社としては「ミートショックが消費者の⽣活に⼤きな打撃を与えている中、今回のニュースは社会的に⾮常に⼤きな意味を持つと考えている」とする。
今回の価格引き下げによって小売業での取り扱いが拡⼤することで消費者がより⼿に取りやすい状況となること、また、代替⾁が価格⾯で⾷⾁を逆転し、「第四の⾁」として当たり前の食になる「パラダイムシフト」への⼤きな⼀歩になることを期待しているという。