ローソンの店内キッチン製造の「まちかど厨房」の弁当「海鮮かき揚げ丼」リニューアル、「まちかど厨房」は前年比約4割伸長
2022.05.09
ローソンは店内キッチンで調理する「まちかど厨房」の「海鮮かき揚げ丼」を5月10日からリニューアルすると発表した。同商品は2014年9月の発売で、今年4月実績によるとまちかど厨房の弁当カテゴリーで販売数1位の売れ筋商品。
今回のリニューアルではお客へのアンケート調査結果を基に原料の配合を見直し、かき揚げの油っぽさを軽減させた上でよりふんわりとした食感に仕立てた。
ポイントプログラムPontaのデータによると、同商品は昼と夕夜間に40代~50代のお客を中心に好評を得ているという。
店内調理の強みを生かす「まちかど厨房」は2011年から導入が始まり、今年4月時点の導入店舗数は 8457店にまで拡大している。
「まちかど厨房」の商品の売上げは高まっており、今年3月、4月の販売高は前年同期比で約4割伸長したとしている。
小売業全体で人手不足となっていることから、店内製造の設備を持つスーパーマーケットでも店内製造とアウトパックのバランスを見直す動きがある他、食品ロスの観点からロングライフ化を目指す動きもあって、惣菜でも冷蔵、もしくは冷凍のアウトパック商品開発が活発化している。
一方で、だからこそ、出来たての商品の強みを生かし、製造体制、販売体制を工夫して差別化策として活用する戦略も有効といえる。
もちろん、前述の3月、4月の売上げの伸びはコロナ禍の行動制限や外食の営業縮小の影響も大きかったとみられる。
その意味では、今回のリニューアルはこれから復活が本格化する外食との競合にも打ち勝っていけるかという点でも重要な位置づけとなる。
