⻄友が全国の⾃社⼯場活⽤による「健康弁当シリーズ」を発売、製造小売業化とオリジナルメニューの開発力を強化
2024.06.21
⻄友は6月24日から、「ココロとカラダの健康」をコンセプトにしたオリジナルの健康弁当シリーズを新発売する。

同社は、2025年に「食品スーパーでNo.1」になることを目指す中期経営計画に基づき、製造小売業化と「質販店化」に向けた商品力強化を進めている。
惣菜では製造小売業化によるオリジナルメニューの開発力強化を進めているが、今回の書品もその一環となる。
健康弁当シリーズは、①厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2020年版)」を踏まえて600kcal以内とし、②5⾊(⾚、⻩、緑、⽩、⿊)の食材を使⽤し、③栄養成分を数値で訴求できる、という3点を開発の要件としている。
西友としては、栄養と彩りのバランスやカロリーに配慮したこれら要件を満たすことで、女性、健康を重視する層の需要に応える弁当になったとしている。
今回発売する商品は、①3種の豆(ガルバンゾ、⼤豆、枝豆)と鶏肉でタンパク質を摂取できる「タンパク質が摂れるガパオライス」、②「気仙沼産サバ」とひじきで、鉄分が摂れる「気仙沼産サバと野菜の⿊酢あん弁当」、③オメガ3脂肪酸が含まれる良質な鶏を⻯⽥揚げにした「⽞⽶鶏×⽞⽶ごはん弁当」の3商品。
⻄友では今年、女性や健康を重視する層の需要を意識して、ヘルシーな「わっぱめし」シリーズをテスト販売したところ、「炙り焼サバごはん」(売上計画比1.1倍)や「焦がし醤油仕立ての鶏そぼろごはん」(売上計画比2.5倍)など好調な売上げを記録した。
この結果を受け、これまで⻄友が得意としていたボリューム感重視の弁当だけでなく、女性や健康を重視する層向けの商品開発を強化することを決定した。
⻄友は惣菜改⾰のテーマを「お客さまの食のシーンやニーズにあわせたメニュー提案を⾏う」ことと定め、多様化する食のシーンやニーズ、地域の食文化に柔軟に対応し、かつ、おいしさと手頃な価格を実現することを目指している。
そのために、全国に6カ所ある⾃社⼯場を活⽤しながら製造小売業化を促進していく。西友としての製造小売業化の具体的な取り組みは次のとおり。
①商品開発コンセプトを⾃社で設定
②商品開発コンセプトに基づき、メニューを企画
③原料を産地にさかのぼり調達
④⾃社⼯場で独⾃の味付け、調理を⾏う
今回のランチシーン向けの「健康弁当シリーズ」における原料調達、⾃社⼯場での独⾃の味付け、調理の一例として、「⽞⽶鶏×⽞⽶ごはん弁当」では、鶏肉について鶏肉の加⼯レベルや品質が⾼いとされるタイから調達している。また、「気仙沼産サバと野菜の⿊酢あん弁当」では、気仙沼産サバを現地調達し、⾃社⼯場において⿊酢のまろやかな酸味とフルーティーな⽢味を生かしたこだわりの⿊酢あんなどで、独⾃の味付け、調理を⾏っているという。
「健康弁当シリーズ」商品詳細
※カロリー表示は、関東エリアで販売する商品を対象にしている
タンパク質が摂れるガパオライス
カロリー/411kcal
価格/税抜き399円
販売エリア/北海道を除く全国
具材/十六穀⽶、ガパオの具(鶏肉、玉ネギ、枝豆、⼤豆、ガルバンゾ)、目玉焼き風オムレツ、レモン、レタス、⾚⻩パプリカ

気仙沼産サバと野菜の⿊酢あん弁当
カロリー/378kcal
価格/税抜き459円
販売エリア/北海道を除く全国
具材/ヒジキご飯、うの花、サバと野菜の⿊酢和え、豆ひじきサラダ、キャロットラペ

⽞⽶鶏×⽞⽶ごはん弁当
カロリー/532kcal
価格/税抜き499円
販売エリア/北海道を除く全国
具材/⽞⽶鶏(プライベートブランド食の幸)、⾚パプリカ、カボチャ、ゆで卵、ブロッコリー、サツマ芋、茎ワカメとしその実、⽞⽶ご飯、豆ヒジキサラダ

