竹下浩一郎

リテール総合研究所代表取締役『リテールガイド』編集長。1975年長野県上田市出身。中央大学文学部文学科英米文学専攻卒業後、小売業経営専門出版社の商業界に入社。スーパーマーケット経営専門誌『食品商業』編集部、チェーンストア経営専門誌『販売革新』編集部を経て2014年『食品商業』編集長就任。この間、世界最大級の食品見本市SIALパリの新商品国際審査員などを務める。20年5月ロコガイド入社、『リテールガイド』の創刊編集長就任。同10月にロコガイドがリテール総合研究所を設立、代表取締役に就任。一般社団法人日本惣菜協会『中食2030』(ダイヤモンド社)「スーパーマーケットにおける中食の未来」執筆の他、コーネル大学リテール・マネジメント・プログラム・オブ・ジャパン講師、スーパーマーケットGood Action Initiatives推薦委員なども務める。ファイナンス修士(専門職)(中央大学)。モットーは「正直であること」。

  • 2022.01.05

    ザ・トップマネジメント 令和4年新春特別編 サミット 服部哲也社長

    「SDGsもDXも、あくまで自分事にして取り組む、1人1人の小さな取り組みをいっぱい集めて大きな成果につなげる」 ——2021年は、中期経営計画「GO GREEN2022~社会に必要とされる新しいSMの創造~」2年目で、折り返しだった。 服部 もともと「GO GREEN2022」の中計自体が、「スーパーマーケットの枠を超えた存在を目指す」というテーマのため、定量的な目標があまりはっきり掲げられていないこともあって、「事例」がどれぐらい集まってくるのかが2年目となる21年だと位置づけていた。 その意味では、本当に(中計を通じて目指す)「生きる糧を分かち合うお店」につながっていくような「種」となる…

  • 2022.01.04

    ザ・トップマネジメント 令和4年新春特別編 ライフコーポレーション 岩崎高治社長

    「いまこそマインドセットを変え、『質の競争』に転換すべきとき、SM業界は、いかに付加価値を付けられるかの競争を」 ——2021年はどのような年だったか。 岩崎 21年はコロナ感染症が猛威を振るい、第5波は多少収まっているものの、オミクロン株の話も出ているので、結果的には1月から12月までほぼコロナ対策の1年だったかなと思う。 そのような環境で、前年から継続して「守る」「攻める」「変える」ことを軸に取り組みを進めてきた。「守る」ことについてはとにかく従業員、お客さまの安心、安全を重点的に、「まず、これが大事」ということで進めてきた。 店内環境、ワクチン接種、特別有休休暇制度、それから従業員には相…

  • 2022.01.04

    「アヌーガ2021」レポート第3回 ドイツを代表する小売勢力・リドルとアルディに反映する食品トレンド

    アヌーガが開催されるドイツ発の小売業といえば、売上高の世界ランキングでトップ10に入る2社、シュヴァルツグループ、アルディが展開する「ハードディスカウントストア」が大きな存在感を放つ。 デロイトトーマツグループが2021年6月に発表した『世界の小売業ランキング2021』ではシュヴァルツグループは4位、アルディは8位となっている。両グループとも売上高は10兆円を大きく超えるグローバルリテーラーで、ドイツの他、ヨーロッパ各地、アメリカなどに進出。リドルはアジアでは香港、アルディは中国の他、オーストラリアにも展開を広げている。 シュヴァルツグループが手掛けるハードディスカウントストアが「リドル」フォ…

  • 2021.12.28

    「アヌーガ2021」レポート第2回 コロナ禍の影響が食品トレンドに色濃く反映

    2020年の春から世界中に大きな影響を及ぼし続けている新型コロナウイルス。今回のアヌーガの展示を見ると、その影響が少なからず反映していることを実感できる。 その大きなものが「サスティナビリティ」の存在感の大きさだ。もちろん、サスティナビリティは新しい概念ではない。しかしながら、今回のコロナ禍によって在宅時間が増え、改めてこれまでの消費について見つめ直した傾向は世界的なものであったようだ。 特に日本では20年、イオングループのビオセボンやライフコーポレーションが手掛けるビオラルといった有機やサスティナビリティを打ち出したフォーマットの売上げが急増した傾向が見られた。 今後の世界にとっては重要であ…

  • 2021.12.03

    英国セインズベリーがアマゾンの「ジャストウオークアウト」技術を採用したコンビニをオープン

    英国のスーパーマーケットのセインズベリーが、米国アマゾンがアマゾンゴーなどで採用する「ジャストウオークアウト」の技術を採用したコンビニ「スマートショップ・ピック&ゴー」をロンドン中心部のホルボーンサーカスにオープンした。 アマゾンは「ジャストウオークアウト」技術を他の小売業に拡大することを表明していたが、今回、初の他国での展開として英国での展開が始まった形だ。さらに今回はセインズベリーの既存の設備を活用した改装の形での導入となったが、これも初めてのことだという。 お客はまず、セインズベリーの「スマートショップ」アプリをダウンロードする。その後、今回のホルボーンサーカスの店の場所を選択す…

  • 2021.11.29

    ヤオコー川越霞ケ関店がオープン、川越藤間店に続くサミット跡地への出店、今回は建て替え

    ヤオコーは11月25日、埼玉県川越市に川越霞ケ関店をオープンした。埼玉県96店目、全社では177店目となる。今期9店の出店を予定しているうちの8店目となる。サミット跡地への出店で、東武東上線霞ケ関駅から北方面に約100m、北口から徒歩約3分の駅近店。 県道114号川越生越線に面し、周辺は店舗や住宅が混在する古くからの市街地。1km圏内では人口、世帯数共に増加傾向で、年齢構成は30~50歳代、次いで70歳以上がボリュームゾーンとなっている他、単身、2人世帯の割合が66.6%と高いことが特徴。20代の単身世帯も多いという。 1km圏内の人口増減率は101.3%、世帯数増減率は107.3%と増加傾向…

  • 2021.11.29

    サミットストア王子店、年商40億円超の旗艦店が改装オープン、最新のマーチャンダイジングを導入

    サミットは11月20日、東京都北区のサミットストア王子店および衣料品のコルモピア王子店を改装オープンした。同店は1993年のオープン。この間、一度改装を実施したが、今回は売場だけでなく施設全体も一新、新たなテナントを導入したり、新規サービスを開始するなど大改装となった。 同店は、東京メトロ南北線王子神谷駅から徒歩約5分に立地、特にサミットストアは売場面積約700坪で2020年度年商約40億円という旗艦店クラスの大型店。 長年、サミットの代表的な繁盛店の1店として存在感を保ってきたが、2017年3月には王子神谷駅を挟んだ反対側、1km圏内に自社の王子桜田通り店、20年3月にはわずか300mほどの…

  • 2021.11.17

    b8ta Japanが3号店「b8ta Tokyo - Shibuya」をオープン、「食」強化でリアルの体験を生かす

    b8ta Japan(ベータ・ジャパン)は11月15日、ベータの日本3号店となるb8ta Tokyo – Shibuyaをオープンした。 2015年に米国サンフランシスコ近郊のパロアルトに「Retail as a Service」(RaaS、サービスとしての小売り)と呼ばれる体験型ストアをオープンしたベータは、現在、米国に9店を展開する他、アラブ首長国連邦、サウジアラビアに各1店展開。日本には昨年8月に有楽町、新宿の2店を同時オープンし、今回の渋谷は3号店となる。 ベータは「リテールを通じて人々に“新たな発見”をもたらす(Retail Designed for Discovery.)」をミッシ…

  • 2021.11.10

    ヨークベニマル最新フォーマットを徹底解説! 福島市内ドミナント固める青果、惣菜一体型・入江町店

    ヨークベニマルは10月29日、入江町店をオープンした。ショッピングセンターのヨークタウン入江町の核出としての出店で、敷地内に11月2日にマツモトキヨシがオープンしている。 福島市13店目(後述する浜田店除く)で売場面積700坪超の大型店だが、北約2kmに同社既存店の福島鎌田店、南約1.5kmに浜田店が店を構えるちょうど中間への出店で、ドミナント強化の一環となる。 ただし、浜田店は入江町店オープンに先立つ10月24日の営業をもって休業となり、22年冬に建て替えオープンする予定で、その既存客の受け皿になる役割も期待されているといえる。 ドミナントを固めると同時に、建て替え時の流出を最小限にしようと…

  • 2021.11.05

    ザ・トップマネジメント「ヨークベニマル 大髙善興会長」:コロナ禍を経て改めて目指すSM像とDXの本質

    これまでの特需がなくなり、人口減、高齢化が再度表面化、生き残りを懸けた競争はこれからが本番 ——この間、コロナ禍での経営が続いた。 大髙 新しい生活様式、新しい日常ということで、お客さまの購買行動、あるいはライフスタイルも変わった。スーパーマーケット(SM)は、外出しない、巣ごもりという点では、この1年8カ月は非常に恵まれた産業だった。 ただ、これはコロナ特需だけであって、これからが、コロナが収束した後は、大変な厳しい時代になる。人口が減っていく、高齢化もしていく。 コロナによって非常に厳しくなってしまった産業で働く人たちの所得も上がらない。これからが(競争の)本番ではないだろうか。 ただ、厳…

  • 2021.10.27

    「アヌーガ2021」レポート第1回 ハイブリッド展示会が示した最新「食トレンド」

    2年に一度、西暦の奇数年にドイツ・ケルンで開催されている世界最大級の食品の展示会「アヌーガ」(主催/ケルンメッセ)。 大型の食品展示会は、世界の食のトレンドが一堂に集結することから世界中のバイヤーを含む多くの来場者が訪れる。前回、2019年のアヌーガ2019はアヌーガ100周年ということも相まって、世界106カ国から7590の出展者、201カ国から17万人を超える来場者を迎えた。まさに世界最大の規模といえた。 食品小売業が品揃えをする上で、トレンドを押さえること、あるいは商品との出会いは極めて重要なものとなる。その場を提供する大型展示会は貴重な機会といえる。 一方で、昨年から世界中に大きな影響…

  • 2021.09.10

    新宿の無印良品2店が同時リニューアル、地域と連携しながら環境や社会課題、くらしを考える施設に

    無印良品を展開する良品計画は、 新宿地区の中心部に位置する「MUJI新宿」「無印良品新宿」を9月10日にリニューアルオープンした。 無印良品は1980年の創業時から、自然とのより良い関係を考えた事業活動を行ってきた。MUJI新宿は、環境や社会の課題に目を向けた商品、サービスと、アート、デザインをテーマとした雑貨、家具に特化した旗艦店として生まれ変わった。 一方、 「無印良品 新宿」は化粧品や掃除用品、冷凍食品、日替わり弁当などのくらしの基本となる日用品を拡充した。 新宿には、無印良品が4店あるが、今回、改めてそれらの役割を定義した。中心部にあり、距離も近い2店であるMUJI新宿、無印良品新宿を…

  • 2021.09.02

    ザ・トップマネジメント 「JFRカード 二之部 守社長」:変わる決済・金融と小売業の未来

    百貨店のビジネスは変わる、物販にとどまらないグループ全体のサービスを捉えた戦略が必要 新型コロナウイルスは、小売業界に大きな影響をもたらしたが、大きく売上げを伸ばした日常消費の業態とは対照的に、ハレの消費を担う百貨店は休業を強いられるなど大きなダメージを受けた。少子高齢化など、コロナ禍前から小売業界全体には変革が求められていたが、今回のコロナ禍の影響を受け、百貨店の変革はDX(デジタルトランスフォーメーション)と共にまさに待ったなしの状況にある。大丸松坂屋百貨店を抱えるJ.フロント リテイリンググループで決済・金融事業を担うJFRカードの二之部守社長に、変革を求められる百貨店、あるいはDXも含…

  • 2021.08.30

    ダイエーがNTTデータのCatch&Go(キャッチアンドゴー)を活用したウォークスルー店舗をオープン

    ダイエーとNTTデータは、レジを通すことなくキャッシュレス決済が可能な「ウォークスルー店舗」を9月2日にNTTデータ社内にオープンした。 少子高齢化が進み、国内では労働力不足が社会問題になる中、特に労働集約型産業である流通、サービス業ではデジタル技術を駆使した業務効率化の推進が業界全体で不可欠となっている。 また、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、消費者の価値観や行動が変化し、「できるだけ非対面、非接触で買物を済ませたい」「レジで並ぶ手間や時間を省きたい」というニーズが高まっている。 今回のウォークスルー店舗の取り組みは、効率化の推進という社会課題の解決に加え、消費者のニーズの変化に基づく…

  • 2021.08.30

    業務スーパーとソフトバンクがAIなどを活用した次世代型スーパーの実験店舗をオープン

    「業務スーパー」を展開する神戸物産とソフトバンクは、神戸物産の直営店「業務スーパー天下茶屋駅前店」(大阪市西成区)を、AI(人工知能)などを活用して店舗のオペレーションを効率化し、お客の満足度をさらに向上させるための次世代型スーパーの実験店舗として構築、8月26日にオープンした。 ソフトバンクなどが企画・開発したソリューションを活用し、お客の満足度向上を実現するための取り組みを実施。 業務スーパーの強みである「ローコストオペレーション」のさらなる強化を目指す他、取り組みの効果や運用方法を検証し、魅力的な施策を全国の加盟店の業務スーパーに展開することで、さらなる業務スーパーのファンの獲得と事業の…

1 2 3 4 5 ・・・ 10
2 3 4