竹下浩一郎

「リテール・リーダーズ」編集長。1975年長野県上田市出身。中央大学文学部文学科英米文学専攻卒業後、小売業経営専門出版社の商業界に入社。スーパーマーケット経営専門誌『食品商業』編集部、チェーンストア経営専門誌『販売革新』編集部を経て2014年『食品商業』編集長就任。この間、世界最大級の食品見本市SIALパリの新商品国際審査員などを務める。20年5月ロコガイド入社、『リテールガイド』の創刊編集長就任。24年10月、メディアの『リテール・リーダーズ』へのリニューアルに伴い、同編集長就任。一般社団法人日本惣菜協会『中食2030』(ダイヤモンド社)「スーパーマーケットにおける中食の未来」執筆の他、コーネル大学リテール・マネジメント・プログラム・オブ・ジャパン講師、スーパーマーケットGood Action Initiatives推薦委員なども務める。ファイナンス修士(専門職)(中央大学)。モットーは「正直であること」。

  • サミットストア西小山店が3月11日、建て替えリニューアル、2層300坪型で27.3億円の年商目指す

    サミットは3月11日、東京都品川区にサミットストア西小山店をオープンした。1981年から2024年6月まで営業していた旧西小山店をスクラップアンドビルドし、同じ場所に再度オープンしたもの。 東急電鉄目黒線の西小山駅から至近の駅前立地。その他、2km圏内に東急池上線、東急大井町線、東急東横線、都営浅草線が走り、合計17の駅があるなど利便性が高い場所にある。また、西小山駅周辺の東急目黒線は地下を通っていることから、商圏の分断要因にならないことも大きい。店舗から洗足駅方面に向かって坂がある以外はほぼ平坦な地域である他、河川や幹線道路による分断もなく、全方向からアクセスのしやすい立地となっている。 周…

    2026.03.13

  • フードスタイル三田店が3月7日オープン、新生イオンフードスタイルの価値提案型スーパーマーケットの新フォーマット1号店

    ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス(U.S.M.H)の一角であるマックスバリュ関東は、イオングループの首都圏におけるスーパーマーケット(SM)の再編の一環として3月1日、ダイエーの関東事業の吸収分割、イオンマーケットの吸収合併を経て社名をイオンフードスタイルに変更し、新たにスタートを切った。 「店舗数は125店舗で、売上げは約1800億円。平均の売場面積は370坪という状況。ビジョンである『豊かで健康的な食生活の価値提案型のスーパーマーケット』をつくり上げたい」(平田 炎社長) その上で同社は3月7日、新屋号の「フードスタイル」を冠した新フォーマット1号店となるフードスタイル三…

    2026.03.11

  • 市場を広く俯瞰しつつ、専門店の在り方を追求する イオンリカー 吉澤研二社長

     衣食住の商品をフルライン、しかも低価格で販売することでその利便性を背景に高い売上を挙げ、瞬く間に小売業の覇者となった総合スーパー(GMS)。しかしながら時代の変遷と共に次第にその「総合」のうちの衣住に関してシェアを落とし、かつてGMSを主力としてきた企業は軒並み食品主力の企業の色彩を濃くしていった。  理由はさまざまであろうが、1つに取り扱う商品分野を絞り込んだ専門店の台頭を挙げる向きは多い。GMSを主力事業とするイオンリテールとしても、そうした背景を受けてGMSの売場の一部を専門店として育成することで競争力を高めると同時に、それら競争力の高い専門店を組み合わせることで「新たな総合」を構築す…

    2026.03.10

  • オトナリマート伊勢崎下道寺店、ベイシアが小型店新フォーマットを開発、東京都23区を含む首都圏、さらに全国展開を狙う

    ベイシアは小型店の新フォーマットとなる「オトナリマート」を開発、旗艦店となる伊勢崎下道寺店を2月25日にグランドオープンした。出店立地は群馬県伊勢崎市南部の埼玉県との県境近く、埼玉県本庄市からも近い場所で、同敷地には2005年まで同社の本部があった。 ショッピングセンター(SC)として新規に開発された物件で、同じ建物内に100円均一ショップのザ・ダイソー、眼鏡のJINS、別棟でスターバックスが出店している。オトナリマートは核店の位置づけとなる。 今回、ロゴのキーカラーとして「オトナリブルー」を設定。魚などを除いてあまり食品関連では用いられない「優しい色合いの青色」をあえて選んだ。 伊勢崎下道寺…

    2026.03.10

  • スケーラビリティを背景に新SMモデルを構築、首都圏のインフラであり続ける ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス 井出武美社長

     首都圏のスーパーマーケット(SM)有力企業のマルエツ、カスミ、マックスバリュ関東によるSM連合として長らく存在感を発揮してきたユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス(U.S.M.H)は一昨年から今年にかけて大きな変革の時期を迎えている。  一昨年の2024年11月30日には4社目の事業会社となるいなげやがグループ入りした他、昨年5月にはイオンリテール、イオングループを通じて長らく食品事業に携わってきたイオンリテール前社長の井出武美(いで・たけみ)氏が、初めて傘下事業会社外から社長に就任、さらに今年3月1日には事業会社の一角を担うマックスバリュ関東がダイエーの関東事業、イオンマーケ…

    2026.03.02

  • リアル店舗の便利さと楽しさを追求する カインズ 高家正行社長

     ホームセンター(HC)業界ナンバーワンの年商規模を持つカインズは、オリジナル商品の開発やITへの注力などでHCそのものの可能性を拡張してきたリーディングカンパニーといえる。大型店を主力に約260店展開されるカインズの売場は、オリジナル商品の打ち出しや独自の売場開発の結果、独自性の高いものになっている。2022年には都市部で個性的なフォーマットを展開していた旧・東急ハンズ(現・ハンズ)をグループに加え、出店フォーマットという意味でもさらに独自性が高まることになった。  そのカインズが「次世代型店舗」と銘打つ新たなフォーマットの初号店としてカインズ 吉川美南店(埼玉県吉川市)を25年12月11日…

    2026.02.17

  • グループの課題に応える「学びの拠点」に 綿半三原商店 北沢智洋社長 

     綿半グループはもともと安土桃山時代の1598年に創業した綿販売業にルーツを持つが、現在では小売事業、建設事業、貿易事業を展開するコングロマリットを形成している。もともと「綿」の商いから始まった祖業ともいえる小売事業は、1868年の金物商への転換を経てホームセンター(HC)に進化し、その後さらに食品を取り入れることで「スーパーセンター化」を図りつつ、スーパーマーケットの買収や同業であるHC企業の買収を実施する中で、食品についても主力とする形に変化してきた。それに伴い、展開地域も地盤である長野県を中心としつつ、関東甲信、東海地方にまで広がってきている。  一方で、同社が2019年に買収した丸三三…

    2026.02.02

  • ヤオコー福生牛浜店がオープン、東京都西部のドミナント強化、ミドル、シニア対応で生鮮再強化

    ヤオコーは1月20日、東京都福生市に福生牛浜店をオープンした。東京都西部、多摩地域に形成する商圏のドミナント強化の一環。東京都立川市北西部と青梅市の既存商圏をつなぐ位置づけの出店となる。付近の既存店としては、北西約3.5kmに西武立川駅前店(東京都昭島市)、南方面約7kmに青梅今寺店(東京都青梅市)がある。 都道7号線(五日市街道)と都道29号線(新奥多摩街道)の交差する牛浜郵便局交差点に立地し、徒歩、自転車の他、車でのアクセスもしやすく比較的広域からの集客も見込める。また、店舗周辺は戸建て住宅や共同住宅が多く、JR青梅線牛浜駅の西口から徒歩約5分、約300m、JR五日市線熊川駅からは徒歩約1…

    2026.01.20

  • 「昭和の良き時代のイメージの店」を未来の技術で実現する―ボランタリーチェーンの次なる進化 全日本食品 平野 実社長

    設備投資が一巡し、「店舗に還元できる」時代に  地域のスーパーマーケット(SM)、あるいは個人商店の経営者による小売主宰の共同仕入機構、ボランタリーチェーンである全日本食品株式会社(前身は東京フード株式会社)は1962年に誕生した。実に64年前のことである。当時、次第に勢力を拡大しつつあった大手小売業に対抗するために中小の小売店が結束し、26人の志を持った者が集まったという。  「加盟店」「協同組合」「全日本食品」が「三者対等な関係」で協力し合いながら地域商業の発展に貢献してきた。現在、北海道から沖縄まで全国を網羅するナショナルチェーン、また、日本最大級のボランタリーチェーンとしておよそ160…

    2026.01.19

  • 生鮮市場TOP東久留米店がオープン、足元人口多い東京都内出店で足元+広域両にらみ

    マミーマートは2025年11月29日、生鮮市場TOP東久留米店を東京都東久留米市にオープンした。「生鮮市場TOP!」フォーマットとしては 全社37店目、同東京都3店目、全フォーマットを含む全社では 87店体制、同東京都5店目の出店となった。 東京西部に位置する東久留米市には初めての出店で、同業のスーパーマーケット跡地を、建物を活用した上で再開発した。バックヤードは使える部分は使ったが、一部組み換えなども行った。フリースタンディングだが、隣接した場所に飲食店があり、ショッピングセンターのような形となっている。 西武鉄道池袋線の清瀬駅から1.7kmと、鉄道駅からはやや距離がある一方、関越自動車道所…

    2026.01.05

  • ドンキが仕掛ける小型店新フォーマット「Re:Price」、買い得商品をそろえ、商業施設での立ち寄りルーティン化目指す

    パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(PPIH)傘下のドン・キホーテは、主に商業施設内を狙った小型店フォーマットとなる「Re:Price(リプライス)」を開発し、第1号店を12月16日、JR・秩父鉄道熊谷駅から徒歩約3分の至近の大型商業施設である「ニットーモール」(埼玉県熊谷市)内の1階部分にオープンした。ニットーモールは売場4層のエンクローズドモールで、ヤオコーが核店で1階に出店する他、マツモトキヨシやザ・ダイソーといった日常使いの店舗の他、多様な専門店、フードサービスが出店する。 「ある調べによると年商50億円以上の商業施設が国内に約438カ所あるとのことだが、その中でP…

    2025.12.22

  • 流通業の「ムダ・ムラ・ムリ」をなくし、安さと便利さ、そしておいしさを提供する トライアルホールディングス 永田洋幸代表取締役社長

    西友を加えたリテールメディアに大きな可能性  2025年の小売業界に最も大きなインパクトを与えたと言っても過言ではないのが、トライアルグループによる西友買収だ。傘下の事業会社を通じて九州を地盤に全国的にディスカウントストアを展開するトライアルホールディングスが、投資会社であるKKRとウォルマートから西友の株式を取得し、完全子会社化した。24年12月期で4835億円の年商規模を持つ西友を子会社化することで、26年6月期の連結売上高は1兆3225億円を見込むなど、小売業界での存在感は一気に高まった。  店舗網の補完性の面でも大きな注目が集まる。西友は関東、中部、関西、東北に店舗を展開するものの圧倒…

    2025.12.19

  • トライアルと西友の強みを融合した新フォーマットの第1号店、トライアル西友花小金井店が目指すもの

    トライアルホールディングス傘下のSTリテールは、トライアルと⻄友の強みを融合した新フォーマットの第1号店となるトライアル⻄友花⼩⾦井店を東京都⼩平市に11⽉28⽇、グランドオープンした。STリテールはその名のとおり、西友(S)とトライアル(T)の融合店を展開する小売業の事業会社として位置付けられる。 7月のトライアルによる西友の買収を受け、両社の強みを融合した新フォーマットの第1号店となる。トライアルのITを活⽤したスマートで効率的な購買体験の強み、⻄友の都市型⽴地などの強みに加え、両社の「おいしい⾷」へのこだわりを反映させたとしている。 また、売場面積は2層の約1080坪と、トライアルのスー…

    2025.12.18

  • マルエツが次世代旗艦店としてBLiX茅ヶ崎店をオープン、500坪規模の店の強化に向け、生鮮とデリカ強化に振り切る

    マルエツは11月27日、神奈川県茅ヶ崎市にBLiX茅ヶ崎店をオープンした。全社308店目、神奈川県50店目、湘南エリア4店目の新店、かつ550坪強の売場での出店で、同社としては「マルエツの次世代旗艦店」と位置付ける。 比較的強みが出せている都市型小型店の「マルエツ プチ」、あるいは即食強化型の2層も含む300坪クラスは今後も引き続き柱として位置付ける一方で、今回は60店ほどある郊外の500坪クラスをどう強化していくかの方向性を探るモデルとなる。 「500坪規模の店について、各社競争がある中で、地域で支持されるかどうか。いままで生鮮でやってきたことを自らやめてきた経緯も多々あると思うが、もう1回…

    2025.12.15

  • ダイエーがイオンフードスタイル西大島店をグランドオープン、建物の建て替えに際し、多層階総合型の店からワンフロアSMに

    ダイエーは12月5日、東京・江東にイオンフードスタイル西大島店をオープンした。もともと1973年7月のオープン以来、2021年2月の営業終了まで47年7カ月に渡って営業を続けてきたダイエー大島店の跡地に、新たな店舗として再出店した。 旧店は直営売場だけでも3層(一部テナント)、テナントフロアを入れれば5層という多総階型で、直営でも衣食住フルラインを取り扱う総合スーパー(GMS)タイプの店だったが、今回は1階のみに約550坪のスーパーマーケット(SM)としてオープン。食品の売場は旧店よりは広がった。取扱品目数は食品が約9075品目、非食品が約2300品目の約1万1375品目。 建物の上階は446…

    2025.12.11

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