加工食品

  • 2023.05.12

    季節で需要が伸びる中華麺、漬物に加え、昨年伸びた魚肉練り製品、こんにゃくにも注意|「これは押さえたい」日配編・2023年6月

    城取フードサービス研究所代表 城取博幸 6月の主なイベント、行事は、梅雨入り(6月)、衣替え(1日)、イタリアワインの日(2日)、歯と口の健康週間(4日~10日)、プロポーズの日(5日)、時の記念日(10日)、和菓子の日(16日)、父の日(18日)、夏至(21日頃)、ちらし寿司の日(27日)など。 祭日や食に関係する大きなイベントが少ない月であるが、「父の日」のパーティは盛大に祝いたい。「和菓子の日」「ちらし寿司の日」は記念日POPを付け対象アイテムのフェースを拡大して販売する。梅雨入りし食中毒の季節でもあるため、陳列ケースの清掃など衛生管理に注意を払いたい。 総務省の「家計調査」で2022年…

  • 2023.04.28

    値上がり続くが、夏メニューをワンランクアップで投入|「これは押さえたい」惣菜編・2023年6月

    日本フードサービス専門学院学院長 林 廣美城取フードサービス研究所 城取博幸 6月の主なイベント、行事は梅雨入り(6月)、衣替え(1日)、イタリアワインの日(2日)、歯と口の健康週間(4日~10日)、プロポーズの日(5日)、時の記念日(10日)、和菓子の日(16日)、父の日(18日)、夏至(21日頃)、ちらし寿司の日(27日)など。 祭日や食に関係する大きなイベントが少ない月であるが、父の日パーティは盛大に祝いたい。和菓子の日ちらし寿司の日は記念日POPを付けアイテムを拡大して販売する。 梅雨入りし食中毒の季節でもあるため、惣菜部門は特に衛生管理に注意を払いたい。 2022年の家計消費で、6月…

  • 2023.04.28

    歯と口の健康、梅やラッキョウの伝統食、「父の日」などがテーマ|「これは押さえたい」グロサリー編・2023年6月

    フロントオフィス企画代表 近藤 智 消費環境は非常に厳しい中にあることを再認識したい。昨秋から値上げが続いているが、2月の大規模な値上げに続き、今春の4月には値上げラッシュとなった。 4月は新生活スタートの月だが、新年度早々、この6月もその影響があると思われ、さらにこの頻繁で断続的な値上げの動きは今秋まで続くと思われる。 帝国データバンクの調査によると、2人以上の世帯で年間平均2万6000円の負担が増えると試算している。この消費環境下、6月度も高頻度使用商品、高頻度購入商品の売り損ないがないように必須商品群とアイテムを訴求して、かつ、新規商品も同時展開する。 5月29日(月)から6月4日(日・…

  • 2023.04.17

    初夏に向かう時季の売れ筋押さえと値上がり影響を打破する付加価値商品の開発を|「これは押さえたい」惣菜編・2023年5月

    日本フードサービス専門学院学院長 林 廣美城取フードサービス研究所 城取博幸 5月の行事、イベントは、ゴールデンウィーク(4月29日~5月5日)、メーデー(1日)、みどりの日(4日)、子供の日(5日)、立夏(5日頃)、母の日(第2日曜日)、梅雨入り(下旬)、新茶(4月中旬~5月)  3月13日~5月13日まで、十三参り、京都や大阪で行われてきた行事。数えで13歳になった子供が健やかに成長してきたことに感謝し、知恵と福徳を授かれように願う行事。4月~5月にかけては、潮干狩りのシーズン。 4月下旬から5月上旬は、人が動く時。人が動けば商品も動くため売り逃しがないようにする。ハンディフーズのおにぎり…

  • 2023.04.14

    伸び続く冷凍食品を押さえつつ、気温上昇でうなぎ上りのゼリー、アイスクリームを売り込む|「これは押さえたい」日配編・2023年5月

    城取フードサービス研究所代表 城取博幸 5月の行事、イベントは、ゴールデンウィーク(4月29日~5月5日)、メーデー(1日)、みどりの日(4日)、子供の日(5日)、立夏(5日ごろ)、母の日(第2日曜日)、梅雨入り(下旬)、新茶(4月中旬~5月) 。 3月13日~5月13日までは「十三参り」。京都や大阪で行われてきた行事で、数えで13歳になった子供が健やかに成長してきたことに感謝し、知恵と福徳を授かれように願う行事。 また、「潮干狩り」のシーズンでもあり、「人が動く」時季。人が「動けば商品も動く」ため売り逃しがないようにする。ハンディフーズの菓子パン、バーガー、サンドイッチなどは品切れに注意。地…

  • 2023.03.17

    初夏の涼味が本格化、後半は夏モードに|「これは押さえたい」グロサリー編・2023年5月

    フロントオフィス企画代表 近藤 智 生活行動、消費行動が昨年と変わるであろうと予想される。3月13日から新型コロナ感染防止対策のためのマスク着用について、原則、個人の判断に委ねられることになったが、さらに今月の5月8日から「2類から5類感染症」に移行される。 3年以上続いた新型コロナウイルスに対する意識や感染症対策について、消費者側、販売者側も大きく変わると予想される。そういう意味でこの5月は販売促進のテーマを明確にして強化したい。 5月1日(月)から5月7日(日)までの第1週。この週は3日の「憲法記念日」、4日の「みどりの日」、5日の「こどもの日」と3日連続で国民の祝日が続く。コロナの状況に…

  • 2023.03.03

    夏に向けて伸びる中華麺、多様性増す豆腐の冷ややっこ需要に備えた売場づくり|「これは押さえたい」日配編・2023年4月

    城取フードサービス研究所代表 城取博幸 4月の行事、イベントは、「エイプリーフール」「入社式」「入学式」「お花見」「花まつり」「春祭り」「潮干狩り」「ゴールデンウィーク」など。入社準備、引っ越し、入学準備と3月から4月にかけては出費の多い月。4月第2週からゴールデンウィークまでは節約志向が高まるため発注には注意したい。また、3月からアイスクリームなど3000品目が値上げされるため、品揃えの変更も必要だ。 日配部門はSKUを広げて100円以下の商品の品揃えを増やす。また、ベーシック商品は競合店の価格を常にチェックして価格合わせをする必要もある。この時季は均一セールも効果的である。 昨年の家計調査…

  • 2023.02.20

    節約モードが浸透、後半はGWにかけて初夏モードへ|「これは押さえたい」グロサリー編・2023年4月

    フロントオフィス企画代表 近藤 智 新型コロナウイルス感染対策の生活モードに入って丸3年が経過した。ここに至って、マスク着用は個人の判断に任せるなど、生活シーンによっては緊張感が和らいできた。 国は5月8日をもって、感染防止策を緩和する。4月は春で心理的にも生活行動範囲が広がり、買物を含む外出の頻度が増えると予測される。 そこで、売場づくりは視覚的にはピンク色を基調として、また聴覚的には明るく体が小躍りするような軽快なBGMでの演出がポイントとなる。 また、昨秋から続いた値上げ、特に電気料金高騰などで、節約、倹約モードが浸透していることを再認識したい。具体的には、台所、冷蔵庫の中に常備している…

  • 2023.02.15

    値上げ商品の動きと気温上昇に伴って動き出す商品に注意|「これは押さえたい」日配編・2023年3月

    城取フードサービス研究所代表 城取博幸 3月は人が動く月。人が動けば消費が盛んになる。日配はパン、弁当材料、寿司材料、冷凍弁当材料、彼岸の和菓子など、イベント、行事に合わせた売場づくりを早めに行う。 家計調査で3月に需要が増え、前年も上回った「ゴールデンカテゴリー」はパン103.2%、他のパン105.24%、中華麺110.44%、ちくわ102.1%、魚介つくだ煮126.67%、大根漬け106.52%、マーガリン107.41%、他の和菓子107.42%、ゼリー115.7%、他の洋菓子108.61%、アイスクリーム104.82%、冷凍調理品105.56%、調理パン107.99%、ギョーザ101.7…

  • 2023.02.02

    春の本格化、新生活に向けて健康意識高まる、日本の伝統食にも着目|「これは押さえたい」グロサリー編・2023年3月

    フロントオフィス企画代表 近藤 智 昨年秋から続いている値上げ問題。食品を中心に生活に直結する商品群が値上げラッシュになり、2022年は記録的な値上げの1年となった。結果、消費者にはすっかり生活防衛意識、節約意識が定着した。 今年も2月には4000品目以上の値上げがあり、3月には約2000品目の値上げが予定されている。この消費環境下での販売促進ということを再認識しておきたい。 さらに新型コロナウイルスが問題化して3年以上経過する中にあって、まだ影響が残る点も留意したい。 2月27日(月)から3月5日(日)の第1週。桜前線、春一番など春が身近に感じられるころになる。コロナ禍だが異動、転勤の家庭は…

  • 2023.01.19

    ホットメニューも最終量販期、そば、うどんを売り込む、3月に向けてスナック&冷食も強化|「これは押さえたい」日配編・2023年2月

    城取フードサービス研究所代表 城取博幸 2月の最大イベントは「端午の節句」だが、恵方巻だけで終わらせず、「節分そば」「いわし料理」「節分まんじゅう」などの訴求も忘れずに行う。ホットメニューも最終量販期を迎えるため売り逃しがないようにしたい。 2022年の家計調査のデータで、2月に需要が増え、前年も上回ったカテゴリーは、パン(102.3%)、他のパン(104.8%)、大根漬け(101.1%)、白菜漬け(108.2%)、マーガリン(103.7%)、冷凍調理品(110.0%)、乳酸菌飲料(107.6%)。 2月に需要が増えたが、前年を下回ったカテゴリーは、食パン(97.7%)、2月に需要は変わらない…

  • 2023.01.19

    後半、三寒四温で温かいメニューから春のメニューの提案対応をうまくこなそう|「これは押さえたい」グロサリー編・2023年2月

    フロントオフィス企画代表 近藤 智 今年は昨年と大きく違う点がある。それは「値上げ」問題である。昨年秋から食料品を中心に生活に直結する商品群が値上げラッシュになり、2022年は記録的な値上げの1年となった。帝国データバンクの調査によると、上場する主要飲食料品メーカー105社における昨年の価格改定品目数は最終的に2万822品目もあり、値上率平均が14%もあったとのこと。 過去には部分的一斉値上げはあったものの、全食品分野、全品目での一斉値上げが短期間に集中したことはなかった。生活者はバブル崩壊以降の過去30年間でも経験したことがない記録的な値上げラッシュの渦中にいる。 1月には580品目、2月に…

  • 2022.12.28

    梅干し、昆布・魚介つくだ煮の売り込み、ギョーザ、デザート系も新たな提案で需要を喚起|「これは押さえたい」日配編・2023年1月

    城取フードサービス研究所代表 城取博幸 1月の行事、イベントは、1日(元旦、初詣で)、2日(書初め)、7日(七草)、11日(鏡開き)、11日(成人の日)、15日(小正月、どんど焼き)、16日(藪入り)と日本の伝統行事が続く。行事食は「おせち料理」「お雑煮」「七草がゆ」「お汁粉」。家族そろって文化や伝統を再認識するときでもある。 日配部門は12月の消費増の反動から需要は落ち込むが、2桁成長しているカテゴリーもあるので見落とさず積極的に販売する。「年明けうどん」「年明けそば」「年明けラーメン」など新しい提案も行う。 2022年の家計調査のデータで、1月に需要が伸びたが、前年を下回ったカテゴリーはギ…

  • 2022.12.26

    おせち明けは塩こうじ鍋提案、受験生応援モードへ|「これは押さえたい」グロサリー編・2023年1月

    フロントオフィス企画代表 近藤 智 今回の1月の暮らしのたたずまいは、昨年と違ったものになる。具体的には、昨秋から食料品を中心に生活に直結する商品群が値上げになったことである。 11月の時点で帝国データバンクによると1月以降4425品目、平均値上率は昨年に比較して3%高い17%になると発表された。 特に2月には全体の品目数の約70%に当たる3269品目が値上げになるという。加工食品の構成比が高く、値上げの影響を大きく受けると思われる。22年の冬の賞与は「家計防衛の糧」の位置づけだが、ほとんどの家庭では「家のローンと生活費で消える」と思われる。 この生活環境下、今年の1月は「節約志向」「めりはり…

  • 2022.12.14

    かまぼこは最大売上げ、品揃えを広げて売り込む、ロングライフ商品にも注目|「これは押さえたい」日配編・2022年12月

    城取フードサービス研究所代表 城取博幸 12月はクリスマスまで大きな行事がないため平日の売上げアップが重要。日配部門は、冬の味覚の訴求。ホットメニューの訴求。歳暮、クリスマスケーキ、おせち料理の予約も終盤を迎える。クリスマス、年末年始は大きな売上げであるため、際物商品の試食、味の確認を含め早くから売場展開を行う。 昨年の家計消費のデータで、12月に需要が伸び、前年も上回った「ゴールデンカテゴリー」は揚げかまぼこ(110.58%)、ちくわ(101.32%)、白菜漬け(104.26%)、昆布つくだ煮(105.83%)、和生菓子(109.36%)、ケーキ(103.89%)、洋生菓子(109.07%)…

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