楽天西友ネットスーパーの送料やポイントは?楽天サービスとの連携など使い方解説
2022.04.21
2021.03.25
ネットスーパーの需要が高くなっている。買い物へ行く時間が取れない共働き世帯や小さい子供のいる世帯だけでなく、自宅での食事の増加や外出を避けるためにネットスーパーを利用する世帯も多くなったからだ。
ネットスーパー事業に参入している小売店のなかでも比較的歴史が浅いのが楽天西友ネットスーパーだ。楽天西友ネットスーパーの概要や、ほかのネットスーパーと比較した強み、利用時に知っておきたい特徴について解説する。
楽天西友ネットスーパーの特徴とは?
楽天西友ネットスーパーの3つの特徴を解説する。
西友・楽天の共同運営で誕生
楽天西友ネットスーパーは2018年10月、EC事業大手の楽天とスーパー大手西友が共同運営でオープンしたネットスーパー事業だ。ほかのネットスーパー事業と比較すると歴史が浅いためか、全国で展開している都道府県は限られている。2020年11月、米投資ファンドのKKRと楽天が西友を買収すると発表したことから、今後ネットスーパー事業の強化が期待されている。
低価格と質を両立させた商品がそろう
西友はイオン、セブン&iホールディングス、ダイエーとならぶ日本のスーパー4大チェーン大手だ。全国に展開するスーパーの店舗数ではイオン、イトーヨーカドーより少ないものの、独自の強みがある。
商品開発段階からモニターの意見を取り入れ、低価格と質を両立させたプライベートブランド「みなさまのお墨付き」の展開、地域に密着した鮮度の高い生鮮食品の取り扱いなどで、ほかのスーパーにはない存在感がある。
楽天関連サービスとの連携
楽天西友ネットスーパーは、ほかのネットスーパーにはない異業種同士が共同経営をしているネットスーパー事業だ。EC事業を中心にIT関連事業を展開する、楽天ならではの取り組みを行っているのも楽天西友ネットスーパーの特徴の1つだ。
楽天IDとの連携によるスムーズな登録や注文、楽天スーパーポイントのポイントシステム、代金引換のほかクレジットカード払い、ポイント払いが選択可能などIT関連のサービスに強みがある。また、新しい生活様式によるニーズに対応するために2020年5月より非対面による受け渡しも可能になった。今後もつねに新しい取り組みを継続的に導入することが期待されている。
楽天西友ネットスーパー5つのメリット
小売店とEC事業が手を結んだ楽天西友ネットスーパーには、ほかのネットスーパーにはないメリットも多くある。楽天西友ネットスーパーの持つ、5つのメリットを解説する。
まとめ買いで送料無料
楽天西友ネットスーパーは、一定金額以上購入すると送料が無料になる。無料になる金額は注文した日付によって異なるが、まとめ買いなどで上手に利用すれば送料を支払わなくて住む。また、ネットスーパーの利用に関する入会金や年会費などの費用も無料だ。
ネットスーパーを利用したいが、配送料などの余分なコストが気になる世帯でも利用しやすいだろう。
最短で当日届可能
楽天西友ネットスーパーは届け時間を2時間単位で指定できる。細かく時間指定ができるネットスーパーは多いが、楽天西友ネットスーパーは注文した時間帯によっては最短で注文した当日に届けてくれるメリットもある。
共働き世帯なら、朝に注文して帰宅する夜の時間帯に受け取る、といった使い方もできる。
楽天スーパーポイントが利用できる
楽天西友ネットスーパーは、買い物金額に応じて楽天スーパーポイントがたまる。たまったポイントは楽天市場をはじめとしたサービスの支払いに利用できる。また、楽天西友ネットスーパーの支払い方法も、楽天スーパーポイント払いに対応している。ほかの楽天サービスを利用する機会が多い場合、ポイントを利用してよりお得に活用できるだろう。
2021年3月1日(月)12:00〜3月31日(水)23:59の期間、春の大感謝祭と題して、ポイントやクーポンのプレゼントキャンペーンを開催している。
受取方法が豊富
楽天西友ネットスーパーは、自宅で受け取る以外の受取方法にも対応している。2020年5月より西友の店舗受取、置き場所を指定できる非対面受取も選択できるようになった。
西友の店舗受取は西友店舗内で指定された商品お受け取り場所で受け取る方法だ。受け取る時間も自宅への配送時間と同じく、5つの時間帯から選べる。店舗受取はまだ配送可能エリアの一部地域でのみしか対応していないが、今後拡大が期待されている。店舗受取を利用することで、顧客の実店舗での滞在時間を減らし混雑の緩和や密を回避する目的で導入された。
非対面受取は、すべての配送に対応している。配送院との接触を避けることで、より安全な商品受取を希望する顧客のニーズに応えた配送方法だ。
キャンペーンや割引がある
楽天西友ネットスーパーは、都度お得になるキャンペーンや割引サービスを展開している。たとえば、子供のいる顧客に対して割引になるママ割サービスなどがある。
割引サービスをつけることでECサイトとの差別化をはかり、小さい子供がいて買い物に行きづらい世帯や、おむつやミルクなどのかさばるものをまとめて購入できるニーズを取り込む狙いがあると言える。
楽天西友ネットスーパーの特徴まとめ
楽天西友ネットスーパーの特徴を解説する。※2021年3月25日時点
取り扱い商品
生鮮食品から日用品まで最大で20000点。西友の「セッ得」対象商品や、プライベートブランド「みなさまのお墨付き」も購入できる。
配送エリア
17都道府県内の対応エリア。エリアは順次拡大中だ。
配送時間
「10:00~12:00」、「12:00~14:00」、「14:00~16:00」、「16:00~18:00」、「18:00~20:00」、「20:00~22:00」まで2時間区切りで6便
送料
送料330円(税込)。注文商品の合計額が一定額以上で送料無料。届日によって送料無料になる金額は異なる。配送時、不在だった場合再配送手数料として440円(税込)がかかる。
楽天西友ネットスーパーのサービス拡充
コロナ禍でネットスーパーの需要が高まる中で、「楽天西友ネットスーパー」はそのサービスをより拡大させている。
2021年2月26日には、大和ハウス工業が開発する大型物流施設「DPL茨木」(大阪府茨木市)の全フロアを賃借して専用物流センターを新設し、関西地域における出荷能力の拡充を図っている。
また、2021年3月23日(火)から4月22日(木)までの期間(火曜日と木曜日のみの計10日間が対象)、横須賀市と提携して、国内初となる自動配送ロボット(UGV:Unmanned Ground Vehicle)を使用した商品配送サービスの提供を開始している。
楽天西友ネットスーパーはまとめ買いや急ぎに便利
楽天西友ネットスーパーは、様々なサービス拡充を進めているが、現状、ほかのネットスーパー事業に比べると対応しているエリアは少ない。
一方で当日配送が可能、非対面や店舗受取にも対応、楽天スーパーポイントと連携、一定注文で送料が無料などのメリットがある。急ぎやまとめ買い、非接触対応など、多角的なニーズに対応できるネットスーパーだ。
プライベートブランドや地域食材に強みのある西友と、IT技術を用いて今後も新しい取り組みを行う楽天とのタッグは、今後も事業の拡大に大きな期待が持てるだろう。