スキャン漏れ防止機能搭載の最新カートを、トライアル初の実店舗導入
2022.04.22
2022.03.09
株式会社トライアルカンパニーは、2022年3月8日にトライアル初となる“スキャン漏れ防止機能”を搭載した次世代型スマートショッピングカート(以下:SSC)を本格導入した。2店舗への本格導入は田川店が初となる。
※IoT機器の画像はイメージ
■小売業界全体の課題である「棚卸時の原因不明ロス」削減を目指す
小売市場を変革し続けるトライアルは、より多くのお客様の生活を変えていきたいという思いから、小売店での使用に特化したAIエンジン搭載カメラ「リテールAIカメラ」や、タブレットやスキャナーを装着した「スマートショッピングカート」などを導入。
利便性・店舗オペレーションの効率化が図られる一方で、セルフレジ、決済機能付きカートなどのスマート決済を導入している小売店にとっては商品スキャンのうっかり忘れや万引き行為に由来する『棚卸時の原因不明ロス』の増加が大きな経営課題になっていた。
この課題をさらに解決すべくこの度決済機能付きカート利用時の『棚卸時の原因不明ロス』削減への有効性が認められた”スキャン漏れ防止機能“を搭載した次世代型SSCを本格稼働させることに至った。
■小売業の決済現場におけるロス対策の変遷〜最先端の対策へ
小売業における決済現場での棚卸時の原因不明ロスは、古くは防犯カメラをレジに設置することでその多くを削減してきた。セルフレジ登場以降は防犯カメラ・商品スキャン前後の秤技術などにより「うっかり忘れ」と「万引き」を削減。
近年のトライアルグループを含む多くの企業が導入を開始したスマート決済に関連する『棚卸時の原因不明ロス』はこれまで同様に「うっかり忘れ」と「万引き」に起因して再び課題となっていた。
買い物中のスキャンの「うっかり忘れ」や、「万引き」をさらに防止すべく、アイランドシティ店にて“スキャン漏れ防止機能”付きの次世代型SSCを実証実験し、。次世代型SSCの本格導入を決定した。
今回、田川店は次世代型モデル中型を140台本格導入し『棚卸時の原因不明ロス』削減を目指す。その他、次世代型の変更点として挙げられるのは、機体の軽量化。従来のSSCに比べ約4分の1軽くなっており、操作性が高まった。
■スマートショッピングカート次世代モデル特徴
旧モデルが既存のショッピングカートにタブレットやスキャナーを装着してスマート化。次世代モデルは始めからスマートカートとしてデザインし、使いやすさを追求。
自動検知アラーム画面
次世代モデル小型・次世代モデル中型
▶ハードウェア面
・店内UX向上を目指した、「軽い」「画面が見やすい」、かつ「商品を入れやすい」デザイン設計
・商品のスキャン漏れ時に発動する自動検知アラーム装置付き
・会計後の詰め替えが不要な、マイバッグを取り付けられる設計
・最大15台接続して充電が可能な設計
▶ソフトウェア面
・ネットリテラシーを問わないUI設計
・チュートリアルやガイド機能の充実
・AIレコメンドシステム
-270億件のID-POSデータを情報化した社内開発のレコメンデーションアルゴリズム
-パーソナライズされたリアルタイムレコメンド
-定期的な学習により、季節性や商品の移り変わりを考慮可能なレコメンドモデル
▶ビジネスモデル
・初期費用を抑え、導入へのハードルを下げる月額サブスクリプションプランを新設
■スーパーセンタートライアル田川店 概要
開店日 :3月8日(火)
住所 :福岡県田川市伊田4616
取扱商品 :生鮮食品、食品、弁当・惣菜、酒、日用品、他
営業時間 :24時間(年中無休)
電話番号 :0947-46-2237
駐車場 :有