サミットがネットスーパー再参入、10月ごろからドミナントエリア内1店、スーパーサンシのノウハウを活用

2022.05.10

サミットが今年10月ごろから同社ドミナントエリアの1店でネットスーパーを始める。ネットスーパーのモデルを他社にも提供しているスーパーサンシのノウハウをベースに、店舗出荷型のネットスーパーとして展開する予定。同社は以前から2022年に店舗出荷型のネットスーパーを開始することを表明していた。

スーパーサンシとは数年前から話をしていたという。「実店舗をご利用いただいているお客さまにご利用いただくネットスーパー、しかもドミナントの中でやっていきたいと考えたときに、どこといっしょにやるのが良いのかといろいろ考えた結果、スーパーサンシさんとなった。サンシさんのモデルはわれわれの考えに一番合っていると感じている」(服部哲也社長)

サミットとしてはネットスーパーは再参入の形となる。住友商事が08年12月に100%子会社として設立した住商ネットスーパーと連携する形で、09年5月に住商ネットスーパー100%子会社として設立されたサミットネットスーパーが事業運営会社となってセンター出荷型のネットスーパーを同年10月から開始。配送エリアの拡大も含め事業も拡大させていたが、14年10月に撤退。今回、およそ8年の歳月をへて再参入となる。

今回の参入に際しては、「あくまで店舗の利用者のためのネットスーパー」であることが前提にあった。今回の店舗出荷型のネットスーパーは、以前のセンター出荷型とは対照的となる。

「われわれの場合、そもそも出店余地がほとんどない中で店を造っている。その意味では参入障壁が高い商圏でやっている」(服部社長)。その意味ではサミットは面積や形状などがさまざまな条件の物件に柔軟に対応するフォーマットを開発してきたといえる。

決算発表に臨む服部哲也社長

参入障壁の高い立地の店舗をさらにネットスーパーで補完するモデルを構築し、ドミナントをさらに強化することができれば、すでにスーパーマーケットとしてトップレベルの存在感を誇る東京都内でさらなる確固たる位置づけを持つに至ることができるはずだ。

なお、5月10日に発表された22年3月期の決算では営業収益3236億9900万円(前期比0.9%減)、売上高3108億5300万円(同0.9%減)、営業利益91億4300万円(同27.6%減)、経常利益94億7700万円(同31.8%減)、当期純利益60億5900万円(同36.7%減)の減収減益だった。

今期23年3月期は営業収益3370億円(前期比4.1%増)、売上高3230億円(同3.9%増)、営業利益84億円(同8.1%減)、経常利益85億円(同10.3%減)、当期純利益61億円(同0.7%増)と増収、営業・経常利益段階では減益だが、当期純利益は増益を見込む。

売上げを押し上げた新型コロナウイルスの影響が少なくなっていくことが想定される中でも増収幅が大きくなっているが、既存店売上高の前提は101.5%を想定している他、前期3店、今期4店の新店の増収効果を見込む。一方で、営業・経常利益の減益予想は電気料金の高騰や新店の一時費用などによるとしている。

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