サミットがミズノと共同企画、ミズノ初の小売業向けワーク用スニーカー「FREEROAD EU 31L」発売
2024.08.05
サミットは、総合スポーツ用品メーカーのミズノのワーク用スニーカー「FREEROAD EU 31L(フリーロードイーユーサンイチエル)」の企画開発に協力、共同企画の形で7月20日、発売した。
ミズノは小売業で働く人の多くが作業用途以外の運動靴などで業務していることに着目、今回、小売業向けの転倒に配慮したシューズとして、水や油が散ったフローリングやタイルの床面でも耐滑性を発揮するスニーカーを開発した。ミズノワーク品を取り扱う全国の作業用品専門店や、ミズノ公式オンラインなどで7月20日から発売を開始する。
今回、発売したワーク用スニーカーのFREEROAD EU 31Lは、一見普通のスニーカーではあるものの、耐滑性に優れたアウトソールやつま先補強に耐久性のある人工皮革を採用。ただし、硬質樹脂先芯を使用しておらず、JSAA規格認定品、JIS規格認定の安全靴には該当しない。
FREEROAD EU 31Lの販売目標は発売1年で9000足としている。また、メッシュタイプの「FREEROAD LSⅡ 11L」も同時発売する。
サミットにおいても社員の転倒による労災事故が増加傾向にあり、防止対策に取り組んでいたことから、今回の共同企画への協力に至った。実験店舗では社員がサンプルシューズを履いて業務を行い、履き心地などについてアンケートやヒアリングに回答。
その結果に基づいて調整を繰り返した。実験に携わった社員からも「履き心地が良く滑りにくい」と好評だという。
アウトソールは、水や油が付着してもソールの溝にたまりにくい意匠を採用。また、接地面を平らにする鏡面仕上げを施すことで、地面との接地面積を増やしている。その結果、水や油が散ったフローリングやタイルの床面でも耐滑性を発揮する。また、つま先を高くしたソール設計にすることで、つまずきにも配慮している。
また、作業中特に傷みやすいつま先部分には、耐久性のある人工皮革を補強することで、つま先の消耗に配慮した。アッパーには、耐久性を求められる建設、物流、製造といった業種で使用されている、ミズノのプロテクティブスニーカーと同様の人工皮革を使用している。
さらに、踵部のクッション性を高める「セル構造」を搭載したミッドソールを採用。セル構造は複数の独立した突起状設計で各セル同士に隙間を持たせていることから、荷重時に各セルがたわむことで、クッション性を高める構造になっている。
また、ランニングシューズに採用している柔らかいミッドソール素材であるU4icX(ユーフォリックエックス)を搭載することでクッション性を向上した。
FREEROAD EU 31L概要
発売日/2024年7月20日
価格/オープン価格
サイズ/22.0~28.0、29.0cm(EEE)
カラー/ホワイト×シルバー、ブラック×グレー×ホワイト、ブラック×グレー×ブラック
素材/甲材:人工皮革、合成繊維
底材:ゴム底
質量/約240g(26.0cm片方)
原産国/カンボジア