話題の「マリトッツォ」をチェーンが続々発売、サミット、ローソンストア100、セブン-イレブンも

2021.06.26

セブン-イレブン・ジャパンは、本格的なおいしさにこだわった「マリトッツォオレンジピール&ベリーソース」を6月26日から順次、東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県の1都3県のセブン-イレブンで発売。これら以外のエリアでも7月中旬以降、発売していく。売価は本体価格230円で、エリアにおって規格が異なる。

「マリトッツォ」は、イタリアのローマの伝統的なスイーツ。ブリオッシュにクリームがたっぷりと入った特徴的な見た目もあり、最近人気が高まっている。

今回発売する商品のためにセブン-イレブン専用のパン工場でブリオッシュを焼き上げ、スイーツ工場で毎日泡立てるホイップクリームをたっぷりと合わせ、商品化。

ブリオッシュは、セブン-イレブンのスイーツ専用の小麦粉に卵や砂糖を合わせた生地を、3段階に温度調節したオーブンで焼き上げることで、ふんわりと口溶けの良い食感に仕上げた。そこにホイップクリームに加えてオレンジピール(皮)とベリーソースを盛り付けた。最後まで飽きずに食べられる商品になっているという。

ローソンストア100では本体価格100円で商品化

マリトッツォは、ここのところ話題となっていて、6月9日からはローソンストア100が本体価格100円で「マリトッツォ(チョコ入りホイップ)」を発売している。

マリトッツォ自体、カプチーノなどの飲み物と一緒に朝食としても親しまれるものだが、日本でもベーカリー店などで販売されはじめ、特に女性を中心に人気が広がりつつあることから、ローソンストア100としても2021年注目のスイーツとしてオリジナルで商品開発。全国のローソンストア100(2021年4月末現在675店)で販売を開始した。

本体価格100円という低価格で販売するため、「製造工程の簡略化」を図った。専門店などで作っているマリトッツォはクリームを詰めたあとにへらで表面を滑らかに整えている場合が多いというが、ローソンストア100では「クリームの表面を整える」工程を省略。クリームを絞り入れて完成という形にしている。製造工程を減らし、より少人数でより多くの商品を製造できるように工夫をしているという。

さらにクリームを詰めてからフルーツやチョコレートなどをトッピングすることも工程が増えることにつながるため、クリームにあらかじめ削りチョコレートを混ぜ込んでおくことでトッピングの工程を減らした。その結果、クリーム全体にチョコレートが混ざっていることで、「どこを食べてもおいしい」という副産物にもつながった。

また、開発当初は常温でも販売可能なクリームを使うことで、菓子パンとしての展開を考えていたが、パンにバランス良く合うクリームを追求し、何度も試食を繰り返した結果、ケーキなど要冷蔵のデザートに使用するホイップクリームを採用することとした。結果的に常温のパン売場ではなく冷蔵ケースのデザート売場での販売となっている。クリームがあっさりとした味わいのため、最後の一口まで食べ飽きることなく食べられる。

バナナやオレンジなどのフルーツをトッピングしたり、ナッツやチョコチップを加えて食感を足すなど、好みのアレンジで食べることもお勧めだという。

また、スーパーマーケットのサミットは、5月8日から山崎製パンの「ヤマザキマリトッツォ(オレンジピール入り)を本体価格158円で販売開始した他、6月1日にはインストアベーカリーの「ダン・ブラウン」で「甘酸っぱいレモンクリームが入ったマリトッツォ」を新発売している(権太坂スクエア店では5月29日から先行発売)。

開発担当バイヤーのコメントによると、「北海道産の牛乳を使った口溶けの良いホイップクリームと、酸っぱいイタリア産レモンクリームを入れ、クリームたっぷりでも飽きずにさっぱりと食べられるようにしました。また、卵を贅沢に使用したブリオッシュに挟むことで、ふんわりとした食感に仕上がっています」とのこと。販売価格は本体価格198円となっている。

サミットがインストアベーカリーで開発した「甘酸っぱいレモンクリームが入ったマリトッツォ」(本体価格198円)

「イタリアの食文化を伝える」イータリーは昨年6月から販売

「イタリアの食文化を伝える」店として、イタリア発の飲食と物販の融合店を世界で展開しているイータリーは、日本で展開するイータリー・アジア・パシフィックを通じてすでに昨年6月に原宿店(東京・渋谷)をオープンした際、同店限定のメニューとして、マリトッツォの販売を開始していた。

原宿店ではクリームのシンプルな味わいが楽しめる定番の「パンナ」とイチゴの風味がさわやかな「フラーゴラ」に加え、今年6月末までの期間限定でピスタチオのクラッシュをトッピングした「ピスタチオ」とリコッタチーズを使った「マンダリン」の4種類を展開。

さらに4月1日からは丸の内店(旧グランスタ丸の内店、東京・千代田)でも「パンナ」「フラーゴラ」「チョコラート」「ティラミス」の4種類の販売を開始した。

イータリーでは生地に石臼ひきの伝統製法で作られるイタリア・ピエモンテ州産の「MULINO MARINO(ムリーノ・マリーノ)」の小麦粉を加えるなど素材にもこだわる。 さらにパン生地にはオレンジ風味を付けて焼き上げている。

なお、イータリーは7月1日に店内108坪、テラス42坪のイータリー湘南店(神奈川県藤沢市)が予定されている他、今夏、GINZA SIX6階に店内330坪、テラス38坪、総席数約350席を予定するイータリー銀座店(東京・中央)のオープンが予定されている。

ケーキの断面

低い精度で自動的に生成された説明
原宿店の他、丸の内店でも4月から販売が開始された「パンナ」。売価は総額で420円と、専門店らしい売価設定
テーブル, 屋外, コーヒー, 食品 が含まれている画像

自動的に生成された説明
原宿店では6月末までの期間限定で「ピスタチオ」(右)と「マンダリン」(左)を販売。共に総額520円

お役立ち資料データ

  • 原理原則を知る②-値入ミックスの極意-

    企業活動において、非常に重要となる価格設定ですが、その原理原則についてポイントをまとめたのが本資料です。 ニューノーマルが求められる現在においても、基本的なことを改めて振り返っていただければと思います。 ①値入ミックスとは何か? ②活用しやすい業態、条件 ③具体シミュレーション方法  

  • DX推進で陥りがちな間違いと対策

    本資料は、DX推進で陥りがちな間違いについて、経営と現場のすれ違いを減らす手法を提案することで、 成果に繋がるDXに繋げていただくことを目的に作成しております。 DX失敗のプロセス DX(デジタルトランスフォーメーション)への誤解 経営と現場のすれ違い事例 「仮定の検証」してますか? 全体最適のために必要なこと 本部がもう少し考え抜くと… 推進していくDXに欠かせないもの  

  • 業界寡占が進む「ドラッグストア」の強みと弱み

    新型コロナウィルス発生後、スーパーマーケット同様に売上好調であるドラッグストア業態。 業界は寡占化が進みつつあります。 改めて業態としての強みと弱み、また歴史を振り返りつつ、今後どのなるのか? 業界編集長の野間口氏にまとめていただきました。 ・ドラッグストア業態の「強み・弱み」 ・ドラッグストア業態の「過去と未来」