位置情報・人流データによって潜在顧客との継続的なCRM施策が可能となる「ロケーションCRM広告」をクロスロケーションズが提供開始
2022.04.22
2021.12.19
クロスロケーションズ株式会社は独自開発した位置情報ビッグデータ解析エンジン「Location Engine™」の位置情報ビッグデータに含まれる広告IDのデバイス・ロケーションデータと特定地点・エリア(POI: Point of Interest)への来訪を結びつけて分析する機能を応用して、個別企業・広告主の要望に応じて特定POIに訪問したIDを蓄積するデータベース(「ロケーションCRMデータベース」)を構築し、この「ロケーションCRMデータベース」に蓄積したIDを対象としたスマホ広告配信を行う「ロケーションCRM広告」サービスの提供を開始する。
ロケーションCRMデータベース概念図
■環境変化によって起こった企業の課題
従来のCRM(Customer Relationship Management) の手法では下記のような課題が山積。
- 潜在顧客に効率的にリーチできない、メッセージを送れない。(オンラインでも個人情報についての意識の高まりによりクッキーなどの利用が制限されているように、リアルでのマーケティングにおいても課題感が存在する)
- 顧客の行動をベースにした潜在・顕在ニーズが十分に把握できない。
- 自社CRMデータベース/ CDPでは自社顧客のデータは把握できても、その周辺の膨大な潜在顧客の動向は把握できない。
「ロケーションCRMデータベース」では、コロナ禍の前より、渦中の過去3年間に渡り国内の膨大な人流データを蓄積しており、現在も日々更新している。
更にこの人流データと国内400万か所の特定のエリアや施設・地点を結びつけて分析できるAI技術による数理処理エンジンである “Location Engine” を開発・運用する。
「ロケーションCRMデータベース」は『特定の場所(POI)』を起点に、過去にそこを訪れたことのあるユーザーや実勢商圏の推定居住者、競合に訪問している消費者のIDを「個人情報」を除いた形式で把握し、日々更新・蓄積する。企業はこのデータベースの保有により、自社顧客だけではないIDを含んだCRM情報資産データベースとして様々なCRM施策、マーケティング施策に活用することが可能となる。
■位置情報に顧客消費者のリアルな人流データを貯める仕組みとは?
クロスロケーションズにて過去実施してきた位置情報広告のノウハウを応用し、コロナ禍の“新しい行動様式”による消費者行動・商圏変化を位置情報ビッグデータで把握し『その場所』に訪れたことのあるユーザーや実勢商圏の推定居住者、競合に訪問している個人情報を含まないユーザー情報を、『ロケーションデータ』を、継続して外部のオーディエンスデータとして保管しつづけることにより、自社では構築できない外部CRM資産情報データベースとして業種・業態ごとのさまざまな自社CRM会員の増加に役立てることができる仕組み。
ロケーションCRMデータベース概念図
■サービス利用により想定される効果
- 『人流データ』の新しいデータ蓄積とさまざまなタッチポイントからの位置情報データを活用することによりアクセスを増加させ、クッキー規制などに対応した新しい潜在顧客データベースを構築可能。
- 自社実店舗、またはスーパー、コンビニ、学習塾などのサービス、メーカーのブランドに関係性の深い場所にいるオーディエンスへの継続的なリーチによる会員化。
- 競合や自社店舗への訪問率などを意識したオーディエンス構築とコミュニケーションによる離反防止や潜在優良顧客のタッチポイント増加。
- 蓄積したデータのエンゲージメント回数の管理によるオーディエンスデータのCRM管理やアンケートなどの実施によるインサイト把握。