キユーピーが原材料の大部分を植物由来で作ったスクランブルエッグ風商品を発売
2022.04.22
2021.06.10

キユーピーは、プラントベース(植物由来)フードの開発に取り組み、第1弾として原材料の大部分を植物由来のものから作った「HOBOTAMA」(ほぼたま)を業務用市場に向けて新発売する。6月30日から全国に出荷。新たな食の価値観、多様性への対応の位置となる。
豆乳加工品をベースに、卵を使用せずに半熟状のスクランブルエッグのような見た目と食感を再現した。シェフが丁寧に手作りしたような半熟感を再現しているため、飲食店などで提供するメニューの付加価値を高めることができるとしている。

プレーンな味わいで、パンや野菜などと相性が良く、サンドイッチや朝食メニューなどに幅広く使用できるという。
キユーピーグループは、コーポレートメッセージの「愛は食卓にある。」に込めた想いの下、 「サラダ」と「タマゴ」を中心に、「おいしさ・やさしさ・ユニークさ」をもって世界の食と健康に貢献することを目指している。この「めざす姿」を実現するために2030年に「どうありたいか」を表した「キユーピーグループ2030ビジョン」では、①サラダとタマゴのリーディングカンパニー、②一人ひとりの食のパートナー、③子どもの笑顔のサポーター、の3つの視点を掲げている。

「もっとタマゴのおいしさと魅力を届けたい」「一人ひとりの食に寄り添っていきたい」「子どもたちの明るい未来を支えていきたい」という想いを具現化するため、プラントベースフードの開発にも取り組み、今回の「HOBOTAMA」を商品化した。
アレルギーなどさまざまな理由で卵を食べられない人にも寄り添うことができる商品になっている。

プレーンな味わいでメニューの汎用性があり、さらに鮮やかな色調でメニューに彩りを添えるため、活用の幅も広い。
主な提案先は飲食店(ファストフード、 ホテル)、 給食など。


HOBOTAMA概要
内容量、荷姿/120g、20袋
賞味期間/冷凍1年
価格/オープン
発売日/2021年6月30日
欧米で先行するプラントベースフード、卵代替商品も
プラントベースフードは、数年前から欧米で徐々に盛り上がりを見せ、店頭でも積極的な展開が見られるようになっている。主力は肉、もしくは乳製品の代替商品であるが、卵の代替商品なども開発されている。


近年は日本でも、健康志向の高まりと地球環境への配慮の観点などから、プラントベースフードへの関心が高まっている。
日本で最も卵を多く扱うとされるキユーピーとしても、卵に精通したメーカーとして今後も卵代替食品を中心にプラントベースフードのラインアップを拡充し、お客にさまざまな選択肢を提供する取り組みを広げていきたいとしている。