10Xが提供するネットスーパーのプラットフォームにシニア世代向け対応を追加、改正道交法による免許返納促進に対応
2022.06.02
小売チェーン向けEC(電子商取引)プラットフォーム「Stailer」を提供する10Xは、改正道路交通法の施行を背景に高まるシニアのネットスーパー利用ニーズに対応するため、シニア世代に向けた機能の追加を実施、高齢者がより使いやすく、安心して買物ができる環境整備を行った。

今回、10Xとしては免許返納と買物の関係に注目。5月13日に改正道路交通法が施行され、75歳以上のドライバーが免許の更新をする際、「一定の違反歴」がある場合には運転技能検査を義務付けるなど、「免許返納」を促す動きが進んだ。
一方で自主返納がなかなか進まない背景として、75歳以上の後期高齢者の運転の目的1位に「買い物のため」という調査結果があるなど同社としては「日々の買い物ができなくなる」「買い物難民化する」という不安が要因の1つとして考えられるとする。
さらにコロナ禍でネットスーパー全体の利用者数が増加したことに加え、60代、70代の利用の増加も見られることから、シニア世代(高齢者)が自宅で安全に買物ができるネットスーパーが社会インフラとして重要な手段となるとしている。
今回の機能追加はそうした時代背景に対応したものとなる。
シニア世代にとっては「ネットスーパーの使い方が難しい」「画面が小さく文字が見えづらい」などの課題も多いことから、今回、同社が提供するネットスーパーのプラットフォーム「Stailer」では、シニア世代がより使いやすくなるように文字サイズや色などについて機能を追加した。
これらの機能は、すでにStailerを提供する各小売事業者のネットスーパーやドラッグストアECにも順次反映される。追加した機能は次の3つ。
①文字サイズの拡大に対応
iOS、Androidの各OSや、各ブラウザにて提供する文字サイズの拡大機能に対応し、大きい文字で閲覧できるようになった。文字サイズを大きくした場合には、同時にボタンのサイズも大きくなり、タップしやすくなる。
②タブレット端末のレイアウト変更
iPad、iPad mini等のタブレット端末で表示した際のレイアウトを変更し、商品を比較、選択しやすい画像サイズ・文字で閲覧できるようになった。
③文字色の変更
可読性の向上を目指し、基本的な文字色について十分なコントラストを確保するよう調整を行った。
