新着記事

  • 2021.01.31

    イオングループの新フォーマット「パレッテ」はアルディ、リドルのようなハードディスカウントだ

    イオンが新会社パレッテを設立して開業した新フォーマットの「パレッテ」の1号店が、昨年12月5日、神奈川県大和市にオープンした。 イオングループには都市型小型店のまいばすけっとや経営統合したビッグ・エーとアコレがあるが、それらとは大きく異なり、売場面積が300坪以上はある比較的大きな店だ。訪店した感想は、「ドイツ発祥のハードディスカウントが日本にも出現した」というもの。 最近のアルディやリドルの大型店に比べると少し小さめだが、店内に入ればヨーロッパのハードディスカウントの「臭い」がする。コロナ禍明けには、価格競争が激化するとの声も多い中、そうした時代への布石となるか。 アルディ、リドルとの10の…

  • 2021.01.29

    再びの緊急事態宣言に伴う、スーパー・百貨店など小売各社の対応まとめ

    去る1月7日、政府は増え続ける新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大防止のために東京都と埼玉県、千葉県、神奈川県の1都3県を対象に緊急事態宣言を発出した。 さらに、それを追うように1月13日には2府5県(栃木県・岐阜県・愛知県・京都府・大阪府・兵庫県・福岡県)にも緊急事態宣言が発出されている。 期間は発出の次の日から~2月7日までだが、緊急事態宣言を受け今小売業界は、どのような対応策を講じているのかをまとめている。 営業時間変更のアナウンスをしたチェーン店(2021年1月時点) 1月7日の1都3県への緊急事態宣言では、一般の生活者にも20時以降の外出自粛、飲食店には20時以降の営業…

  • 2021.01.29

    第5回「生産性」と「効率」は意味が違う

    小売業、チェーンストア企業の方々と長いこと付き合ってきて、不思議だなと思っていることがあります。それは言葉の定義が曖昧なまま会話して、コミュニケーションが成立していないことに「気が付かない」ことです。そのために起きた問題をたくさん見てきました。しっかり、言葉を定義して使いましょう。これから、その認識が混同される言葉を紹介していきます。 小売業、チェーンストア企業の人が言葉の意味が曖昧でも平気な理由 小売業、チェーンストアのお客さま層の特性がその理由ではないかと常々思っています。 小売業、チェーンストアのお客さま層は不特定多数という特性を持っています。従って、小売業、チェーンストア企業は長年に渡…

  • 2021.01.27

    ウォルマートが店舗内に注文処理および配送拠点「ローカルフルフィルメントセンター」を設ける店舗を拡大

    ウォルマートは、自社の店舗を強みの1つと捉え、集荷、注文の処理、配送の拠点として活用する「ローカルフルフィルメントセンター(LFC)」として、複数の目的に役立つように変化させてきたが、お客の評価も高いことから該当店舗を拡大すると発表した。すでに数十カ所を計画する他、今後さらに拡大を図る意向だ。 LFCは、店舗に小型の倉庫機能が組み込まれた、もしくは追加されたもので、生鮮食品や冷凍食品も含め、消耗品から電子機器までお客の支持が高い数千アイテムを補完する。 さらにLFCでは、従業員が店内を歩いて棚から商品を集める代わりに、自動化されたロボットがLFC内のアイテムを集める。その後、それらのアイテムは…

  • 2021.01.26

    VRコマースとは?新しいショッピング形態として注目される仕組み

    新しいショッピング形態として注目されているVRコマースを知っているだろうか?オムニチャネルは、リアルな実店舗とインターネットのECサイトを融合した販売戦略として定着してきた。 実店舗で品切れの商品をECサイトから購入できたり、ECサイトの購入品を実店舗で受け取ったりできるのが顧客にとってのメリットだ。一方で、実店舗を利用するためには移動しなければならず、ECサイトでは実物を見られない点がデメリットである。 VRコマースは、実店舗に来店しなくてもリアル感覚でショッピングを楽しめるのが魅力だ。オムニチャネルのデメリットを解消した進化形の販売戦略といえるだろう。VRコマースとはどんな仕組みなのだろう…

  • 2021.01.25

    恵方巻の大量廃棄問題への対応はどうなる?各企業の施策を紹介

    店頭で繰り広げられる「恵方巻商戦」は、すっかり節分の恒例となった。だが、その風物詩に異変が起きているのをご存じだろうか? キーワードとなるのがう売れ残りによって発生する「大量廃棄問題」だ。 本記事では、恵方巻商戦が抱える課題やなぜ恵方巻の大量廃棄が発生するかについて解説。2021年の恵方巻の大量廃棄問題を振り返りつつ、2022年の恵方巻の大量廃棄問題がどうなるかについても言及する。 恵方巻の大量廃棄問題とは? 2月初めの節分の食べ物として、定着した感のある「恵方巻」。節分直前になると、百貨店やスーパーマーケット、コンビニエンスストアなどの売場に、大量の恵方巻が並べられる姿も、お馴染みになった。…

  • 2021.01.22

    EDLPとは?メリットや企業の導入事例、成功のポイントなどを解説

    小売業界では一般的に、期間を定めた短期的な値下げなどによって客数を増やし、売上げを高める手法が採用される。一方で、価格が変動すると販売数量も変化するため需要が安定しにくい上、価格変更に伴う作業が発生するため必要人時が膨らむ。また、価格を動かすため販売予測の精度も上がりづらく在庫過多が発生したり、それを値下げして処分することにかかわる作業コストがかかったりするのが難点だ。 そうした価格変動によるデメリットを解消する価格戦略として登場したのが「エブリデーロープライス(EDLP、毎日低価格)」である。売れ方が安定するので、店頭情報と生産計画の連動もしやすくなる。製造、流通、販売といったサプライチェー…

  • 2021.01.21

    「ニューリテール(新小売り)」とは何か?アリババが提唱する新戦略から学ぶ。

    近年、中国ベンチャー企業の成長は著しく、その勢いはとどまることを知らない。中でも2016年に登場して以降、世界から注目の的となっているのがアリババが推進する「ニューリテール戦略」だ。 ニューリテール(新小売り)とは何か? ビジネスに精通した人以外はなじみのない言葉だろう。ニューリテールの概念は、世界の小売業界を駆け巡り、新時代のムーブメントとなった。この記事では、ニューリテールの基礎的な意味から、ニューリテール戦略を提唱し、その代表的存在となっているアリババの成功事例をピックアップし、具体的にご紹介する。 ニューリテールとは何か? ●未来を見据えた新たな小売システム リテール(Retail)と…

  • 2021.01.20

    アバター接客とは?特徴やメリットを最新事例を交えて解説

    新型コロナウイルスの影響で、人と人との接触が制限されてしまう昨今。感染拡大を防ぐための国民の外出自粛は、さまざまな業種に影響を及ぼし、多くの小売業者にも大打撃を与えている。 消費者としては人の集まる場所には行きづらく、売り手側としても多数の来客と触れ合うのはリスクが伴うからだ。そんな双方の懸念を解決へと導く新たなサービスの形として、アバター接客の導入が注目を集めている。 新技術を盛り込んだ非接触型の接客システムは、私たちにどのような恩恵をもたらす可能性を秘めているのか。アバター接客の解説や具体的なメリット、実際の導入事例まで詳しく紹介する。 「アバター接客」とは? アバター接客とは、従業員が来…

  • 2021.01.20

    紀ノ國屋が、店内で育てられるInfarm(インファーム)のハーブ・野菜を日本第1号として販売開始、アジアでも初展開に

    世界で急成長しているベルリン発の都市型農場野菜のプラットフォーム「 Infarm(インファーム)」が1月19日、アジア初の展開として紀ノ国屋インターナショナル(青山店)での販売を開始した。今後順次、Daily Table KINOKUNIYA西荻窪駅店(東京・杉並)、サミットストア五反野店(東京・足立)での販売を開始していく。3店舗に加え、4月までに首都圏での複数店舗の展開も予定している。 東京都内3店舗のスーパーマーケットを皮切りに、アジア初の出店地として日本での展開を開始。紀ノ国屋インターナショナル(青山店)では1月19日から店内に設置された「ファーム(畑)」で栽培されたハーブの販売を開始…

  • 2021.01.19

    ライフコーポレーションが日本ユニシスと共同開発したAI需要予測自動発注システムを全店に導入

    ライフコーポレーションは、日本ユニシスと共同開発したAI(人工知能)需要予測による自動発注システム「AI-Order Foresight」を導入し、2021年2月までにライフ全店舗で稼働を開始する。 システム導入によって対象商品の発注作業時間の5割超の削減を目標とし、その時間を活用してお客への対応や売場メンテナンスの強化を図り、顧客満足度の向上と従業員の働きやすい環境の構築を目指す。 発注数を自動算出、メンテナンスも不要 ライフコーポレーションでは、ドライグロサリーを対象とする自動発注システムをすでに導入していたが、販売期間が短い牛乳などの日配品を対象とした高精度な自動発注システムの導入には至…

  • 2021.01.18

    世界のプラントベースは「ダイバーシティ」の時代へ

    世界のプラントベース(植物由来)食品が、ますます進化を遂げている。 植物性食品に関連した用語としては、ヴィーガン、ヴェジタリアン、そしてプラントベースがあるが、当社のアンケート結果によると、世界の消費者は「プラントベース」という言葉に、味、健康、価格などさまざまな観点で「最も魅力的である」というイメージを持っている。 これは、植物性食品が特定の信条を持つ限られた層から、一般の消費者へと広がってきていることを意味する。プラントベースを訴求した新製品食品点数は、過去5年間で年平均37%の伸びを示しているから驚きだ。当社で毎年発表している「世界の食品トップ10トレンド」でも、毎年このプラントベースが…

  • 2021.01.15

    AIカメラの活用で店舗運営を効率化|最新事例を交えて徹底解説

    AI(人工知能)カメラに多くの人が抱くイメージは、防犯や監視対策のシーンなどであろうか? だがいま、AIカメラはさまざまな業種で利用され、さらに進化を遂げている。広視野角・高精細と高い画像処理技術で、さまざまな環境に対応できるまでになっている。 そして、進化したAIカメラを活用すれば、商業施設やリアル店舗にはさまざまなメリットが生じてくるのだ。それでは、なぜリアル店舗にAIカメラは有益なのか、ここではその大きな利点を実例も交えて分かりやすく解説していく。 AIカメラって何? 防犯対策をはじめ、さまざまなシーンで活用されているAIカメラの一番身近な例はスマートフォンである。いまでは、スマホのカメ…

  • 2021.01.13

    緊急事態宣言の発令再び、『新型コロナ対応と急速に進んだDX』について考える

    年明け早々、1月7日に関東の一都3県に緊急事態宣言が発令されることになった。さらに13日、その範囲は関西の3府県に加え、愛知県、岐阜県、福岡県、栃木県にまで拡大された。 緊張感が高まった昨年の春、4月に出されて以来、再度の宣言発令となってしまった。 春の緊急事態宣言時、外食や商業施設は休業を要請され、人々は不要不急の外出を自粛するように呼びかけられた。結果として、必需品を販売するスーパーマーケット(SM)には多くのお客が訪れることとなり、これらの店の売上げを押し上げることになった。 新型コロナウイルス感染症の予防対策についても、場合によっては入場制限をしながらアルコール消毒や距離を開けるための…

  • 2021.01.11

    オンライン開催の世界最大のテクノロジー見本市CES2021をリアルで体験できる場をb8taが提供、「CES2021 JAPAN TECH @b8ta」開催

    b8ta Japanは、2021年1月にオールデジタルで開催される「世界最大のテクノロジー見本市CES2021」に合わせ、「JAPAN TECHパビリオン」の展示品をリアルに体験できる「CES2021 JAPAN TECH @b8ta」を、2021年1月9日~17日に、b8ta Tokyo–Yurakuchoで開催。b8ta Tokyo–Yurakucho店内に特設エリアを設け、新しいテクノロジーをじかに触れられる機会を提供する。 CES は全米民生技術協会 (CTA)が主催し、毎年1月に米国ネバダ州ラスベガスで開催される世界最大のテクノロジーの見本市。21年は新型コロナウイルスの影響もあって…

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