インタビュー

  • 小売業が目指すべきは「デジタルマーケティング業」 西友大久保恒夫社長

    異端の店舗担当が経営戦略担当に抜擢、そして業務改革の事務局に  総合量販店のナショナルチェーンだった西友は現在では本州での展開に特化したスーパーマーケット(SM)企業になっている。買収によってウォルマート流のディスカウントに向かっていた時期もあったが、昨今では株主変動によって、その要素は残しつつも独自の商品・販売政策の質販店を志向する。まさに激動の西友の社長を務めるのはイトーヨーカ堂出身、コンサルタントの経験も豊富な大久保恒夫氏。大久保氏が目指すとする「デジタルマーケティング業」の姿とは。  西友社長の大久保恒夫(おおくぼ・つねお)氏は、小売業の専門経営者といえる。イトーヨーカ堂出身で、その後…

    2024.11.13

  • 「ライフらしさ」という独自性の追求 岩崎高治社長

    企業改革により売上高業界ナンバーワンSMへ、協会会長として業界全体も変えていく  巨大企業のトップとして着実に改革を進め、さらに業界団体のトップとして業界全体のために行動を起こしていく。ライフコーポレーション社長にして日本スーパーマーケット協会会長を務める岩崎高治氏はいま、何を目指すのか。  ライフコーポレーションは売上高約8000億円、売上高規模で日本一のスーパーマーケット(SM)である(※)。しかも、M&A(合併・買収)などではない自前での成長だけでこの規模を築いた。  2024年10月時点で首都圏に144店、近畿圏に168店の全312店を展開する巨大SM企業を率いるのが、06年3…

    2024.10.29